■平成22年度地域環境リーダー育成講座(第13期)

 前期第1回 〜いよいよ講座開講!〜(平成22年5月29日)
 第13期となる今年度は、30代から70代までの計20名が地域や職場で環境学習活動や環境保全活動を率先して行う「地域環境リーダー」をめざすことになりました。11月までの計10回の講座は地域で活躍するこの講座の修了生の体験談や国内外で活躍されている学識者、リーダーとしての身構えを踏まえた講義などバラエティに富んでいます。
 初日の講義は、開講のガイダンスに続き他己紹介で参加者同士が打ち解け始めると、その後のグループディスカッションで一気に和んだ雰囲気となりました。川崎市の環境施策に古くから携わってきた東海大学名誉教授の宇都宮先生からは、これまでの川崎市の環境行政の歩みについての講義があり、最後には地域での環境リーダーとしての活躍を期待する抱負が述べられました。

それぞれの思いを共有しあいます     川崎市の環境施策の歩みを話される宇都宮名誉教授
  それぞれの思いを共有しあいます     川崎市の環境施策の歩みを話される宇都宮名誉教授


 前期第2回 〜川崎臨海部の施設見学〜(平成22年6月12日)
 第1日目の臨海部エコタウンの講義を踏まえて2日目は臨海部の施設見学を行いました。午前中は川崎市のゴミ処理施設で廃棄物の取組について講義を受け、ゴミ処理センターでどのよう工程で処理されるのか、その後どうなるのかを学び、市として廃棄物にどう取り組んでいくべきなのか考えてもらいました。
午後は鰍iFEプラリソースでプラスチックの再商品化への取組を、そして世界初のゼロエミッション製紙工場である三栄レギュレーター鰍ヨ行きリサイクルの取組を学んできました。川崎の臨海部に最先端の取組を行っている事業者がいることをはじめて知る方がほとんどで、収穫の多い一日となりました。

川崎市の廃棄物に対する取組を学びました     川崎市の最終処分場もこのままいくとあと40年で満杯!?
川崎市の廃棄物に対する取組を学びました   川崎市の最終処分場もこのままいくとあと40年で満杯!?


 前期第3回 〜これからの講座は学ぶことがたくさん!〜(平成22年6月26日)
 3日目の講座は市の地球温暖化対策と交通施策を午前中に、午後からは「地域における合意形成の手法〜ファシリテーターとは」と題してオフィス・キュア代表の篠田氏を招いて講義とワークショップを行いました。
 地球温暖化対策については川崎市が取り組む「カーボン・チャレンジ川崎エコ戦略」の説明や環境技術による国際貢献、市民の取組事例など多方面にわたるお話が聴けました。また、交通施策について今年度からできた新しい部署の担当職員による、まさに最新の取組や検討課題などについて聴くことができました。
 午後の講義は3時間の長丁場でしたが講義とワークショップを折り混ぜながら受講生が退屈しないように工夫された講義となりました。初めて体験する形式で戸惑いを感じる受講生もいたようですが、地域リーダーとして活動するには不可欠な要素であるということを講座の回を追うごとにわかってもらえるのではないかと思います。

川崎市の温暖化対策に耳を傾ける受講生     みんなで話し合ったことを発表して問題を共有化しました
川崎市の温暖化対策に耳を傾ける受講生   みんなで話し合ったことを発表して問題を共有化しました


 前期第4回 〜地球温暖化を地球レベルで考えてもらいました〜(平成22年7月10日)
 夏本番を前にした4日目の講義は、「みのもんたの朝ズバッ!」でコメンテイターとして活躍されている末吉竹二郎氏を講師に招いて「地球温暖化を巡る世界の動き」と題し、これまでの豊富な経験から幅広い視野で地球温暖化に対する取組を話していただきました。また、今後、受講生が取り組む環境問題についてどんなテーマで具体的に取り組んでいくのか、その足がかりともなるテーマづくりの講義を受け、グループに分かれて話し合いをするなど、徐々に実践的な内容へと変わってきました。今後の本格的な活動を前に夏休み期間には受講生にも地域で行われる様々な環境関連イベントに参加してもらえればと市内各地の行事の紹介もされました。最後に、川崎市内では早くから市民活動に取り組まれている川崎市民石けんプラントの取組について活動事例紹介もされました。

豊富な知識で温暖化対策について話される末吉講師     NPO法人川崎市民石けんプラント代表の薄木さん   
豊富な知識で温暖化対策について話される  NPO法人川崎市民石けんプラント代表の薄木さん
末吉講師


 前期第5回 〜市内事業者による環境対策の取組〜(平成22年7月24日)
 5日目の講座は、事業者と学校の取組事例の紹介、リーダー講座修了生が集まるエコフェスタや夏の活動団体の紹介、麻生区高石地区でコミュニティバスの運営に取組む市民活動団体の事例紹介となりました。電気自動車を実際に間近で見ることは滅多にないためか自動車の構造や性能などについて質問が絶えませんでした。また、川崎生まれのブランドとして認定された事業者からは、環境に配慮した新製品の開発などの苦労話などを聞くことができました。
 グループワークでは夏休みを前に活動テーマの絞込みなど後期につながるための話し合いや、各自各グループで夏休み期間中に実際の活動に参加するための話し合いを行いました。

電気自動車について説明を受ける受講生     省エネ技術について事例紹介(照明装置)する事業者   
電気自動車について説明を受ける受講生  省エネ技術について事例紹介(照明装置)する事業者


 後期第1回 〜生物多様性特集 日本の取組・川崎の取組〜(平成22年9月11日)
 およそ1ヶ月の夏休みも終わり後期の講座が始まりました。今年は国際生物多様性年、10月には名古屋市で生物多様性に関するCOP10(第10回国際条約締約国会議)が開催されます。そんなことから当講座でも生物多様性に関する講義を特集して組んでみました。午前は日本自然保護協会から講師を招いて「生物多様性とCOP10」、午後は市の担当者から「川崎市における生物多様性の取り組み」というテーマでお話をしていただきました。
 また、受講生の夏休みの活動内容を一人ずつ報告、みなさん積極的に地域の環境保全活動に取組んいることがわかりました。グループワークの時間では各グループごとに分かれて目標や実践内容の確認を行い、作業を進めました。少しずつですが取り組みを進めているグループもありました。どんな内容になるのかこれからが楽しみです。
 

生物の“多様性”ってなんでしょう?     どれがプラスチック?こみの分別って難しい?
生物の“多様性”ってなんでしょう?       どれがプラスチック?ごみの分別って難しい?


 後期第2回 〜そろそろ市民活動を意識して取り組んでみましょう〜(H22年9月25日)
 今回の講義は、現在、実際に活動されている方々を講師に、市民活動とは何か、どの様に取り組んでいけば良いのか、といった市民目線でのお話をしていただきました。その他に出前講座の内容を実際に体験してもらうなど、受講生の皆さんが今後の活動の参考になるような内容になったと思います。
 また、講師を招いたプレゼンテーション技法についての講義では、リーダーとして活動していく上では人前で話すということも重要な要素になりますが、発声の練習などをして“話す”ということがいかに大切な要素であるかということについて学びました。

出前教室を体験してもらいました。     恥ずかしがらずにみんなで発声練習
  出前教室を体験してもらいました。       恥ずかしがらずにみんなで発声練習


 後期第3回 〜地球温暖化を地域レベルで考えてもらいました〜(平成22年10月9日)
 いよいよ講座も終盤へと近づいてきました。外部から講師を招いた講義形式の時間も今日が最後になります。上智大学大学院教授であり本市の環境審議会の委員でもある柳下氏を講師に招いた地球温暖化をめぐる課題をテーマにした講義では、海外での取組事例を紹介してもらうとともに、これから地域で必要な対策を講じてもらい、今後の環境保全活動のひとつの道しるべを提示してもらいました。また、市民活動事例紹介ではこの講座の修了生でもあり、現在、麻生区で環境家計簿の推進をはじめ様々な活動に取組んでいる曽我氏から、地域での啓発活動の苦労話などを聞く事ができました。苦労話こそ今後の活動に役立つと思われます。

温暖化対策についてお話になる柳下教授     環境家計簿の取組について体験談を語る修了生
温暖化対策についてお話になる柳下教授    麻生区での取組について体験談を語る修了生


 後期第4回 〜中原区元住吉地区周辺の環境対策の取組〜(平成22年10月23日)
 屋内で続いていた講義ですが、後期4回目は午前中を屋外に出て施設見学、午後から最終日の発表に向けたグループワークを行いました。施設見学は、太陽光発電システム、駅構内の緑化、雨水利用システムを導入している元住吉駅にはじまり、一店一エコ運動など商店街全体で環境保全活動に取り組み環境大臣賞や神奈川県知事賞などを受賞したモトスミ・ブレーメン通り商店街を見学しながら川崎市国際交流センターに向かいました。同交流センターには地球温暖化問題に取り組む市民が中心となって立ち上げた「市民共同発電所プロジェクト」によって設置された太陽光発電設備が設置されています。午後からはグループワークで最後の追い込みを行い、最後は市民活動事例紹介として多摩区で野菜の小売を行っている「ミミズハウス」の経営者から日頃の取組内容のお話をいただきました。

太陽光発電システムを導入した元住吉駅     市国際交流センターに設置された市民共同おひさま発電所
太陽光発電システムを導入した元住吉駅    市国際交流センターに設置された
                                      市民共同おひさま発電所


 後期第5回 〜いよいよ最終回 成果発表です!〜(平成22年11月6日)
 半年に亘る講座も最終日を迎えました。20名でスタートした講座でしたが、日程の調整が難しいなどの理由で受講を断念された方も出ましたが最終的に17名の修了生をリーダーとして輩出することができました。今年も大学教授からマスコミ等で活躍されている方、地域で実践されている方等を講師に迎え、よりどりみどりの講座内容に満足していただけた受講生も多かったようです。活動成果発表も@緑の応援隊A健康になり隊(省エネ関係)Bプラ・プラン(分別リサイクル関係)C地球直し隊(地球温暖化対策関係)という4つのグループに行ってもらい、良いと思う点、改善した方が良いと思う点を受講生同士で確認し合いました。10回の講座の中で培った知識や行動することの難しさを忘れずに今後の地域での活動に役立てていただきたいと思います。皆さんお疲れ様でした。これからが本番です。頑張ってください!

我ら13期!(欠席2名)     10回の講座の成果発表です(プラ・プラン)
    我ら13期!(欠席2名)         10回の講座の成果発表です(プラ・プラン)


ポイント  地域や職場で環境学習活動や環境保全活動を率先して行うことのできる人材の育成を目的に、必要な知識や技術を習得するための講義、実技等を内容とする講座です。対象者は川崎市在住又は在勤の18歳以上の方です。毎年4月頃から募集しますので、奮ってご参加ください!!

■環境局環境調整課(044-200-2387)

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