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宮前区の現状と主な課題 (第2期)

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宮前区の現状と主な課題

  • 宮前区は、多くの地域が丘陵地であり、坂道が多いなどの地形上の特性があるため、放置自転車などの問題が比較的少ない反面、駅、病院、区役所などの公共機関等への機能的なアクセスが課題となっており、今後は区内の交通網の充実を図る必要があります。
  • 田園都市線の沿線や各駅を中心に郊外住宅地として発展してきた宮前区では、区内に地域生活に必要な商業やサービス業等の集積が不足しています。そのため、宮前平・鷺沼駅周辺を中心に身近な買い物等ができる地域の生活拠点づくりを進める必要があります。
  • また、歩行者等の安全性の向上を図るため、道路の整備や橋りょうの耐震対策などを行い、安全で災害に強いまちづくりを推進するとともに、緊急災害時に備え、日頃からの防災意識の醸成や災害発生時の被害軽減を図る取組を、帰宅困難者への対応を含め、充実していく必要があります。
  • 近年、犯罪が複雑・多様化する中で、特に市境や区境では、行政区域を越えた取組が必要となることから、犯罪情報の共有や地域ぐるみでの子どもの見守りの取組を強化するなど、市境や区境を越えて地域の住民や区役所、警察等が連携した防犯活動の取組を推進するとともに安全対策の充実を図っていく必要があります。
  • 宮前区では、18歳未満の子どもの数や6歳未満の乳幼児数が7区のうち最も多く、区の人口に占める比率も高くなっています。居住期間が短いことや、核家族が多いことなどから、子育てに不安をかかえ、孤立しがちな世帯をなくすよう、家族のみではなく、地域で子育てを支えることが課題となっています。
各区の子ども数及び乳幼児数とその割合
  • また、子育て中に生じる悩みなどを気軽に話し、相談できる広場や交流会などをさらに充実していく必要があります。
  • 一方、7区の中で、2004年までは最も高齢化率が低くなっていましたが、近年高齢化が急速に進展しています。他区と同様に高齢者のみの世帯も増加し、ひきこもりがちになる高齢者が多い状況となっており、地域で支え合うしくみづくりなど、高齢者をはじめとして誰もがより住みやすい環境を整備する必要があります。
各区の高齢化率の推移と高齢化率の伸び率
  • 宮前区は、平瀬川、矢上川及び有馬川などの河川、生田緑地や菅生緑地、東高根森林公園等豊かな環境資源や、影向寺等の歴史的な文化遺産などに恵まれています。一方で、宅地開発などにより緑が減少しており、環境を守り自然と調和した緑豊かな魅力あるまちづくりが課題となっています。
  • 2008年3月にまとめた、かわさき市民アンケートにおいても、生活環境満足度の1位には「公園や緑の豊かさ(68.5%)」、2位には「家の周りの静けさ(68%)」が挙げられ、身近な緑や生活環境への満足度が高くなっています。
  • このため、今後は区民との協働により、生田緑地や菅生緑地をはじめ、川崎の北の玄関口である東名川崎インターチェンジ周辺の緑化推進やサイン計画など、緑の創出や良好な景観形成を進める必要があります。
宮前区生活環境満足度
  • 宮前区では、町内会・自治会等を中心とした地域活動や福祉・環境などの分野での市民活動が活発に行われている反面、丘陵地で坂道が多く移動が困難なことなどから、地域に身近な場所へのさまざまな活動のための拠点づくりが求められています。また、地域における生涯学習や市民活動を支援するため、生涯学習拠点施設の整備を進めています。
  • 今後は、こうした地域の拠点づくりに向けた取組を進めるとともに地域活動団体と市民活動団体との連携を強化し、地域の課題解決を図るとともに、シニア世代の知識と能力を活用するなど、生きがいの創出や生活の充実を図りながら、市民と行政が協働して、よりよいまちづくりを実現していくためのしくみづくりを進めていく必要があります。
  • また、2006年から本格実施した宮前区区民会議は、区における地域社会の課題を的確に把握した上で、地域で解決を図るための方策などについての調査審議を行うために設置しています。地域社会が抱えるさまざまな課題を地域で解決していこうとする取組が各地域で少しずつ広がりを見せています。
  • これらを踏まえ、将来に向けて、区の特性である豊かな自然環境を大切にしながら、個性ある生活利便性の高いまちづくりを計画的に進めていく必要があります。

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

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