水のよごれの基礎知識
川をきれいにするために
家庭でもできること

台所では 料理のくずや食べ残しを流さない。
油は古新聞などにしみこませてゴミとして出す。
お米のとぎ汁は庭の植木や畑にまく。
お風呂では お風呂の残り湯は洗濯やふき掃除に使う。
洗濯には 石けんなど分解性のよい洗剤を適量使う。
家庭の周りでは 側溝や水路を地域ぐるみで清掃しよう。
川では 空き缶やゴミを川にすてない。

環境水質についての用語

水質測定計画 BOD (生物化学酸素要求量)
公共用水域 COD (化学的酸素要求量)
環境基準 DO(溶存酸素量)
健康項目 pH(水素イオン濃度)
生活環境項目 濁度
汚濁負荷量 導電率
富栄養化 塩化物イオン ( Cl-)
赤潮 塩分濃度



水質測定計画 水質汚濁防止法では,国及び地方公共団体が公共用水域及び地下水の水質の汚濁状況を常時監視することが定められており,都道府県知事が測定実施のため,測定項目,測定地点,及び測定方法等を定めた水質の測定に関する計画である。
公共用水域 公共用水域とは,水質汚濁防止法で「河川,湖沼,港湾,沿岸海域その他の公共の用に供される水域及びこれに接続する公共溝渠,かんがい用水路その他公共の用に供される水路をいう」と定めている。ただし,「下水道法で定めている公共下水道及び流域下水道であって,終末処理場を有しているもの,また,この流域下水に接続している公共下水道を除く。」とされている。
環境基準 環境基準とは,国及び地方公共団体等が公害の防止に関する対策を講ずる際の目標となるもので「維持されることが望ましい基準」で行政上の目標である。環境基本法によって,大気の汚染,水の汚濁,土壌汚染,及び騒音について定めている。水質汚濁に係る環境基準は,人の健康の保護に関して26項目,生活環境の保全に関して9項目の基準が定められている。
健康項目 人の健康の保護に関する環境基準として,次の26項目が定められている。
カドミウム,全シアン,鉛,六価クロム,ヒ素,総水銀,アルキル水銀,PCB,ジクロロメタン,四塩化炭素,1,2ージクロロエタン,1,1-ジクロロエチレン,シスー1,2-ジクロロエチレン,1,1,1-トリクロロエタン,1,1,2-トリクロロエタン,トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン,1,3-ジクロロプロペン,チウラム,シマジン,チオベンカルブ,ベンゼン,セレン,ふっ素,ほう素,硝酸性窒素及亜硝酸性窒素
生活環境項目 生活環境の保全に関する環境基準として,次のとおり定めている。
河川はpH,BOD,SS,DO,大腸菌群数
湖沼はpH,COD,SS,DO,大腸菌群数,全窒素,全りん
海域はpH,COD,DO,大腸菌群数,nーヘキサン抽出物質,全窒素,全りん
汚濁負荷量 BODやCODは,水中の有機物濃度の尺度であるが,この有機物濃度に水量を乗じて有機物総量としたものが汚濁負荷量であり,一日当たりの重さ(Kg,トン)で表す。
富栄養化 海や湖などで,窒素や燐などの栄養塩類の濃度が増加することをいう。この状態にあると植物プランクトンが増殖し,海域では赤潮の発生,湖沼では淡水赤潮の発生などの現象が起きる。
赤潮 海域で特定のプランクトンが異常発生し,海水が変色(主に赤褐色)する現象を赤潮という。
赤潮はプランクトンのもつ毒性や溶存酸素量の低下などにより,魚介類に被害を与える場合がある。東京湾の赤潮は,春から夏季に多く発生し,プランクトンの種類は珪藻類,ラフィド藻類が多く見られる。
BOD 水中の有機物が微生物の働きによって分解されるときに消費される酸素の量で,河川の有機汚濁を測る代表的な指標で,この数値が高いほど汚濁が進んでいることを示す。
COD 水中の有機物を酸化剤で化学的に分解した際に,消費される酸素の量で,湖沼,海域の有機汚濁を測る代表的な指標で,BOD同様,数値が高いほど汚濁が進んでいることを示す。
DO 水の中に溶けている酸素の量のことをいう。酸素の溶解度は,水温 ,塩分,気圧等によって影響され水温が高くなると小さくなる。DOは魚類などの水生生物の生息,河川・海域の自浄作用には不可欠なもので,一般に魚類が生存するためには,3mg/L以上が必要である。
pH 酸性又はアルカリ性の程度を示す指標で,水素濃度の逆数の常用対数をpH単位として示したもので,pH7は中性を示し,それ以上の数値はアルカリ性,それ以下の数値は酸性を示す。
濁度 水の濁りの程度を表すもので,粘土鉱物であるカオリン1mg/Lが含まれた水を1度という。濁りの原因となっている物質には,粘土性物質,プランクトン微生物,有機物質などがあり濁りとなる粒子の粒径は0.1〜数百μmのものがほとんどである。
導電率 電気伝導率ともいう。電気の流れやすさを示す数値で,水中に含まれる陽イオン,陰イオンの合計量の目安となる。
塩化物イオン 水中に溶存している塩化物をいう。自然水中には,多少の塩素イオンが含まれており,多くは地質に由来するものである。沿岸海域では,海水の影響を受け,濃度が高いことがある。また,塩素イオンは,生活排水,工場排水等の混入により増加する事がある
塩分濃度 海水中に含まれる塩類(塩素,ヨウ素の化合物など)の程度を示す。塩分は海水の状態を表す基本的な項目である。

もっと詳しい環境用語を知りたい方は
国土交通省京浜河川事務所の水質用語集をご覧下さい。



水環境情報のトップページにもどる