<園の概要>
昭和26年開設の歴史の長い定員120名の園です。近隣には古くからの商店街や住宅地と最近建設された高層住宅が混在しています。近くの大師公園までは歩いて10分ほどで、園児の散歩コースになっています。
川崎市が各区に1園設置している市立の産休明け児保育の実施園で、常勤の看護師と栄養士がいます。平成3年に改築され、市立園の中では園庭、保育室とも広さにゆとりがあり、伸び伸びとした施設環境になっています。1階に0〜2歳児の部屋があり、戸外に出やすい環境にあるので、天気の良い日には積極的に戸外遊びを楽しんでいます。又、部屋も広いので、待機児の受け入れを行なっています。
<特に優れている点>
◆高い専門性に基づいたサービスの提供
・ 川崎市策定の「指導計画」「観察・個人記録」等の書式により、在職年数平均19年と経験豊富な保育者による詳細な指導計画が作成されています。また、それに基づいた一人ひとりの子どもの気持ちを汲み取り、自立を促す穏やかな援助が行われています。
・ 看護師や栄養士による体調や体質に配慮した配慮食、除去食の提供や、体調に合わせたレシピの家庭への提供を行っています。
・ 園児や未就園児の発達相談を受け、保育士、看護師、栄養士による関係機関とも連携した助言を行っています。
◆子どもや保護者の状況にあわせた柔軟な対応
・ 体調不良の際には、担任、園長、看護師が保護者と相談の上、子どもの状態と共に保護者の勤務の状況にも配慮し、看護師による看護を受けつつ迎えを待つなど柔軟な対応をしており、保護者アンケートからも適切な連絡や処置等の柔軟な対応についての満足度が高いことが伺われます。
・ 園長が中心となって保護者からの相談を聞き、配慮を要する子どもについては必要に応じて個別の支援マニュアルを作成し、個々の家庭や子供への支援をおこなっています。
<改善が望まれる点>
◆マニュアルの周知とさらなる活用のための取り組み
・ 在職年数の長い職員が多いため、マニュアルを参考にしなくても、経験に基づいて日常のサービスが実施されています。今後、後進の指導のためにも、現在の市作成のマニュアルを園の現状に合わせて使い易くすると良いでしょう。また、臨時職員等も含めた全職員に配布する等の周知を図るとともに、マニュアルについての研修の開催や定期的な見直し等、(パート職員も含め)周知や活動のためのさらなる取り組みがあると良いでしょう。
・ 異文化や生活習慣の違い、性差意識などについて職員の意識確認のための定期的な学習や研修を行うことが期待されます。
◆事故対応の方法の明文化と保護者への周知
・ 事故対応については、「事故発生時の対応」マニュアルがあり、「事故・ヒヤリハット報告書」等の提出、職員会議での改善点の話し合い、1ヶ月後・3ヵ月後の再点検等も実施し、予防に努めています。今後は、保護者にも事故や怪我が起きた際の対応方法を明文化し、予め周知することが望まれます。
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