<基本情報>
施策課題 43201000 地域特性を活かした特色ある公園緑地の整備 作成課 環境局緑政部公園緑地課
基本政策 環境を守り自然と調和したまちづくり 政策の
基本方向		 緑豊かな環境をつくりだす 基本施策 魅力ある公園緑地や水と親しむ空間の整備
関係課 総合企画局都市経営部　環境局緑政部霊園事務所　港湾局港湾整備部事業計画課
<施策概要>
当該施策によって
解決すべき課題		 　本市で最も歴史のある総合公園である富士見公園は、老朽化に伴い、都市部の貴重なオアシスとしての機能が損なわれている状態であり、その機能回復が課題となっている。生田緑地の岡本太郎美術館や日本民家園などの施設、等々力緑地の陸上競技場、桜並木など市民が楽しめる施設が多数あり、これらを観光資源と位置づけ、より魅力ある公園緑地となるよう有効活用を図って行く。また、河川や水路などの緑と一体となった水辺空間は、良好な都市景観、憩いとやすらぎの場、多様な生物の生息場所であることから、水とふれあい親しむ機会の確保が求められている。
施策の概要 　富士見公園及び周辺市民利用施設の総合的・一体的な整備に向けて富士見周辺地区整備基本計画を策定する。富士見公園は、野宿生活者自立支援事業とあわせて環境整備を実施する。生田緑地は、主にばら苑及び周辺地区、東生田2丁目地区の用地取得、施設整備を進める。等々力緑地は災害時の広域避難場所となる中央グラウンドの整備を進める。菅生緑地は、宮前区市民健康の森として、市民との協働で整備を進める。緑ヶ丘霊園及び早野聖地公園は墓所を市民に供給しながら憩いの場,安らぎの場としての環境の創造を図って行く。東扇島東緑地は、国の直轄事業により整備し、市民などへ親水性のある豊かな緑地空間を提供する。
<成果の説明>
解決すべき課題に
関する
当該年度の主な成果		 　新たな富士見周辺地区整備基本計画の策定に向け、素案の見直しの検討を行った。
　富士見公園は、公園機能の回復・増進のため、２００６年度のコミュニティーガーデンを含めた環境整備工事に向けた基本計画・実施設計を市民との協働作業で作成した。公園緑地の魅力づくりの観点から、生田緑地は「ばら苑」に通じる園路・休憩コーナーの整備。等々力緑地では、「愛・地球博」に出展された風力・太陽光発電モニュメント7基の寄贈を受けて陸上競技場メインアプローチ整備工事に組入れて設置した。菅生緑地では、見晴しスポットとなる展望デッキを整備した。これらの整備により、市民が観光・行楽を楽しめる特色ある公園緑地の有効活用ができる整備を実践した。墓園事業では、緑ヶ丘・早野の両墓園で７２０箇所の墓所を自然的環境のもとで整備した。
　東扇島東緑地は、本市で初めての人工海浜などが整備される海辺の公園として、国の直轄事業により整備を実施しており、早期の完成が図れるよう取組みを行った。		 　 　 　
評価結果
Ｂ
<社会環境の変化等とその対応の方向性>
社会環境の変化や
課題解決を阻害する
要因等		 ■ あり 　 □ なし 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　大規模公園緑地（墓園を含）の都市計画決定区域内では、建築制限等の制限があるため、地権者からの買取り要請には、財政的に許される範囲で、できるだけ早期に買取り整備することが望ましい。「平成16年度包括外部監査の結果に添えて提出された意見」で述べられた。
　また、都市計画事業地内においては、国庫補助事業による用地取得が着実に進められるが、都市計画決定区域内では事業地化への時期・財源確保の課題などから、用地先行取得制度の適用が大変、難しい状況にある。
今後の対応の方向性 　既に買取り申請がある用地については、国庫補助金等の財源の確保に努めて整備を推進するほか、用地先行取得制度の活用方策を庁内的に検討する。また、現実的に住宅密集地になっていて事業化の見通しが立たない区域については、都市計画上の必要性を考慮しながら居住者の意向を踏まえ、都市計画決定の見直しができるか、都市計画を所掌する部局との協議を進めていく。
　
<参考指標>
指標名① 生田緑地ばら苑周辺地区用地取得面積
指標の説明 　ばら苑は、旧向ヶ丘遊園の跡地で整備がなされていて取得すれば利用活用が可能となる。なお、ばら苑は、春と秋に多くの市民が訪れる観光スポットととして親しまれている。
取得目標　約7.4ha
指標の方向性 ■ 大きいほどよい □ 小さいほどよい □ 現状維持 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
実績値 現状（計画策定時） 2005年度（見込み） 2006年度 2007年度
3.10 ha 6.10 ha 6.90 ha 7.40 ha
指標名② 早野聖地公園新形式墓所整備箇所数
指標の説明 　多摩丘陵の豊かな自然的環境と共生する早野聖地公園の基本計画に基づいて、2020年度を計画目標として２３,８８６箇所（新形式１９,０００箇所）の墓所を整備する。
指標の方向性 ■ 大きいほどよい □ 小さいほどよい □ 現状維持 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
実績値 現状（計画策定時） 2005年度（見込み） 2006年度 2007年度
9,652.00 箇所 10,252.00 箇所 10,602.00 箇所 10,952.00 箇所
<事業費> (単位：千円)
年度 2005年度 2006年度 2007年度
予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費 3,550,086 3,456,929 4,903,545 3,969,461 0 3,841,965 0 0
<配下の事務事業一覧>
事務事業名 達成度 事務事業名 達成度
富士見周辺地区整備の推進及び調整 c 富士見公園整備事業 c
生田緑地施設整備事業 a 公園緑地計画調査事業 c
等々力緑地施設整備事業 b 菅生緑地施設整備事業 d
緑ヶ丘霊園整備事業 c 早野聖地公園整備事業 c
東扇島東緑地整備事業 a