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サンキューコールかわさき

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宮前区の現状と主な課題 (第1期)

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1 区の概況と特性

  • 宮前区は、本市の北西部に位置し、古くから農村地域としての営みが行われてきました。1889年(明治22年)の市制・町村制の実施により、宮前村と向丘村が生まれ、1982年7月高津区から分区し、宮前区となりました。
  • 区域は、1966年の田園都市線や1968年の東名高速道路の開通とそれに伴う東名川崎インターチェンジの開設などにより飛躍的に交通が発達しました。東京都心から30km圏内にある郊外住宅地として開発が進み、今もなお集合住宅の建設などが進行しています。
  • 人口は分区時の約15万人から増加の一途をたどり、近年は20万人を超えて、7区のうち1、2位を競っています。昼間人口と夜間人口との差は市内で最も大きく、典型的な郊外住宅地の特徴を表しています。
昼夜間人口比較
各区新規開発許可面積(2003年度)

2 区の現状と課題

  • 宮前区では、出生率や子どもの数が7区のうち最も高くとなっています。居住期間が短く、核家族が多いことなどから、子育てに不安を抱えたり、孤立しがちな子育て世帯が増えてきており、家族のみではなく、地域で子どもを育てることが課題となっています。今後、子育て中の親が気軽に話をしたり、相談できる子育てサロンの設置など子育て支援を充実させる必要があります。
  • 一方、他区と同様に高齢者のみの世帯も増加し、ひきこもりがちになる高齢者が多い状況となっており、地域で支え合うしくみづくりなど、高齢者をはじめとして誰もがより住みやすい環境を整備する必要があります。
  • また、学校教育だけでなく、子どもから高齢者まで生涯を通じて学び、成長できる生涯学習を推進するため、生涯学習拠点施設等の環境整備を図る必要があります。
各区出生率
  • 宮前区の交通機関は、区内を横断する田園都市線を中心に発達してきました。区内の多くの地域が丘陵地で覆われ、坂道が多いなどの地形上の特性があるため、放置自転車などの問題が比較的少ない反面、駅、病院、区役所などの公共機関等への機能的なアクセスが課題となっており、今後は区内の交通網の充実を図る必要があります。
  • また、歩行者等の安全性の向上を図るため、道路の整備や橋りょうの耐震対策などを行い、安全で災害に強いまちづくりを推進していく必要があります。
  • 私鉄沿線や各駅を中心に郊外住宅地として発展してきた宮前区では、区内に地域生活に必要な商業やサービス業等の集積が不足しています。そのため、宮前平・鷺沼駅周辺を中心に身近な買い物等ができる地域の生活拠点づくりを進める必要があります。
  • 宮前区は、平瀬川、矢上川及び有馬川の3河川、生田緑地や菅生緑地、東高根森林公園等豊かな環境資源や、影向寺等の歴史的な文化遺産などに恵まれています。宅地開発などにより緑が減少している中、環境を守り自然と調和するとともに、緑豊かな魅力あるまちづくりが課題となっています。
宮前区のイメージ
  • 2002年度に実施した、川崎市政及び区政に関する市民1万人アンケートにおいても、区のイメージは、(1)自然が豊か(30.7%)(2)まちの景観がよい(26.2%)など上位は、さまざまな環境に対するイメージが多く、環境に対する区民の関心も高くなっています。
  • このため、今後は川崎の北の玄関口である東名川崎インターチェンジ周辺の緑化推進など、緑の創出や史跡の保全を進める必要があります。
  • 区では、町内会・自治会等を中心とした地域活動や福祉・環境分野などの市民活動が活発に行われています。
  • 今後は、こうした地域活動団体と市民活動団体との連携を強化し、地域の課題解決を図るとともに、シニア世代の知識と能力を活用するなど、生きがいの創出や生活の充実を図りながら、市民と行政が協働して、よりよいまちづくりを実現していくためのしくみづくりを進めていく必要があります。
  • これらを踏まえ、将来に向けて、豊かな自然環境を大切にしながら、個性ある生活利便性の高いまちづくりを計画的に進めていく必要があります。

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

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