放射線診断科

一般撮影検査

一般撮影措置

各診療科より依頼されるエックス線検査を実施しています。エックス線は物質を透過する力があります。透過したエックス線で頭から足まで全身を撮影します。

○撮影時の注意事項
検査の内容により湿布、カイロなど障害となる物、ネックレスや補聴器などの金属類は外し、場合によっては検査着に着替えて頂くこともあります。

エックス線透視撮影検査

フラットパネル・ディテクター搭載のデジタル透視撮影装置を導入しています。
胃や大腸の透視検査、透視下での内視鏡検査、特殊造影検査等の各種検査に対応しています。
デジタル画像になり、従来のフィルム画像に比べ病変の検出能に優れています。放射線被ばくを低減する機能を備え、患者様の安全性に配慮し検査を行っています。

フラットパネル・ディテクター搭載X線透視撮影台 フラットパネル・ディテクター搭載Cアーム型X線透視撮影台 エックス線透視装置

マンモグラフィ検査

乳房X線撮影装置(マンモグラフィ)

乳がんは30代から増加傾向にあり、50歳代にピークをむかえます。マンモグラフィはその乳房をエックス線で調べる検査です。乳がんは視触診・エコー検査とともにマンモグラフィを行います。
上半身裸になって装置の前に立ち、乳房を検査台にのせます。乳房の全体が写るように前に引っ張り集めて、圧迫板で圧迫していきます。乳房を圧迫する時には、多少の痛みをともないます。痛みを感じる程度は人によって異なりますが、生理前1週間は乳房が張っており、痛みを感じやすいので避けることをお勧めします。
マンモグラフィ検診施設認定を取得し、読影認定医師、撮影認定診療放射線技師と看護師が中心になり、乳がんの早期発見・治療に取り組んでいます。
撮影は可能な限り女性診療放射線技師が対応しています。

骨密度測定検査

骨密度測定装置

骨密度測定とは、骨の中に詰まっているカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の量を、エックス線や超音波を使って測定することです。
測定部位は、腰椎、大腿骨、手の骨、腕の骨、かかとの骨など、その方法によって様々です。なかでも、腰椎は測定精度が良好で、通常は最も早く病気を発見できることから標準的です。また、大腿骨の測定は大腿骨頚部骨折の危険性を最も鋭敏に予測します。井田病院では、腰椎と大腿骨を測定しています。(測定部位が異なる場合もあります。)
測定はDXA法と呼ばれる方法で行います。これは2種類の異なるエネルギーのエックス線を照射し、骨と軟部組織の吸収率の差により骨密度を測定する方法です。この方法は最も精度の高い方法とされ、測定時間が短く、放射線を浴びる量もわずかで済むのが特徴で、骨密度測定のスタンダードとされています。

パノラマ検査

パノラマx線装置

パノラマ撮影は、馬蹄形である歯列を平面に写し出す撮影方法です。大まかな歯の状態や、歯とあごの全体像を一度に把握することができます。
装置が顔の周りを回転しながら撮影します。撮影中はオルゴールが鳴りますので、その間は動かない様にしてください。眼鏡や装飾品(イヤリングなど)は外して検査を行います。

CT検査

診断用CT

検査目的

からだの各部分を1~5mmの薄い断面の画像(断層像)として写し出し、エックス線写真では重なり合って判別しづらい部分を詳細に調べる検査です。 また心臓の検査も施行しています。

検査の方法

CT装置のドーナツ状の穴に身体を入れ、検査する部位に周りからからエックス線を照射し身体を通過(透過)したエックス線の量を数値化しコンピュータ処理で身体の断面を画像化する検査です。 胸部から骨盤までは5~15秒間、息を止めて検査をします。 検査には単純検査と造影検査の2種類があります。
「単純検査」は、造影剤を使わないで撮影する検査です。
「造影検査」は、指定された検査薬(造影剤)を静脈(主に肘)から注射して撮影します。
単純か造影のどちらを施行するかは、医師が診断目的により判断し決定します。同じ部位で単純・造影検査を同時に施行することもあります。

検査時間

単純検査は約5分、造影検査は約10分、同時に単純と造影の両方検査を施行すると約15分かかります。

検査に必要な準備および注意事項

検査には予約が必要です。 外来診察時に担当の医師の申し込みにより検査日が決まります。
食事について
「単純検査」で、腹部が含まれる検査では消化管内の食べ物が診断に支障をきたすことがありますので、検査前は禁食としています(水200ml程度飲んで結構です) 。
「造影検査」は、検査前は禁食です。 造影剤はまれに熱感や吐き気・発疹などが起きることがあります。 アレルギーやヨードの過敏症の方は問診のときに申し出てください。
植込み型除細動器(ICD)装着者の検査について
植込み型除細動器(ICD)に直接CT検査のエックス線を当てると誤動作を生じる恐れがあるため、胸部の検査は施行できません。 該当者は予約時に医師に申し出てください。
検査衣について
頭部以外の検査は、専用検査衣に着替えていただく事もあります。 金属製のボタンやファスナーなどの付いていない衣類であればそのまま検査を行えることがあります。 頭部の検査は入れ歯・ヘアピン・髪飾りなどをはずしていただきます。

MRI検査

1. MRIとは

・MRIとはMagnetic Resonance Imagingの略で核磁気共鳴画像の略です。
・MRI検査は、磁石と電波を利用して、体内情報を画像情報として取り出しコンピュータ処理により画像化する検査です。
・人体各組織の核磁気共鳴信号から神経、脂肪、筋肉等の軟部組織や動静脈血管の画像情報を得て各部の診断をします。

2.検査方法

MRI

・磁石でできたトンネルの中に寝台ごと入って検査を行います。
・検査中に工事現場のような大きな音がしますが、耳栓やヘッドホンをしていただいて検査を行います。
・注意点としては動きに対して弱い検査ですので、検査中は動かないようにお願いします。

3. 検査所要時間

・検査部位や検査内容によって異なりますが、検査時間は15~40分 程度かかります。

4. 検診MRI検査

・脳MRI (ドックのオプション検査)をご希望の方は、ドック検診予約の際にお申し込みください。

5.MRI検査の注意点

MRI検査は強い磁場の中で行う検査のため次の方は検査ができません。

  • 植込型心臓ペースメーカおよび植込型除細動器挿入者、金属製心臓人工弁や人工内耳、脳動脈クリッピング。
  • 妊娠初期あるいは妊娠の可能性のある方。 (胎児への安全性が確立されていません。)
  • 閉所恐怖症の方。
  • 入れ墨がある方。(火傷や変色するおそれがあります。)
  • 確認が必要な方(金属を含んでいるものについて)
    ・ステントなどの金属が体内に挿入されている方。(材質によっては検査可能な場合もあります。)
    ・鉄製剤服用者。
    ・経皮吸収貼付剤を使用している方。 (貼付剤の種類によっては、はがしていただきます。)
    ・アイシャドー、マスカラなどの化粧品やカラーコンタクトなど。

造影検査を受けられる方への確認

次の方は検査予約時に申し出てください。

  • 今までに喘息(ぜんそく)と言われたことがある方。
  • アレルギー体質、アレルギー性の病気がある方。(家族の方も含む)
  • 腎臓の機能が悪いと言われたことがある方。
    *放射線科医師の判断で、造影剤腎症予防の点滴を追加したり、造影剤を使用しない場合があります。

更衣について

  • 頭部以外の検査は、専用検査衣に着替えていただきます。
  • 金属製のボタンやファスナーなどの付いていない衣類であればそのまま検査を行えることがあります。
  • 頭部の検査はヘアピンや髪飾りをはずしていただきます。

アイソトープ検査(核医学検査)

ガンマ線という放射線を放出する少量の薬(放射性医薬品)を主に静脈から注射し、検査用のベッドの上で静かに横になっている間に、ガンマカメラという装置で体内の薬の分布を画像(シンチグラム)にする検査です。体の中に入った放射性医薬品がどのような速さで、どこに、どれだけ集まってくるかを調べることで、臓器や組織の形だけでなく血流や代謝などの機能変化を知ることができます。

注射された薬は、一度は目的の臓器や器官に集まりますが物理的な減衰や排泄により、早いものでは数時間、遅くても数日で放射線が弱くなってやがてなくなってしまいます。このためある程度の放射線被ばくはありますが、放射線影響の心配はありません。

代表的な検査に骨シンチ、ガリウムシンチ、心筋シンチ、脳血流シンチなどがあります。

骨シンチグラム心筋シンチグラム脳血流シンチグラム

ガンマカメラ

IVR室

血管撮影装置

IVR室では頭部・胸部・腹部・四肢血管造影検査と心血管造影検査等を行っています。

検査目的

血管の造影による画像診断だけではなく、血管内治療(IVR:Interventional Radiology)を行います。例えば、悪性腫瘍に対する抗がん剤の動脈注入による化学療法や腫瘍の栄養血管の塞栓および出血血管への塞栓術、また狭窄や閉塞した血管をバルーンカテーテルなどで広げる拡張術などが行われています。

検査概要

一般的な方法としては、鼠経部(脚の付け根)や肘にある動脈を、局所麻酔をして皮膚の上から針を刺し、そこからカテーテルと呼ばれる細い管を動脈や静脈へ挿入します。カテーテルを目的の部位まで進めていき、到達したところで造影剤を注入して撮影を行います。
従来、この検査は非常に苦痛を伴うものでしたが診断機器、造影剤、カテーテル等の進歩により、安全で迅速に苦痛も少なく行うことができるようになりました。

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