| NPOでシニアのキャリアを活かしませんか |
 |
| 深田利彦さん |
|
【開 催 日】2008年9月24日(水)
【イベント名】NPOで職場体験─「シニアのためのNPOツアーin 川崎」 |
|
かながわコミュニティジョブ・サポートセンターが主催する「シニアのためのNPOツアーin 川崎」が9月24日(水)の午後、JR武蔵小杉駅周辺に所在する二つのNPO事業所を巡る形で実施された。それぞれの代表者、担当スタッフから活動内容や活動実態、その成果と課題などを伺い、参加者にとってはNPOを具体的に知る好機となった。
【求められる地域の力】 最初の訪問先は「NPO法人キーパーソン21」(中原区新丸子東)で、ビルの3階の一室には代表の朝山あつこさん(47歳)ほか2名のスタッフが勤務。朝山さんから活動内容を中心に、設立趣旨、現在の課題、将来のヴィジョンなど多岐にわたって話を伺った。朝山さんは8年前、母親として子育てに奮闘する最中、「子どもたちが将来の仕事について考えたり、ふれたりする機会もなく成長していく」ことに危機感を抱き、近所の母親たちと任意組織を立ち上げ、職業に関するゲーム形式の自主プログラムを開発、実践・推進してきたという(具体的な活動については当サイトの2007年11月のイベントリポートを参照)
「地域の力が非常に大切です。働く意欲があり、社会に出て行くときにしっかりとした考えをもつ人間を育てなければいけません。教育の場合、“ニワトリが先か、タマゴが先か”と問われれば、間違いなくニワトリが先ですから。」と朝山さんの語り口はきわめて明快だ。 現在の会員(個人)は70名ほどで、実際に活動するのはその約半数。プログラム開発、プログラム普及・広報、プログラム実施、企業対応など多様な仕事を抱え、人手はいくらでもほしい状況にある。特にシニアのキャリアに期待しており、67歳のシニアスタッフ・斉藤さんは「平日の自由がきくシニアの人には企業の支援(主に資金面のサポート)を求める仕事等に関わってもらえるとありがたいですね」と話す。
【ライフスタイルに合わせた参加が可能】
次に訪れたのは「NPO法人わになろう会」(中原区今井南町)の‘’サポートハウスわにの家’で、障がいのある幼児、小学生の日中の一時預かり、青年の自立活動支援、地域生活支援、人権・教育・生活等の相談などをおこなっている。25年以上にわたる地道な活動を積み重ね、今や社会的認知度も上がり、保護者や教員たちとのネットワークが充実するNPOだ。 ‘わにの家’は民家2棟を借り受け活動の拠点としている。一棟は8畳1室、6畳3室(キッチン含む)で、35人の子どもたちを13人の指導員がマンツーマンでケアしている(一時預かりには利用回数の制限あり)。もう一棟は青年たちが織物や調理をしたりして過ごす空間に充てられる。
管理責任者の伊藤多美恵さん(64歳)は「市内に5ヵ所しか事業所がないので、(ニーズに対して)十分にお応えできないのが実情です。人手がほしいですね。専門的な知識がなければできないという仕事ではなく、不安ならば研修もありますし、経験者の助言も受けられます」と語り、理事長の新井靖子さんも「年齢や性別に関係なくできる仕事。それぞれのライフスタイルに合わせた手伝い方も可能なので、週1度でも参加してもらえれば」とシニアの参加を呼びかける。来年で70歳を迎えるという新井さんの穏やかな口調からは、障がい者教育にかける熱い思いが伝わってきた。
【熱気とパワーに圧倒(参加者の声)】 午後1時から始まった「NPOツアー」は4時半に終了。横浜市から参加した3名のシニアに感想を求めたところ、「熱気、パワーというものを感じました。私は技術畑なので、モノづくりのNPOに参加できればと思います」(保土ヶ谷区の滝口さん、68歳男性)、「素晴らしいアイディアを持ち、それを実現できる方向で大きく膨らんでいると感じました。私は福祉関係を考えています」(西区の清水さん、66歳女性)、「いろいろと知る機会を得ました。今すぐには家庭の事情(娘さんの出産を控えているとの由)でNPO活動に参加できませんが、下準備だけは進めておきたい」(港南区の鹿内さん、61歳女性)と語ってくれた。【問い合わせ先=NPO法人まちづくり情報センターかながわ(アリスセンター)045-212-5835】 |
|
|
 |
|