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サンキューコールかわさき

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基本施策 4-3-(1) 多摩丘陵の緑の保全と育成

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(1)樹林地等の保全

現状と課題

  • 緑豊かなまちづくりをめざすとともに、良好な自然環境を次世代に継承するため、多摩丘陵に残された樹林地等の保全を進める必要があります。
  • 多摩川の崖線を形成する斜面緑地や市北部の多摩丘陵の一角を形成する樹林地は市民生活にうるおいを与えるとともに、地球温暖化の防止、生物多様性の保全、地下水保全等の効果が期待できるため、これを保全していく必要があります。
  • 2007年度末時点で緑地保全制度等により保全された緑地は約94ヘクタールですが、一方で民間開発や相続などを契機とした緑の減少が見られることから、引き続き積極的に保全を進めていく必要があります。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 特別緑地保全地区、緑の保全地域及び緑地保全協定地等の緑地保全制度について地権者に理解をいただき、本市に残る樹林地の中で特に斜面緑地総合評価に基づくAランクの箇所から優先的に地区指定等を行い、恒久的な保全に向けた取組を進めます。
  • 本市に残された貴重な緑の保全と育成のため、地権者と積極的に交渉を進め、計画的に特別緑地保全地区における用地取得を進めます。
具体的な事業と事業目標 表

(2)市民による里山の保全・育成

現状と課題

  • 緑地保全施策によって確保された樹林地等は市民の貴重な財産であり、植生管理、生物多様性の保全等の観点から、質の高い維持管理をする必要があります。
  • 一方で、樹林地等は地域に密着した存在であることから、その維持管理のためには地域住民のボランティア活動が欠かせない存在となっています。
  • 緑地の保全・育成を図るため、地域住民の意見を踏まえた緑地の保全管理計画が求められています。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 新たに用地取得した緑地においては、倒木のおそれのある木の伐採を行う等の適切な管理を進め、安全な里山づくりに取り組みます。
  • 市民ボランティア等による適切な保全緑地の管理のため、ワークショップにより保全管理計画を策定するとともに、里山ボランティアとしての市民活動を支援します。
ボランティアによる緑地管理

ボランティアによる緑地管理

具体的な事業と事業目標 表

(3)農ある風景の保全

現状と課題

  • 多摩・三浦丘陵は首都圏における貴重な自然環境であり、その保全・再生・活用を図るため、自治体の枠を越えた連携が必要です。
  • 麻生区黒川・早野・岡上地区の農業振興地域は、農地とまとまりのある樹林地が一体となった「農ある風景」がいまだ残されており、こうした風景を次世代に継承することが必要です。
  • 生物多様性の保全の観点や、快適でうるおいのあるまちづくりの視点からも、生物の生息環境を保全する必要があります。
  • 都市における農地は、単に農業生産の場であるだけでなく、美しい緑の景観機能や災害時における被災の拡大を防ぐ防災機能などがあります。こうした多面的な機能が十分に確保できるように市内農地の保全・活用に取り組む必要があります。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 多摩・三浦丘陵に関する自治体間の情報共有などの連携を深め、市民への広域的な情報発信のしくみや緑の散策路の整備に向けた調整を進めます。
  • 農ある風景の保全に向け、市民参加を踏まえた遊休地解消のしくみづくりや、まとまりのある斜面緑地、水辺地、谷戸地形に介在する農地を一体的に保全します。
  • 本市における生物の生息環境を保全するため、保全指針を策定するとともに生物生息状況の調査を行い、生物生息環境保全に向けた整備モデルを検討します。
  • 野川地区農のある風景の保全事業用地について、市民ボランティアとともに用地内の維持補修や観察会を行い、管理していきます。
  • 都市農地を防災空間として活用する「市民防災農地登録制度」の農地所有者への周知を図り、市民防災農地の新規登録を進めます。
  • 早野地区農業振興地域の活性化を推進するため、庁内検討会議や学識経験者等からなる「(仮称)早野地区農業振興地域活性化検討委員会」を設置し、法的問題等を整理するとともに、活性化計画案の策定に向けて地元関係者・関係団体との調整を行います。
具体的な事業と事業目標 表

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

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