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1 平成30年度市政執行の基本的な考え方(1)市政運営の基本姿勢

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「成長と成熟の調和による持続可能な最幸のまち かわさき」をめざして

1 平成30年度市政執行の基本的な考え方

(1)市政運営の基本姿勢

 昨年を振り返りますと、4月に本市の人口が150万人を超えるという大きな節目を迎えたことや、科学教育アドバイザーとして御尽力いただいております藤嶋昭氏の文化勲章の受章をはじめとした、本市にゆかりのある方々の活躍など、まちの活気を感じる明るいニュースが多くありました。

 なかでも、私たちのまちとともに歩み、市民の誇りでもある川崎フロンターレが、J1リーグ戦で悲願の初優勝を飾りました。

 一時は首位との勝ち点差が開いたものの、夏頃から最終節まで15試合負けなしと、決してあきらめることなく走り続け、最終節で逆転優勝した姿に、私をはじめ、多くの皆様が心を動かされ、勇気をもらったことと思います。

 12月の優勝パレードでは、5万人の方々と一緒に喜びを分かち合い、ともにチームを祝福することができ、とても感動的な場面に立ち会うことができました。

 今年に入りましても、富士通フロンティアーズがライスボウルを二連覇するなど、明るい話題が続いており、また、韓国の平昌において、今月9日より冬季オリンピック大会が開催され、来月9日からは冬季パラリンピック大会の開催が予定されております。

 スポーツを通じて市民が一体となり、まちが大いに盛り上がることを今年も期待しておりますので、市民の皆様とともに声援を送ってまいります。

 

 国内の経済状況に目を向けますと、個人消費については雇用・所得環境の改善が続き、持ち直すとともに、企業活動については設備投資や生産が緩やかに増加するなど、景気は緩やかに回復しております。

 また、県内の経済状況につきましては、雇用・家計所得環境が全体として改善するなど、個人消費は持ち直しており、企業活動でも設備投資が高い水準で推移し、生産が増加するなど、景気は緩やかに拡大しつつあります。

 一方で、アジア新興国等の経済の先行き、政策に関する不確実性や、金融資本市場の変動をはじめとした国際情勢による本市への影響に留意する必要がございますので、引き続き、これらの動きを注視してまいります。

 国においては、「生産性革命」と「人づくり革命」により安心できる社会基盤を築き、その基盤のもとに、さらに経済を成長させるなど、一億総活躍社会の実現に向けた取組が進められているところでございますが、市民の暮らしを支える中心的な役割を担っているのは、地方自治体でございます。

 このことを踏まえ、日頃から市民生活に密接した行政サービスの提供や、産業振興、地域活性化に取り組んでいる、圏域の中枢都市である大都市の役割にも配慮した政策の実行を強く望むところでございます。

 

 我が国の人口が減少するなか、本市では人口増加が続いており、この傾向は、当面続く見込みとなっております。

 豊富な文化芸術資源、先端産業・研究開発機関の集積などの優れたポテンシャルを有し、特に若い世代の方々に選ばれるなど、多くの魅力に彩られ、活気にあふれた都市となる一方で、人口増加に伴う駅の混雑や、共働き世帯の増加に伴う保育需要の高まりなどの課題も顕在化しております。

 当面続く人口増加に対応しながら、その先に確実に訪れる人口減少も見据え、市政の舵取りを行わなければならない時期でございますので、来たるべき将来に向けて、今なすべきことにしっかりと取り組んでまいります。