2011(平成23)年度 コンテンツ活用研究会
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川崎市では、平成22年3月に「川崎市コンテンツ産業振興ビジョン」を策定し、「コンテンツを活かした産業イノベーションの推進」を基本理念に掲げ、さまざまな業種業態の事業者にコンテンツを活用した事業展開を促し、高付加価値な製品づくり、効果的な販売促進など、コンテンツを活用した市内産業の活性化に向けた取り組みを推進しています。
その取り組みのなかで、「かわさきコンテンツ活用研究会(ビジネストライアルラボ)」では、優れた技術やノウハウを持つ市内事業者の製品・商品の周知、高付加価値化等をコンテンツの活用によって実現していくことについて、実際にクリエイターと企業が対話をしながらその方法を検討して、最終的に具現化する試みを行っています。
ビジネストライアルラボ(BTL)2011 成果発表
株式会社近藤工芸×フィールイメージ株式会社
省エネルギー照明装置「デルタレイズパワー」の新たな活用の可能性を探るため、昨今の自動車業界の機能デザインの動向としてLEDのポジショニングランプの採用が進んでいることを背景に、オリジナルのポジショニングライトを提案し、そのPR映像を制作することを目標に今回のBTLに取り組んだ。
ポジショニングライトは、新車のみでなく、従来の車にもオプションで設置できるようなものとし、また、防災機能として、緊急の際は取り外しができ、車内の室内灯としても利用できるものを想定した(3.11東日本大震災の際も車中泊が多く見られた)。
今回のBTLではオリジナルライトの創作をメインに活動したが、今後試作品のブラッシュアップを行い、最終的には技術紹介の映像を作成し、一般の顧客や業界に周知するツールとしたい。
株式会社末吉ネームプレート製作所×劇団東京リトルバン
抗菌無色塗料「SNP-α」は、菌やウイルスをすぐれた吸着機能でからめとり、さらに不活性化(菌の発生・生育・増殖を抑制、死骸・毒素の分解)させ、死骸までも水と二酸化炭素に分解し無害化する特徴がある。営業や打ち合わせの場で資料として使われるコンテンツであることを想定し、60秒程度アニメーションでわかりやすく説明した。
市場としては、パソコン教室、図書館などPCを不特定多数の人間が使用する場所や抗菌が必須の病院が考えられ、さらに抗菌意識の高い女性層をうまくアニメーションの設定に盛り込んだ。共同での商品開発を提案するときなどに、効果をわかりやすく説明するツールとして活用したい。
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ダイヤ工芸株式会社×小倉俊平
微細印刷技術(ミラクル・ビジョン・インプレッソン)とインクジェット印刷を組み合わせたことによる印刷効果による特徴をPRするため、具体的に手に取れるサンプル製品を制作した。
今回は、iPhoneケースを素材としてダイヤ工芸の印刷技術を施し、印刷技術の特徴を活かした活用方法や展開例を説明するためのデモコンテンツとして使用する。
手に取って印刷効果を実感してもらえるコンテンツとしたい。
株式会社モルテック×MATSUMO
歯科医にも協力してもらい正しいデンタルケア(ブラッシング)を訴求することで、「鏡で確認しながら正しいブラッシング」という手法が定着するようなストーリーを持ったアニメーションを制作した。
歯医者さんの待ち合い室などでの放映を想定し、親子でデンタルケアを楽しく 学べることができる。口内の病気予防に取り組む意識を高めていきたい。
歯医者と協同で取り組むことで、デンタルケアに関心の高い患者にダイレクトに訴え、口コミなどで高い訴求効果を期待する。
株式会社 ユニオン産業×まつばらあつし
環境樹脂「UNI-PELE(ユニペレ)」は、焼却時のCO2を46.9%削減、O-157・大腸菌・黄色ブドウ球菌などの菌を99.9%抑える効果があるなど優れた効果がある。
まずはより多くの人に商品をPRし、販路を拡大していきたいと考え、従来の樹脂製品との違いを説明するためのキャラクターを作成し、Webコンテンツ及びチラシを作成した。
実際にユニペレを使用した製品を使うのは一般の方であることから、今回の企画の対象は子供を中心にとして、一般の方がより親しみやすく、分かりやすいコンテンツであることを第一に考えた。長く愛されるキャラクターとして定着させたい。
お問い合わせ先
川崎市経済労働局イノベーション推進部
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2334
ファクス: 044-200-3920
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