消化器外科で対象となる疾患(ダ・ヴィンチで行う手術)

消化器外科領域において2018年4月より健康保険適応となった手術はロボット支援下胃切除術・ロボット支援下胃全摘術・ロボット支援下噴門側胃切除術・ロボット支援下食道悪性腫瘍手術・ロボット支援下直腸切除術(切断術)となり、当科ではこのうち胃手術に関して2018年8月より開始しております。ご希望の方は各担当医にお尋ねください。

患者さんのメリット

米粒をつかむロボットアーム2014年10月から2017年1月まで行われたstegeⅠ・Ⅱのロボット胃がん手術における先進医療B(多施設共同前向き研究:患者数326人)の結果では、術後短期合併症が通常腹腔鏡手術の6.4%からロボット支援下手術では2.45%と半分以下となり、特に膵液漏(消化液が漏れて膿のたまりを作る合併症)や縫合不全(つないだ消化管がほつれ、内容物が漏れる合併症)といった死に至る可能性のある合併症を大きく減らしました。消化器外科ロボット支援下手術担当医の前職である藤田保健衛生大学(現在の名称は藤田医科大学)においては前述の先進医療での患者数は94人と最も多く行われ、自費診療による手術も含めると350例ほどの経験を有する施設となっています。
今後は医療機器の進歩とともにロボット支援下手術が広く行われていくことは間違いなく、新しくなった川崎市立井田病院において、安全性が証明された最先端の手術を提供していきます。