基本施策 5-5-(1)　民間活力を活かした魅力ある広域拠点の形成

実行計画について
政策体系
政策体系別計画を構成する7つの基本政策と体系数
基本政策　目次
政策の執行を支えるその他の事務事業・経費
区計画
政策体系別計画事業費

• 川崎駅周辺地区においては、東口地区では商業、業務などを中心とした都市機能が集積しており、西口地区では、都市型住宅や商業、文化機能を中心とした再開発や研究開発拠点の形成が進んでいます。さらに、羽田空港の再拡張・国際化に対応した都市の再整備を適切に誘導・促進し、広域的な集客機能を備えた活力と魅力にあふれた広域拠点の形成を推進します。
• こうした中で、駅周辺の回遊性・利便性の向上やバリアフリー化、放置自転車対策などの課題に対して取り組むことにより、川崎市の中心的な広域拠点としてその機能強化を推進する必要があります。

• 東口駅前広場の再編整備によりバス停と地下街の高低差を解消し、バリアフリー化を図るなどの川崎駅周辺整備計画に基づく総合的な取組により、川崎市の玄関口にふさわしい賑わいとゆとりのある駅前広場の整備と魅力ある景観の創出を推進します。
• 新たな改札口とあわせた北口自由通路を整備することにより、東西自由通路の混雑を緩和するとともに、駅東西の回遊性及び利便性の一層の向上を図ります。
• 西口地区の歩行者動線を強化するため、ペデストリアンデッキ整備に向けた取組を進めます。
• 東口駅前広場再編整備にあわせた総合的な放置自転車対策に取り組み、安全で快適な歩行空間の確保を図ります。
• 川崎駅北口地区第2街区では、民間で行われる建替事業を支援し、良好な街並み形成の誘導を図るとともに、歩行空間の機能強化を推進します。

• 小杉駅周辺地区においては、現在、大規模工場跡地等での民間活力を活かした再開発事業等により商業、業務、研究開発、文化交流、都市型居住等の機能の集積が進められています。今後、まちづくりの推進にあわせ、個性と魅力にあふれる広域拠点として、より一層の都市機能の強化や新たな玄関口にふさわしい都市景観の形成などに向けて取り組む必要があります。
• JR横須賀線・武蔵小杉新駅の開業による交通結節機能の強化を図るとともに、幹線道路網の整備を推進し、都市基盤の強化を進める必要があります。
• さらに、北側地区においても広域拠点としての諸機能が適切に融合した新しいまちづくりを推進する必要があります。

• 再開発事業等による民間活力を活かしたまちづくりを推進するとともに、幹線道路の整備を進め、魅力と活力にあふれた広域拠点としてのまちづくりを推進します。
• あわせて、新中原市民館や新中原図書館など公共・公益施設の駅周辺への再配置を行い、駅を中心とした利便性の高いまちづくりを重点的に進めます。
• さらに、JR横須賀線・武蔵小杉新駅の整備を推進し、都心方面への交通機能の強化を行うことにより、小杉駅周辺地区の一体的な広域拠点の形成を図ります。
• 地域が主体となったまちづくりの取組に向けたコミュニティの形成、育成、まちの維持管理体制の確立などを担う「NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント」、民間事業者及び行政による協働のまちづくりを推進します。
• 「小杉駅周辺地区将来構想」に基づき、多様な機能が集積する総合的なまちづくりを推進します。

• 新百合ヶ丘駅周辺地区においては、駅北側の万福寺地区における土地区画整理事業の順調な進捗とともに、昭和音楽大学や、「しんゆり・芸術のまち」を推進する中核施設として整備されたアートセンターなどの地域資源を活かした、良好な自然環境と融合した芸術文化都市の創造に向けた取組が進められています。
• こうした中で、駅周辺においては、商業、業務機能等が集積することに伴う交通量の変化などに対する交通環境の向上や、バリアフリー化など安全で快適に暮らしやすいまちづくりに向けた取組が必要となっています。

• 個性豊かな文化芸術振興の推進と安全で快適な交通環境の向上に向けた取組を計画的に推進します。
• 周辺の土地利用や交通基盤の整備による交通環境の変化を把握し、課題整理や対応策の検討を行います。
• 駅北口のバリアフリー化を図るため、エレベーターの整備を推進します。