ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

サンキューコールかわさき

市政に関するお問い合わせ、ご意見、ご相談

(午前8時から午後9時 年中無休)

閉じる

現在位置

【事例3】環境モニター制度によるコミュニケーション(味の素株式会社 川崎事業所)

  • 公開日:
  • 更新日:

業種:食料品工業 事業所従業員数:約3,000人 立地:工業地域 実施年月:平成24年6月

実施概要

取組のきっかけ

製品の原料には臭いがあり、さまざまな対策を行っているが、臭気はゼロにはならないため、臭気をはじめ、環境全般の工場取り組みの現状を理解いただくために対話集会を始めた。

取組の目標・概要

・工場を知ってもらうのが目的である。

・環境モニター制度は平成15年から行っており、対話集会はそれ以前から行っている。規制値を守れば良いというものではなく、臭いが気になるという意見があるなら、その意見を尊重し対策をするよう企業として対応している。

・周辺町内会の町内会長に環境モニターをしていただく方を推薦してもらい、委嘱手続きをして1年間お願いしている。

・環境モニターの人と年2回(夏と冬)、対話集会を行っている。

 

取組実施上の課題、課題解決のための工夫

取組実施上の課題、課題解決のための工夫

実施上の課題

課題解決のための工夫

Ÿ参加者から気軽に意見を出してもらいたい。

Ÿ少人数グループ制等の工夫をした。

Ÿ事前アンケート(案内状と一緒に送付)と当日アンケートを行い、回答を対話集会に反映した。

Ÿ昼食会に社員が参加し、自社製品を食べていただきながら、意見交換を実施した。

Ÿ何か気づいた点がある時は、気軽にメール等で意見を頂きたいと伝えた。

Ÿ事業所を新たな視点で見ていただくために、幅広い年齢層の方に参加いただきたい。

Ÿ環境モニターの推薦については基本的に町内会におまかせだが、異なる年代の方や事業所について知らない人に入っていただきたいといった要望を出している。

Ÿ環境関係だけでなく、防災協力等の要請がある。

Ÿ町内会実施の防災訓練において、AED訓練を実施した。

取組の効果

・参加者からの意見により、事業所として気づかなかった部分の対策を実施することができた。

・環境モニターから臭気や騒音について、何か気づいたことがあったときに連絡していただける。

・臭気や騒音について何か問題があったとき、環境モニターに依頼し、環境モニターの自宅周辺で何か異常がなかったか教えていただける。

 

実施内容

事前準備

・環境モニターの人選(書類作成に1人日)

 (町内会長に対し推薦依頼書の送付、環境モニターに対し案内状の送付等)

・対話集会に向けての事務作業(1人日)

 (テーマの策定、スケジュール作成、昼食メニューの考案等)

・アンケート(作成、送付、集計)について(1人日)

・対話集会に使用する資料(スライド)の作成(1人日)

 (データの集計に0.5人日)

 

開催概要

開催概要

項目

内容

開催年月

平成24年6月

開催場所

味の素株式会社 川崎工場内

プログラム

・10:00~10:30 環境への取組みについて説明

・10:35~11:10 工場見学

・11:25~11:50 意見交換

・12:00~12:40 昼食会

配付資料概要

配布資料は無し

環境モニター制度によるコミュニケーション以外でもスライドによる説明を行っており、その際のスライドを再編集しスクリーンで表示した

参加者内訳

開催側:6人(食事会では、この他に10人)

住民:30人(12町内会)

開催内容詳細

【環境対策に関する説明】

・直近半年間の環境への取り組み、問い合わせ内容と対応内容等を紹介。

・工場見学の際に対策をとった施設(脱臭設備、防音設備等)を見ていただいた。

・水資源(24時間の監視体制、工場排水の処理ルート)、CO2の削減(省エネ)、廃棄物の削減(分別による廃棄物の削減)について説明。震災以降は、節電も追加した。

 

意見交換

参加者からの質問

回答

・騒音クレームについて事例紹介があったが、そのときは規制値を超えていたのか。

・規制値内であった。しかし、いつもと違う音として気になる音であったことは事実であり、異常の早期発見に努めている。

参加者の反応

参加者の意見・感想

・環境に対するいろいろな取組みをしていることを知り良かった。

・説明をわかりやすくして欲しい。

・もっと詳しい話をして欲しい。

実施後に気づいた課題

・現状、町内会に参加を呼びかけているが、工場周辺の新設マンションの方については新規に環境モニターへの参加要請を検討。

当日の資料

スライドを使用。配布資料は「環境報告書」。

その他の取組

・地域住民を対象とした工場見学会を年に4~5回行っている。

・例えば、排水をどのようにきれいにしているかについて、汚水と凝集剤を混ぜることによって汚水がきれいになる状況をサンプルとして見せて実感してもらう工夫を行っている。

・工場周辺にマンションが新たに建ったときには、マンションの住民を対象に、工場見学等を適宜行っている。

お問い合わせ先

川崎市環境局環境対策部地域環境共創課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2532

ファクス: 044-200-3921

メールアドレス: 30kyoso@city.kawasaki.jp

コンテンツ番号45251