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飯嶋 義弘 時計技能士 時計工房飯島 川崎市川崎区 平成19年度認定かわさきマイスター 

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2015年3月16日

かわさきマイスターのシンボルマーク

かわさきマイスターのシンボルマーク

ものづくりの原点である手をモチーフに、その発展を花の開花、鳥の羽ばたきの形で表現しています。

飯嶋義弘(いいじまよしひろ)

平成19年度認定かわさきマイスター 職種:時計技能士

飯嶋義弘さん顔写真

ロレックスなど、さまざまな高級アナログ式時計の複雑な構造を理解し、故障箇所を的確に把握し、分解、洗浄、破損・磨耗した部品の交換、組立を行う。部品の在庫がメーカーにない場合は卓上旋盤などを駆使して自ら製作する。ロレックス特有の金と銀のベルトも本来の外観を損なわないよう自製の研磨機で丁寧に磨く。時計の部品機構は、メーカー毎に異なっているため、その構造を解明し、工夫をしていくことに面白さを感じている。後継者の育成にも大変熱心であり、時計技術者が集まる「日本時計研究会」で技術・技能の普及に努めている。
川崎区池田在住  時計工房飯嶋代表

 

仕事をはじめたきっかけは

地元の中学を出て東京へ。集団就職の第1陣でした。16歳の時でしたね。もともと岩手には親戚に時計屋があり、子どもの頃から修理を手伝ったりして時計には大変興味を持っていましたので、上京してすぐ時計店に弟子入りしました。今68歳ですから、もう50年以上の前の話ですね。この道一筋に、ここまでよく来たもんです。それも時計が心底好きだったからでしょう。

 

仕事をする上で1番おもしろいとかんじることは

時計の部品機構は、メーカーごとにそれぞれ異なっているため、そのメカを解明し、工夫をしていくのが楽しいですね。ルーツはやはり若いころの体験です。18歳の時でしたが、東京都が時計技能士を創ろうということで試験がありまして、それを受けたところ、合格し経済局長賞をもらいました。合格率が30%位というかなり高度の試験でしたが、合格者の中では私が一番若かったようです。この試験に合格すれば、一人前の職人として認められたのです。

 

長年、継続して技能研鑽に努めることができた理由は

いろいろな時計を見ているうちに、時計のメカは最高の芸術だと思うようになったからだと思います。機能的で美しく、やっているうちに職人の腕次第で、いくらでも時計の精度は上がるということに気づき、大げさに言えば、その技術に人生をかけたのです。腕を磨くには理論と技術が伴わないといけないので、ロレックスなどスイスの高級時計を中心に猛烈に勉強もしました。それと自分で作業用の機械などを考案して作ってきたことも独自の技術力をあげるのにプラスしましたね。

 

飯島さんが自分自身で誇れる技術とは

スイスのメーカーでさえ直しきれないことを、私はできます。なかなか動かない時計でも、ある部分に一番軽い油を差してやると動き出すという、ちょっとしたコツがあるのです。いろいろな職人と付き合っているうちに覚えた技能ですね。それと普通、名人といわれる技能者は「オレが一番」と、人の言うことを聞きませんが、私は素直に聞きますね。それが技能のプラスにつながっていると思います。
飯島さん作業風景写真
飯島さん特性の時計研磨機
飯島さん顕微鏡を見ながらの作業風景写真

ものづくりの魅力とは

簡単に言うと「死んだ時計を生き返らせる」という醍醐味ですね。「これはどこへ持って行ったってダメだ」というのを元に直してしまうのですから、お客さんにしても大喜びなわけですよ。たいがい、そうした時計は持ち主にとっては大変思い出のある大事な品だということが多いですからね。たとえ直すのに何日かかるか分からない古い時計でも、預かった以上はプライドにかけても絶対直して見せるという意地があります。そのかわり「これは直らない」と判断したものは、最初から受け付けません。直るか直らないか、そこを見極めるのが技能の目ですね。

 

今後ものづくりを目指す方へ

こだわりのない職人はダメですね。簡単なことでもこだわり続けて仕事をしていけば、難しいことも自然とできるようになるのです。その時その時の能力を振り絞って、努力することが大事だと思います。結果が出るのは20年30年先の話としても、その積み重ねです。時計職人で言えば、基本的には時計が好きでないと務まりませんね。最近は若い人で時計に関心を持つ人が増えていますから、この業界の前途は明るいと思っています。

 

下記サイトでは飯島さんの技術を映像やマンガでお伝えしています

平成18年度認定かわさきマイスター 飯島義弘(時計技能士) (Youtube動画外部サイトへリンクします

飯島義弘さん紹介マンガ (PDFデータ

問合せ先

時計工房飯嶋

 

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川崎市 経済労働局労働雇用部 技能奨励担当

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