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4 基本政策の方向 (3)安心いきいき社会

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(3)安心いきいき社会

 次に、日本で最も幸福なまちになるためには、シニア世代が輝いていること、お年寄りが健康で安心して暮らせることが大切です。すなわち、シニア世代とお年寄りの笑顔があふれるまちをつくることです。

 まず、年齢を重ねても、いつまでも健康に暮らしていただきたい。そのためには、予防医療、介護予防が大切です。がんの撲滅も重要です。健康診断や運動機会の向上などで、健康を維持・増進していただく仕組みをつくります。地域の医療資源の連携を充実して、「健康寿命」を延ばすことを目指します。そしていくつになっても、生き生きと暮らすことができるように取り組んでまいります。

 元気で、経験と知識が豊富なシニア世代は、地域社会の宝物だと思います。その知識や経験を活かして、ボランティア活動やコミュニティビジネスに参加していただき、輝いていただきたい。そうした時に、活動を続けられる程度の「対価」があってもいいと思います。自分たちで稼ぎ出すと同時に、市民の活動を市民が支える寄付の仕組みを創っていくことも必要です。生きがいと地域ビジネスの両立を目指す仕組みが、「自治体有償ボランティア制度」なのです。

 最近の推計では、認知症のお年寄りは、将来、全国で400万人を超えると言われています。いざ介護が必要になった時には、安心して介護が受けられる体制が必要です。今の介護保険の制度についても、特区の活用なども含めて、皆様が無理なく安心して介護サービスを利用でき、いつまでも「元気なお年寄り」でいていただけるように制度の改善に取り組んでまいります。

 あわせて、障害者の暮らしを支える居住環境の整備や、専門的機関による相談・生活支援の充実などを進めていきます。

 また、長く続いてきた不況のために、生活に困窮する世帯が増加しています。このため、生活保護世帯の自立に向け、就労支援など個々の能力を発揮できる支援の充実に取り組むとともに、中学生の学習支援など、「貧困の連鎖」を断ち切る取組を推進していきます。一方で、生活保護の不正受給を防止するなどの方策も進めてまいります。