<園の概要>
昭和25年9月開設された歴史の長い園です。下町的な暖かい雰囲気の住宅街に囲まれた静かな環境にあります。昭和36年6月大島乳児保育園が同じ敷地内に別園舎として開設され、川崎の乳児保育園1号となりました。乳児35名、幼児120名の計155名定員の大型保育園で、昭和40年、55年に各々が改築されています。園庭が狭いため、子どもたちはよく近くの公園に散歩に出かけています。
<優れている点>
◆詳細な計画に基づいたサービスの提供
・ 在職年数平均21年と経験豊富な保育者により、川崎市策定の「指導計画」や「観察・個人記録」等の書式への詳細な記入とその活用がされています。幼児では年齢別指導計画、乳児には個別指導計画を作成、それに基づき一人ひとりの子どもの気持ちを汲み取り、自立を促す穏やかな援助が行われています。
・ 園の保育士、看護師、栄養士等の職員相互の連携、また医療機関や行政等の関係機関とも連携が取れており、園児や未就園児の発達相談を受け、適切な助言を行っています。
◆ 配慮を要する場合の柔軟な対応
・ 体調不良の際には、担任、園長、看護師が保護者と相談の上、子どもの状態と共に保護者の勤務の状況にも配慮し、事務室のベッドで保護者の迎えを待つなど柔軟な対応をしています。
・ 園長が中心となって保護者からの相談を聞き、配慮を要する子どもについては個別指導計画を作成し、個々の家庭や子供への支援をおこなっています。
◆園独自のマニュアルの作成
・ 川崎市版マニュアル「健康管理」「保育園給食の手引き」「虐待対応」等に基づき、園独自の詳細なマニュアルが、作成されています。常勤職員へ配布され、各クラスにも配置され、周知されています。
・ 「延長保育の仕事確認」マニュアルがあり、保育士、パート職員の動きが詳細に記載されており、引き継ぎや、保護者への連絡が円滑に行われています。職員の組み合わせや引継ぎ時間にも工夫があります。
<改善が望まれる点>
◆人権への取り組みと勉強会の充実
・ 子どもの人権への配慮等については、職員研修は行っていますが、今後、保護者懇談会等においても具体的に取り組むことが期待されます。また、各種勉強会と同様に、職員が外国人市民を正しく理解するための機会を、できれば臨時職員も含めて、設けていくとよいでしょう。
◆保護者への周知
・職員の役割分担、学生やボランテイアの受け入れの意義等について、保護者への周知がやや不十分です。今後は、事故対応の方法についても明文化し、保護者へ周知していくことが期待されます。
◆サービス改善へのしくみの確立
・ 不審者対応等についての事件防止に関する視点からのチェックや事故発生予防のための記録(「ヒヤリハットシート」への記入)がやや不足しています。今後、サービスの改善につなげる仕組みづくりへの確立が望まれます。
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