◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
宮前平保育園
運営主体 川崎市
住所 宮前区宮前平2-11-6
定員 120名
評価実施年月 平成18年1月〜3月
結果公表 平成18年 3月
評価機関 株式会社 R−CORPORATION

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成17年10月20日〜12月19日
園内の自己評価研修として4月から3回各職員が実施し、(8時間)、リーダー会議において評価の取りまとめを行い(4時間)、その後、園長と次席にて最終的に評価のとりまとめを行なった。(7時間)
評価調査員による評価
(実施日)

平成18年1月25日、1月31日
3名の評価調査員が評価項目を分担して調査した。自己評価結果及び利用者アンケートの結果を基に、保育園長及び幹部職員、主任保育士に対してヒアリングを行い、自己評価結果を確認した。職種に関わる評価項目については、一般保育士、看護師にヒヤリングを行い確認した。保育内容及び保育環境等の観察が必要な評価項目は、観察により確認した。書類等の整備が必要な評価項目や自己評価の根拠に掲げている書類・資料等は現物を確かに確認をした。
利用者家族アンケート
(実施期間)

平成17年12月5日〜12月19日
当保育所利用者116世帯に、保育所を通じてアンケートを配布し、保護者記入後(無記名)、返送用封筒に封入の上、園内に評価機関が用意した回収箱を設置して頂き、保護者に投函して頂き回収した。回収されアンケートは、自己評価結果等と併せて保育所より評価機関に返送して頂いた。

総評(評価結果についての講評)

優れている点としては一人ひとりの子どもの発達状況を配慮し、月次レベルの指導計画が作成され、毎月の保育状況を反省して、指導計画が見直されています。翌月の指導計画には、反省点が盛り込まれ、きめ細やかな保育を目指しています。運営改善に取り組む姿勢として、園の行事の後にはアンケートを収集し、アンケートを通じて利用者の意向や満足度を把握すると同時に、職員は反省と見直しを行なっています。日常業務の効率化に向けては、園長は会議や個人面接(新人事評価)で職員と話し合う機会を設け、問題意識を持ち、課題を抽出し改善に取り組んでいます。また、保育において、保育士が子どもに対してせかす言葉や制止する言葉は使用しないようにしています。しかし、危険が迫っている場合や交通の状況の際には、臨機応変さを心得、適切な対応を行なっています。子どもの要求や訴えに対して、その気持ちを受け止め、子どもが甘えたい場合は受容し、子どもの視点に立ちながら丁寧に対応されています。排泄については、散歩の前などに習慣付けがありますが、あくまでも強制せず、子どもの一人ひとりのリズムに合わせて対応しています。また、就学前は頻繁にトイレに行くのではなく、リズムをつけさせる訓練も行なっています。保育では、子どもの発達や季節に応じた行事を行い、自由時間に季節の玩具(獅子舞、南京玉簾、はねつき、こままわし、竹馬、剣玉等)を用い、子ども達は楽しく遊んでいます。子ども達は身近な自然と接する機会を多く持ち、雲を見て、季節の風を感じ、感性を育んでいます。ジャングルジムを船に見立てて遊ぶなど、創造力が育まれています。子ども達は、歌や踊りが大好きで、毎日CDに合わせて歌っています。エコで作ったマラカスを楽しんだり、手作り楽器に興味を示し、自由にのびのびと活動をしています。お絵かきでは、絵の具は管理されていますが、クレヨン、小麦、油粘土、紙、色えんぴつなどは子ども達自身が自由に使えるようになっています。外国市民の保護者への対応は、園の連絡事項がわかるよう、コミュニケーションの際に、言葉をゆっくり丁寧に話をしたり、文書においては、ルビを打つなどをして意思疎通が図れるよう努めています。性差に関しては、遊びにおいても服装においても、男女の固定観念に捕われることなく保育がなされています。乳児保育に関しては、1日1回、戸外に出て遊ぶ機会を設けています。また、0歳児担当は特定の保育士が継続し、臨時においても代理者が特定された形で継続されています。長時間保育の環境作りとして、保育士はゆったりと子供と接するように努め、家庭的な雰囲気の中で、子ども達は好きな遊びをしています。また、異年齢児が遊びやすいよう、自由に選べる遊具を用意し、また、異年齢児同士が遊べるよう言葉かけを行なっています。障害児保育に関しては、入園前の障害児とその保護者との関わりを知り、園全体の職員が共通理解を図っています。また、療育センター、医療機関との連携が図られています。障害児に合わせた計画を立て、家具にも配慮を行い、発達の援助を行なっています。

独自に取り組んでいる項目としては、3年前より行財政改革のひとつとして給食業務が委託になりました。モデル事業として、保護者が非常に心配していましたが、直営業務と同じレベルを保ち、食教育に関しては、給食会議で意見を交換したり、保護者に情報を発信しています。職員の共通認識・連携があったからできた委託事業だと思っています。異年齢児交流保育(乳児・幼児クラスで実施)では伝承遊びを年間保育計画の中に位置づけ、竹馬や太鼓の挑戦、又、昔から伝わる伝承遊び(あやとり、こま、かるた、福笑い等)を取り上げています。

改善すべき事項としては個人面談や保育懇談は年間を通じての日程(日時)を年初の保育説明の時、担任を通じて公表され説明の上、参加を呼びかけられ、働く保護者が予め予定の調整がつけられるよう配慮されていますが、保育説明会に欠席した方や忘れてしまう方に対しての工夫もされると、参加者も多く増え、園への相互理解も高まるものと思われます。また、実習生等の受け入れの意義や方針は、年に一度、保育説明会で保護者に説明されていますが、保護者に十分理解して戴く意味で、実習生などが来園する頃に再度、保護者に周知するような取り組みをされると、より保護者の理解や園への協力、また家庭において、子供から園生活の話を聞くコミュニケーションの一つともなり、園の保育への関心も高まっていくと思います。加えて地域のニーズに基づき、地域に密着して子育ての家庭の支援に取り組まれ、保育園が有する専門性を生かし子育て支援に当たられ貢献されていますが、更に,子育て相談の利用を促すために、FAXや電子メールの活用を行い、子育て相談の窓口を広げる設ける工夫を行なう事が出来れば、地域の子育て家庭の支援に幅広く当たることが出来、宮前区の福祉拠点として、高く評価されていかれることと思います。


評価結果(PDF版)(347KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2630