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サンキューコールかわさき

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6-3-(1) 多摩川の魅力を活かす総合的な取組

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現状と課題

  • 多摩川は貴重な自然空間として、またその時代ごとに少しずつ趣を変えながら、昔より人々に多くの恵みを与えてきました。
  • 高度成長期には、都市化の進展に伴い水質の悪化が深刻であった時期もありましたが、下水道の整備などにより、近年多くのアユが遡上するまでに水質が改善してきました。
  • 現在、多摩川は、市民の憩いの場、活動の場、学習の場として多方面から活用されており、市街地に近接した貴重な自然空間として、また広域避難場所として、市民にとって身近な存在になっています。
  • 多摩川河川敷内で都市計画されている緑地は518haあり、そのうち公園や市民のグランドなどで利用されている部分は73ha(51か所)になります。それ以外にサイクリングコースやマラソンコースなども整備されています。
  • しかしながら、個々の施設の管理主体が違うことなどから、多摩川までのアクセスや駐車場などの利用環境は、必ずしも市民にとって満足できる状況ではありません。
  • より多くの市民が多摩川に親しめる環境づくりを、市民や国、流域自治体と協働・協調のもと総合的に取り組んでいく必要があります。
施設や自然スポットの評価
多摩川水系のBOD(生物化学的酸素要求量)経年変化表(年度平均値)

施策課題

現状と課題を踏まえ、以下の施策課題に取り組みます。

(1)多摩川の自然環境の保全

  • 多摩川の河川環境の保全・育成に向けて、市民、行政がそれぞれの役割を十分に果たしながら、自然環境の保護や景観の保全、また学習の場として、施策の展開や啓発などを行います。
  • 自然環境の保護や景観の保全については、桜並木の復活をめざした植樹事業や多摩川の景観ガイドラインの策定に取り組むとともに、より良い水環境の創出をめざすために下水の高度処理を推進します。
  • 夏休みの多摩川教室などの水とふれあう体験型学習を推進するなど、市民の自然に対する意識が育まれるような施策を展開します。

具体的な事業と事業目標

具体的な事業と事業目標 表

(2)多摩川における市民活動の育成・支援

  • 市民が安全に多摩川にふれあい、その魅力を知り、十分に堪能するためには、参加者の安全を保ちつつ、適切に河川域での市民活動を指導・誘導できる人材が必要であることから、人材育成などを通じて、多摩川に関わる市民活動の支援を行います。
  • 市民の情報の受発信や活動の拠点であるニヶ領せせらぎ館を中心に、展示活動やイベントの実施など、多摩川エコミュージアムプランの趣旨にそった市民の諸活動を支援します。
  • 水辺の楽校など、多摩川に関わる市民活動を支援するため、現在市民の活動拠点となっている二ヶ領せせらぎ館に加えて、大師河原に整備を予定している水防センターについても、平常時には市民の活動拠点としての活用を図り、あわせて水辺の楽校3校目の設立をめざします。

具体的な事業と事業目標

具体的な事業と事業目標 表

(3)多摩川の利用環境の向上

  • 多摩川の魅力を活かす取組を推進していくために、さまざまな角度から総合的な施策展開ができるように、多摩川にかかる全体計画を策定します。
  • 多摩川はリクレーション・スポーツ・環境学習など多方面から活用されており、市民にとって身近な存在になっていますが、多摩沿線道路などが市街地 と多摩川を分断しており、市街地からの多摩川へのアクセス環境が好ましいとは言えない状況にあります。このため、国が実施するスーパー堤防事業と連携し、 多摩川へのアクセスの改善を推進します。
  • 運動施設やトイレ、水飲み場などの整備や適切な維持管理に努め、多摩川河川敷の利用環境の向上を図るとともに、多摩川を多くの人が親しむための拠点施設として、国の大師河原河川防災ステーション内に設置される水防センターや幸区船着場付近の用地の活用を図ります。
  • 多摩川来訪者のための駐車場を適正に管理し、利用環境を向上させるとともに、駐車場の有料化を導入し、その料金収入を河川敷内のゴミ放置問題の解消や駐車場の管理費等にあてていきます。
  • マラソンコースやサイクリングロードの良好な維持管理に努めます。
  • 多摩川ランフェスタ、カヌー教室などに加えて、新たに渡しの復活等市民が参加し多摩川に親しめる施策を市民と共に取り組んでいきます。

具体的な事業と事業目標

具体的な事業と事業目標 表

(4)多摩川の流域自治体や市民団体との連携

  • 多摩川流域への人口の集中などにより、川の持つ本来の浄化機能以上の負荷がかけられ、下流域の汚染の原因となっています。
  • 多摩川は河口から源流部まで約138kmに及び、面する自治体が多いことから、多摩川の自然保全や環境改善などの取組は、単独自治体では効果が上がりにくいこともあり、国や流域自治体との連携による取組を進めます。
  • 市民活動においても多摩川を共通の対象としている団体が多いことから、多摩川におけるより多くの市民参加を促進するために広域的な連携に向けた支援を行います。

具体的な事業と事業目標

  • 多摩川流域への人口の集中などにより、川の持つ本来の浄化機能以上の負荷がかけられ、下流域の汚染の原因となっています。
  • 多摩川は河口から源流部まで約138kmに及び、面する自治体が多いことから、多摩川の自然保全や環境改善などの取組は、単独自治体では効果が上がりにくいこともあり、国や流域自治体との連携による取組を進めます。
  • 市民活動においても多摩川を共通の対象としている団体が多いことから、多摩川におけるより多くの市民参加を促進するために広域的な連携に向けた支援を行います。
具体的な事業と事業目標 表

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

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