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サンキューコールかわさき

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基本施策 6-3-(1) 多摩川の魅力を活かす総合的な取組

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(1)多摩川の自然環境の保全

現状と課題

  • 多摩川は貴重な自然空間として、また時代ごとに少しずつその趣を変えながら、昔から人々に多くの恵みを与えてきました。これからも、この自然豊かな河川環境を将来に継承するとともに都市の景観形成に活かし、自然環境と調和したうるおいのある街なみ形成を進めていくことが重要となっています。
  • 昭和初期には稲田堤の桜が名所として賑わった例などがあり、地域の歴史や特性を踏まえながら、多摩川のイメージアップに資する風景づくりが求められています。
  • 多摩川の河川環境の保全・育成に向けては、市民一人ひとりの自然環境に対する意識の向上を進める必要があります。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 地域の歴史性や特性を踏まえ、国のスーパー堤防事業や沿川市街地の整備などにあわせて、桜や松など地域の景観と調和した河川沿いの植樹を実施します。
  • 民間開発の緑化協議の場において、植樹が行われるよう事業者との協議に取り組みます。
  • 多摩川景観形成ガイドラインを活用し、多摩川と周辺市街地との自然環境の調和した魅力的なまちづくりをめざし、景観デザイン等に対する事業者への誘導を図ります。
  • 多摩川の水辺を活かした体験型環境教育・学習事業を行うなど、参加型の教育を実施します。
具体的な事業と事業目標 表

(2)多摩川における市民活動の育成・支援

現状と課題

  • 市街地に近接した多摩川は、市のシンボルのみならず、首都圏における貴重な自然空間であり、歴史的・文化的資源です。
  • 多摩川を舞台とする市民活動のネットワークを活かしながら、多摩川の魅力的な資源を継承・発掘し、より多くの市民に情報発信する取組を市民と協働して進める必要があります。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • NPO等の市民活動団体との協働により、多摩川を活用したより効果的な環境学習の展開に向けた検討を行います。
  • 市民の情報の受発信や活動の拠点である二ヶ領せせらぎ館を中心に、展示活動やイベントの実施などの市民活動を支援することにより、市民活動のネットワークを広げ、また市民と行政のパートナーシップを推進します。
  • 多摩川の水辺を活かした自然体験活動の場である「水辺の楽校」を支援するとともに、大師河原地区の水防センターにおける市内3校目の水辺の楽校の設立を支援します。
  • 多摩川の魅力を活かす通年のイベントとして、総合的なシンポジウム等を市民活動団体等と協働で開催し、市民共有の財産である「母なる川・多摩川」への意識を深めます。
具体的な事業と事業目標 表

(3)多摩川の利用環境の向上

現状と課題

  • 多摩川は市街地に近接した貴重な自然空間ですが、より多くの市民が一層身近に感じられるよう、多摩川へのアクセスの向上を図るとともに、親しみを感じられる河川空間の創出を進めることが必要です。
  • 多摩川緑地は運動公園として位置付けられており、河川や河川敷の有効活用・市民開放という観点から、運動施設や多目的広場などがこれまで整備されてきましたが、時代の変遷とともに利用者のニーズに変化が生じています。
  • 河川敷では、ごみの投棄やマナーの悪い利用実態もあることから、誰もが河川敷を気持ち良く利用できるよう、かけがえのない多摩川という共通した認識を育む取組が必要です。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 自然環境との調和を図りながら、緑地・駐車場の再整備や既存施設の改修・再配置等、利用者の利便性の向上に向けた取組を進めます。
  • 誰もが気軽に多摩川に訪れることのできるよう、トイレ等の快適環境創出のための施設整備及び河川敷へのアクセス改善を進めます。
  • 河川敷の運動施設等を誰もが快適に利用できるよう、適正な維持管理を進めます。
  • 多摩川緑地の駐車場や運動施設の整備にあたっては、施設の適正管理のため、整備水準の向上にあわせて利用者負担の原則にのっとった負担のあり方について検討します。
具体的な事業と事業目標 表

(4)多摩川の流域自治体や市民団体との連携

現状と課題

  • 多摩川は河口から源流部まで約138kmにも及び、関係する自治体が多いことから、多摩川の環境の保全やさらなる改善などを進めていくためには、国や他の流域自治体と連携することが必要です。
  • 多摩川は貴重な自然空間であり、また市民共通の財産であるという市民意識の向上を図るため、多摩川を対象に活動を行っている市民団体との連携を図り、多くの市民参加を促進することが重要です。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 多摩川の水辺を活かした自然体験活動の場である「水辺の楽校」を支援するとともに、大師河原地区の水防センターにおける市内3校目の水辺の楽校の設立を支援します。
  • 多摩川の魅力を活かす通年のイベントとして、総合的なシンポジウム等を市民活動団体等と協働で開催し、市民共有の財産である「母なる川・多摩川」への意識を深めます。
  • 国と流域の市町村で構成される「多摩川流域協議会」を活用し、流域の市民団体のネットワーク組織である「多摩川流域ネットワーク(TBネット)」を支援します。
とどろき水辺の楽校の活動の様子

とどろき水辺の楽校の活動の様子

具体的な事業と事業目標 表

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

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