紙面の目次へ戻る

                         市ホームページのトップページへ
川崎市ホームページの
トップページへ戻る



■川崎発のエコ戦略で世界に貢献 

  
- 新春に語る2012 -


 地球環境や川崎の環境について、楽しみながら学べる「かわさきエコ暮らし未来館(川崎区)」に、CC川崎エコ会議会長の足立芳寛さん、かわさき地球温暖化対策推進協議会会長の庄司佳子さん、阿部孝夫市長が集いました。環境先進都市として、国内外に環境技術などを発信している川崎のこれからについて語り合いました。


新春に語る2012の様子(写真)
 それぞれの熱い思いを語り合いました(左から阿部市長、庄司さん、足立さん)




◆世界をリードする環境への取り組み


市長 明けましておめでとうございます。良い年となることを期待しております。

足立 明けましておめでとうございます。

庄司 おめでとうございます。

市長 私たちの後ろには、太陽光発電パネルがありますね。この「かわさきエコ暮らし未来館」の隣には、大規模な太陽光発電所があります。他にも、バイオマス発電所、風力発電所、高効率の天然ガス発電所、地熱を利用した空調システムを取り入れた施設など、川崎市には臨海部を中心に多様なエネルギー関係施設がたくさんあります。
「かわさきエコ暮らし未来館」とそういった市内の最先端の環境技術を使った施設を合わせた「CCかわさきエネルギーパーク(下記事参照)」を国内外に情報発信していきたいと思っています。また、川崎は、工業都市、ものづくり都市ですので、環境と産業を好循環でつなげていく「カーボン・チャレンジ川崎エコ戦略(CCかわさき)」による取り組みを進めています。

足立 北欧から欧州を中心に世界には環境都市がたくさんあります。川崎市の取り組みは、こうした都市と比べてさらに一段と、実態的な取り組みをされているという印象を受けました。
環境について一時的な問題としないで、常に取り組んでいく、それを産業との好循環という視点で捉えているところが素晴らしいと思います。

庄司 川崎には、10年以上前から、市民、事業者、学校、行政が連携しながら地球温暖化対策を進めてきた蓄積があるんですね。それを生かして、140万市民に温暖化防止の取り組みを広く訴えることができればいいと思っています。
昨年オープンした地球温暖化防止活動推進センター(高津市民館内)では、環境をテーマとしたさまざまな展示、講座、相談事業などを行っています。電気・ガスなどの使い方を「見える化」する「うちエコ診断」で家庭に合った省エネ対策を勧める事業もしています。
冬の省エネ対策のポイントは暖房です。例えばエアコンは、家族が一つの部屋に集まり、窓の断熱や部屋の上部の暖かい空気を循環させるなどの工夫をしながら、上手に活用していただきたいです。


足立芳寛さん(写真) 

CC川崎エコ会議 会長 足立 芳寛(あだち よしひろ)さん



庄司佳子さん(写真) 

かわさき地球温暖化対策推進協議会 会長 庄司 佳子(しょうじ よしこ)さん



川崎市長 阿部孝夫(写真)
川崎市長 阿部 孝夫(あべ たかお)



かわさきエコ暮らし未来館は、体験して学べる仕組みがいっぱい(写真)
かわさきエコ暮らし未来館は、体験して学べる仕組みがいっぱい


◆市民、事業者、行政が一体となって

足立 昨年、日本にとって、未曽有の大震災があり、私たちには、新しい暮らし方が求められています。
それ以前からCC川崎エコ会議は、すでにそういう方向で温暖化防止に取り組んできました。生活の中で無駄に使っているエネルギーがあることに気付き、環境に配慮しながら快適で豊かな生活を両立する「スマートライフスタイル」を推進したい。節電を無理なくやっていけるような生活習慣の定着を目指していきたいと思っています。

市長 足立さんの「無理なく」というのは非常に大事だと思います。昨年の夏は、節電を徹底しました。でも少し大変なところがあったかなと思います。
ですから、技術によって快適な生活を楽しみながら、省エネルギー、温暖化防止につながる取り組みを市民、事業者、行政が一体となって進めることが、とても大事ではないかと思います。

足立 企業でも節電を永続的にやっていこうと、生産工程はもちろん、ゴーヤーの緑のカーテンを事務所に作るなど、従業員のみなさんが一丸となってスマートライフスタイルに取り組まれています。
これは非常に重要なことで、川崎が世界の先進的なモデルとして、21世紀の全人類が抱えている問題に対する答えを出しているのではないかと考えます。

庄司 市民活動では、市内の工場見学と意見交換会を行っているんですね。まず見て、知って、意見交換することで事業者と市民の信頼関係をつくることが、温暖化防止に一体となって取り組む川崎の力というのを認識することにもつながっていきます。


◆産業の活性化と国際貢献

市長 環境分野は温暖化防止と川崎の環境技術をうまく結び付けていますから、温暖化防止と同時に、産業の活性化も必要になりますね。川崎は公害問題を経験した工業都市ですから、その問題を克服する過程で、素晴らしい環境技術が育ってきました。
今、それが特にアジアを中心にして、成長著しい地域のために非常に重要、役に立つものになってきています。この環境技術を世界中に広めて、地球上のみんなで協力しながら地球を守っていくことが大事です。
川崎は、こういう形で国際貢献していく最も近い立場にあり、川崎の活力にもつながっていくので、環境と産業のグッドサイクル(好循環)をこれからも続けていきます。


◆未来の子どもたちへ川崎から発信

市長 2月10日金曜と11日祝日に、とどろきアリーナと市民ミュージアムで4回目となる国際環境技術展を開催します。
世界中に川崎の環境技術を広げる機会になっています。また、未来を担う子どもたちにも来場してもらい、これからの省エネルギーの実現に参加してもらいたいと思っています。

足立 地球環境を守るために大切なことは、次の世代の人たちに悪いものを残さないということを常に考えて行動することです。
川崎市は世界を見据えて、世界中の子どもたちのために新しい生き方、スマートライフスタイルを提唱されているわけですから、これからの温暖化防止の解決策という意味で、世界に対して大きなメッセージを出していると思います。

庄司 川崎の環境技術をもっと子どもたちに知ってもらいたいなと思って、出前授業でお話しするようにしていますし、やはり実際に目で見ることが一番かなと思います。
見て、知って、納得して行動してもらえるように温暖化防止活動を頑張りたいと思います。


◆ことしも元気いっぱい


市長 ことしは、青少年科学館がリニューアルオープンします。建物がプリンみたいな形をしていて愛称も決めています。昨年は、藤子・F・不二雄ミュージアムが開館しましたし、岡本太郎美術館もあって、生田緑地一帯(多摩区)は、市民のみなさんはもちろん、国内外から来る人たちにも楽しめる素晴らしい場所になると思います。環境・ライフサイエンス分野の拠点である殿町3丁目地区(川崎区)では、健康安全研究センター(仮称)や、市の環境総合研究所ができる予定ですし、市内各地で未来につながるような事業が行われています。
また、市の友好都市であるオーストリアのザルツブルク市、ドイツのリューベック市との提携20周年の記念の年になります。
国際社会に川崎を発信しながら元気いっぱいの年にしていきたいと思っています。

4月にリニューアルオープンする青少年科学館(イメージ)
4月にリニューアルオープンする青少年科学館(イメージ)


問い合わせ:市民・こども局シティセールス・広報室 電話044-200-2287、FAX044-200-3915。※掲載内容は、tvk(テレビ神奈川)で1月1日に放送される特別番組「環境先進都市かわさき」を編集






○CCかわさきエネルギーパークとは

浮島太陽光発電所(写真)の他、市内には環境エネルギー技術を持つ施設が20あります
浮島太陽光発電所(写真)の他、市内には環境エネルギー技術を持つ施設が20あります


 CCかわさきエネルギーパークは、川崎全体をショーケースにして、市内の企業などが持つ優れた環境技術の情報を広く国内外へ発信する取り組みです。
 昨年8月にオープンした「かわさきエコ暮らし未来館」を中心に、産業観光と連携を図りながら、市民、事業者に多様なエネルギー関係施設を知ってもらい、身近に感じてもらうことを目的としています。

問い合わせ:環境局地球環境推進室 電話044-200-3873、FAX044-200-3921



※このホームページは、市政だより1面と2面に掲載されている内容をあわせて作りました。



[1月1日号のページに戻る]

[市政だよりのトップページに戻る]  [川崎市のトップページに戻る]