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サンキューコールかわさき

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3 平成25年度予算の編成

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 平成25年度の一般会計歳入予算の市税全体では、「グッドサイクルのまちづくり」の成果が、都市としての魅力の高い評価に着実に現れていることなどにより、家屋の新増築が堅調に推移し固定資産税が増加するなど、前年度との比較で1.8%増加すると見込んでおります。しかしながら、リーマンショック以前の水準には回復していない状況に変わりはなく、依然として厳しい財政運営を余儀なくされているところでございます。

 また、今般の国の経済対策に期待する一方、新たな政権による今後の政策や制度変更等が、本市財政にどのような影響を及ぼすのか注視するとともに、引き続き、地方が必要とする財源の安定的な確保に向け、国に働きかけていかなければならないと考えております。

 このように、本市を取り巻く社会経済環境が大きくかつ急速に変化している今だからこそ、「地方自治」の原点である市民生活の安全・安心の確保という責務をしっかりと果たすとともに、新たな課題についても着実に対応していくことが重要であると考えております。

 平成25年度予算は、「川崎再生フロンティアプラン」第3期実行計画と「第4次改革プラン」の最終年次の予算として、144万市民がいきいきと心豊かに暮らせる「元気都市かわさき」が続いていくよう、環境の変化に的確かつ機動的に対応しながら、計画事業を着実に推進するために必要な事業費を計上するとともに、行財政改革の取組を確実に反映いたしました。

 東日本大震災の教訓を踏まえた災害に強いまちづくりの推進、認可保育所の整備など子育て環境の充実、「特別養護老人ホーム」をはじめとする高齢者の多様な居住環境の整備など、市民の方々が安心して日常生活を送るために必要な施策を着実に推進できるよう、予算配分を行っております。

 また、ナノ・マイクロ、ライフサイエンス・環境分野などの研究施設を拠点とし、本市の持つ特徴や強みを活かして、「ライフイノベーション」、「グリーンイノベーション」、「ウェルフェアイノベーション」において世界をリードするまちづくりを推進するなど、「川崎の新たな飛躍」につながる取組について、予算化いたしました。

 このように、「川崎再生」から「新たな飛躍」に向けて着実に進んできた歩みを今後も緩めることなく、さらなる努力を重ねながら、本市の持続的な発展のための取組を進めていく予算であることから、そのような意味を込めて「「新たな飛躍」予算」と名付けました。

 

 平成25年度の一般会計の予算規模は、民間保育所受入枠の拡大、障害者支援施設等の増加、廃棄物処理施設の整備や義務教育施設の大規模改修等の進捗などにより、前年度に比べ28億円、0.5%の増となっております。

 

一般会計       5,984億円余(対前年度比 0.5%増)

特別会計(13会計) 4,914億円余(対前年度比11.9%増)

企業会計( 5会計) 2,062億円余(対前年度比 3.2%増)

 合計      1兆2,961億円余(対前年度比 5.0%増)

 

 なお、平成25年度予算においても、直面する厳しい財政状況を乗り越えるまでの臨時的な対応として、減債基金からの新規借入れにより収支不足に対応しておりますが、徹底して行財政改革に取り組み、平成24年度と比べ収支不足を圧縮し、「平成26年度には減債基金からの新規借入れを行わずに収支均衡を図る」という「第4次改革プラン」に掲げた財政的目標の達成に向け、しっかりと道筋をつけたところでございます。

 今後も、「誰もがいきいきと心豊かに暮らせる持続可能な市民都市かわさき」の実現に向け、行財政改革の手を緩めることなく、改革の取組を着実に推進し、持続可能な財政構造を構築してまいります。