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サンキューコールかわさき

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多摩区の現状と主な課題 (第1期)

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1 区の概況と特性

  • 北を多摩川が流れ、南に多摩丘陵が広がる多摩区は、1972年4月に政令指定都市に移行したのに伴い誕生しました。1982年7月には、区の北西部が麻生区として分区され、2002年に区制30周年を迎えました。
  • 「多摩川梨」など全国的に有名だった果樹栽培も、近年は都市化が進み、耕地面積が減少していますが、二ケ領用水沿いには観光農園等が比較的多く残っています。
  • 多摩丘陵に位置する生田緑地などにはまとまった緑があり、多摩区は多くの農地や緑が残っている地域です。この生田緑地には、岡本太郎美術館や日本民家園をはじめとして、青少年科学館、伝統工芸館などの文化施設が点在し、外国人も訪れる観光名所となっているとともに、四季折々の表情を見せてくれる自然探勝路や野鳥の森、ばら苑などもあって、市民の憩いの場となっています。緑地内の枡形山広場には展望台があり、新宿副都心の高層ビル街や富士山、丹沢山系などが一望できます。この他にも、フルーツパークや緑化センター、二ケ領せせらぎ館など緑や水をテーマにした施設があり、自然豊かな区域を形成しています。
  • また、区内には、専修大学、明治大学、日本女子大学という3つの大学があり、学生など若者たちと協働でまちづくりを進める土壌がある区域といえます。

2 区の現状と課題

  • 2002年6月に20万人を超えた多摩区の人口は、今後も緩やかな人口増加を続けることが見込まれ、その後は2020年の21万4千人をピークに、減少傾向に転ずることが予想されます。
  • 区では、単身世帯の割合が38%で、年齢別では、特に25歳未満の単身世帯が14.6%と7区の中で最も高くなっており、若者が多いという特徴がありますが、今後は高齢化が進んでいくと予想されており、高齢者がいつまでも元気に暮らしていけるよう、地域での支援システムの構築が重要な課題の一つとなっています。
世帯主の年齢別世帯人員別世帯数割合
  • また、スポーツは子どもからお年寄りまでの健康増進の重要な要素であり、誰もが、いつでも、どこでもスポーツ・レクリエーション活動に親しむことができる生涯スポーツの振興に向け、市民のスポーツ環境づくりが求められています。
  • 近年、女性の就労割合の上昇や育児休業制度の整備等によって、出産後も保育所を利用して就労を継続する傾向が強くなっていますが、多摩区においても、保育所の入所希望者が増加するとともに、一時保育や夜間保育など、多様な保育サービスの充実が求められています。
  • このため、これらの子育て中の若い世代に対して、育児に関する情報やノウハウを提供し、交流の場を整備するなど、次世代を担う子どもたちが健全に育つ環境を整備するとともに、安心して子育てができるまちづくりを進めていく必要があります。
  • 自然環境では、多摩区の公園緑地面積(2003年度末)は129.3haと7区中最大で、多くの緑や農地が残っています。特に多摩丘陵に位置する生田緑地は、市民の憩いの場となっており、約117haの広大な緑の中には、蛍やトンボなどの昆虫や多様な動植物が生息しており、貴重な自然が残されています。
  • こうした都市における緑や多摩川・二ケ領用水などは、市民の生活にうるおいとやすらぎを与えてくれるかけがえのない財産です。今後とも区民と行政との協働で、貴重な緑や水の保全に努めていくことが求められています。
  • また、この地域資源である生田緑地とそこに点在する文化施設の有効な活用策について、地域の知的資源である大学や関係機関などと協働して検討し、周辺地域の活性化を図っていく必要があります。
公園緑地の区別設置状況
  • 2004年7月にミューザ川崎シンフォニーホールがオープンし、各区における「音楽のまち・かわさき」の取組が活発に行われていますが、多摩区においても、緑豊かな生田緑地を会場にした区民参加の音楽事業を展開しています。今後とも、地域におけるさまざまな音楽事業を推進して、発表の場と音楽にふれる機会の提供が必要となっています。
  • 現在、登戸・向ヶ丘遊園地区では、本市の地域生活拠点として、また、多摩区の商業・業務の中心地区としてふさわしいまちをめざして、登戸土地区画整理事業が進められており、これまでの(2004年度末)仮換地指定面積は、約43%の進捗率となっています。
  • 近年、事業区域の街なみの整備が進むにしたがって、区民のまちづくりや事業に対する意識がますます高まってきています。すでに目に見える形で整備が進捗している多摩病院や登戸駅舎の橋上化など、今後も地域の一体性と安全性、利便性の向上並びに拠点機能の充実・強化を図るため、より一層重点的に取り組んでいくことが求められています。
  • 区内には、JR南武線と小田急小田原線・京王相模原線の鉄道駅が9駅あり、このうち7駅・5地区を自転車等放置禁止区域に指定しています。しかしながら、区域の大半が鉄道駅から1km圏内に含まれているため、駅までの交通手段として、いずれの駅も自転車が多く利用されており、駅周辺における放置自転車対策が地域の大きな課題となっています。
  • 今後は、自転車等駐車場(駐輪場)や保管場所の確保、放置禁止区域の指定箇所の拡大、自転車利用者へのマナー向上啓発活動のほか、自転車利用環境の整備が急務となっています。
  • また、自然災害から区民の生命や財産を守るために、五反田川・二ヶ領本川流域の約400haの浸水被害への不安を解消するための基盤整備が求められています。
  • 区役所では、迅速で的確なサービスを提供していくために、品質保証の国際規格であるISO9001の認証を取得しました。今後とも便利で快適な区役所サービスの効率的・効果的な提供に向けた取組を進める必要があります。
多摩区内駅周辺における放置・駐車自転車台数(民営駐車場を除く)

お問い合わせ先

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