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労働相談Q&A(2019年8月号)

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2019年8月1日

このページは、広報誌「かわさき労働情報」のインターネット版です。

社会保険や労災保険をめぐる相談は相変わらず多いです。これまでのさまざまな経過があるとはいえ、もう少しわかりやすいものにならないかといつも思います。

質問

「社会保険完備」の株式会社ということで入社したのですが、最初の3ヶ月間は試用期間なので健康保険に入れないと言われました。同僚は、しばしばすぐに辞める人もいるので、手続きが面倒なので様子をみてから入れているみたいだと言います。5人以上労働者がいれば強制加入だと聞いたのですが、どうなっているのでしょうか。

回答

まず、健康保険などの社会保険は、法人であれば強制適用事業所とされますので、株式会社であれば、労働者の数に関わらず当然加入義務があります。適用はあくまでも事業所単位ですから、試用期間中だから入れないというのは明らかな違法行為です。したがって、本来は「完備」とわざわざ書く必要もないわけです。ちなみに5人以上云々というのは、個人事業の場合です。多くの業種で強制適用になっています。詳しくは日本年金機構・年金事務所に問い合わせてみてください。

質問

週4日、1日6時間働いているパート労働者です。会社が大きくなったので、社会保険に加入してもらうという説明がありました。悪いことではないのですが、会社規模ではなくて、労働時間で加入条件が異なるのではないでしょうか。

回答

2016年(平成28年)10月から、厚生年金保険・健康保険(社会保険)の加入要件が、労働時間で言うと、「週30時間以上労働」から、「週20時間以上」に広がりました。要件は労働時間だけではなくて、その一つに「従業員規模501人以上」がありますので、これに該当するようになったのでしょう。ちなみに、2017年(平成29年)4月からは、従業員500人以下の会社で働く方も、労使で合意すれば、会社単位で社会保険に加入できるようになっています。国、地方公共団体は、労使合意は条件ではありません。詳しくは日本年金機構・年金事務所に問い合わせてみてください。

質問

仕事でケガをして、1週間ほど休みました。病院に言われて、会社に労災保険の手続きをお願いしたのですが、医療費は健康保険で処理して、本人負担分3割は会社が出す。賃金は労災なら8割しか給付されず、有給休暇を使った方が100%もらえるので、その方が得だと言われました。ふだんからケチで有名な会社なのですが、どういうことでしょうか。

回答

まず、医療費ですが、労災で健康保険を使うことは出来ません。健康保険法第1条にも「業務災害以外の疾病、負傷…」としっかりと書いてあります。労働基準法でも使用者に療養補償することが義務づけられています。3割ではなくて、10割全額を会社が支払うか、労災保険を適用して、実務的には病院が労働基準監督署に10割分を請求することになります。

次に、賃金ですが、こちらも労働基準法で会社に休業補償が義務づけられています。労災保険に請求した場合、たしかに特別支給金をあわせても賃金の8割が給付されるだけです。しかしながら有給休暇は、あくまでも賃金カットなしのどんな理由でも取得できる休暇です。労災による休業とは全く趣旨が異なります。したがって会社が100% 賃金を支払うこと自体は違法ではありませんが、有給休暇日数を減らすことは違法になります。会社は医療費の3割を支払ってでも、賃金を100%支払ってでも、何らかの理由で労災保険請求の手続きをしたくないようです。安全面その他で、労働基準監督署から何らかの指導を受ける可能性を気にしているのかもしれませんが、労災隠しは間違いなく厳しい指導を、さらには刑事罰を受けることもあります。どうしても手続きが進まないようであれば、労働基準監督署に相談しましょう。

特定非営利活動法人 神奈川労災職業病センター 相談案内

住所 横浜市鶴見区豊岡町20-9 サンコーポ豊岡505
電話 045-573-4289
ファクス 045-575-1948
メールアドレス k-oshc@jca.apc.org
ホームページ https://koshc.org/外部サイトへリンクします

相談日時
月曜から金曜 午前10時から午後6時
土曜 午前10時から正午
(面接希望の場合は要予約。無料。秘密厳守です。)

編集後記

先日、職場の先輩のお家に遊びに行きました。目的は、その家の2歳になる男の子に会うこと。彼と初めて出会ったのは、生後半年頃で、そこから半年に一度は会って交流を深めてきましたが、この半年間で大きく成長した姿に大変驚かされました。1歳半のときは、まだ言葉がうまく出ず、大好きなアンパンマンのこともママと言っていた彼が、今ではたくさん言葉を覚えて、自分の考えや感情を言葉でしっかり伝えられるようになり、仮面ライダーや昆虫、電車など新しいことに興味を持って、楽しそうに知識を吸収していく姿を見て、4月から異動で環境が変わり、新しい知識に悲鳴を上げている自分が少し情けなく感じました。彼のように素直な気持ちで、前向きに新しいことを取り入れられる人間になろうと、2歳の子供に生き方を考えさせられる良い機会になりました。

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お問い合わせ先

川崎市 経済労働局労働雇用部

〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町11-2 川崎フロンティアビル6階

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