◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
川崎市みぞのくち保育園
運営主体 社会福祉法人 大慈会
住所 高津区溝口4-19-2
定員 120名
評価実施年月 平成19年10月〜平成20年3月
結果公表 平成20年 3月
評価機関 株式会社 R−CORPORATION

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成19年7月26日〜平成19年12月23日
個別に自己評価を行い(約2時間)、園内担当者が集計し、職員会議(3時間×7回)で評価のとりまとめを行なった。
評価調査員による評価
(実施日)

平成20年2月26日、2月27日
3名の評価調査員が評価項目を分担して調査を行なった。自己評価結果及び利用者アンケートの分析結果を元に、園長及び次席主査に対してヒアリングを行い、自己評価結果を確認した。職種に関わる評価項目については、主任保育士(幼児・乳児担当者)、看護師、栄養士にヒアリングを行い確認した。保育内容及び保育環境等の観察が必要な評価項目を確認した。書類等の整備が必要な評価項目や自己評価の根拠に掲げている書類、資料等は現物を確かに確認した。
利用者家族アンケート
(実施期間)

平成19年12月4日〜平成20年1月4日
当保育所利用者116世帯に、保育所を通じてアンケートを配布し、保護者記入後(無記名)、返送用封筒に封入の上、園内事務所前に評価機関が用意した回収箱を設置し、保護者に投函して頂き回収した。回収されたアンケートは、自己評価結果及び事前提出書類一式と合わせて保育所より評価機関に返送した。

総評(評価結果についての講評)
 保育士は、子どもたちに対して、ゆっくりはっきりした温かみのある言葉で話しかけ、一人ひとりへの理解を深め、子どもの気持ちの受容に努め丁寧に対応し、せかす言葉や制止する言葉を不必要に用いないように努め、子どもの成長を促すような助言、対応を心がけ、1対1の信頼関係を大切に保育を行い、「子どもの大切さについて」を基本に、職員に関しても、保育士個々のばらつきが無いよう1クラスにダブル担当制をとり、OJTを含めた研修を行ない取り組んでいる。登園児や保育中泣いたりしている子どもたちに対しては、叱ったり、放置せず、子どもの気持ちに寄り添い状況に応じて抱いたり、優しく声をかけたりしている。基本的な生活習慣については、カリキュラム上の発達はあくまで基本の目安と考え、子どもの自主性を尊重し、自分でやろうとする気持ちを大切にし、一人ひとりの対応に配慮し、排泄や着脱においても自立に向けて子どもの気持ちを大切にし、寄り添い、成長に応じて対応している。保護者には送迎時に口頭で伝えたり、連絡帳、個人面談を通して連携を図っている。入眠については、落ち着いて眠れるよう配慮し、オルゴールで誘い、身体に優しく触れ、安心して心地よい眠りにつけるように配慮している。子どもの興味、関心を尊重し、活動を臨機応変に取り入れ、行事においても楽しさを優先し、興味を引きだすような工夫や配慮をし、玩具や素材を用い、子ども達が自発的に活動できる環境を整備している。園では、玩具、遊具選定会議を設け、各年齢に相応しい玩具、遊具かを検討し、子どもたちが模倣から想像力を培えるような玩具を揃えている。遊具選定会議は全園では初めての試みであり、有効な遊具の配分、補充を行い大きな成果を上げている。保育室では、コーナーを設け、子どもが自由に選んで遊べる時間を設けている。

 朝、夕、昼食後などの自由に遊べる時間には遊びを子どものリクエストで決めて伸び伸びと遊ばせている。身近な自然や社会と関わる取り組みでは、散歩で小学校、公園、多摩川、二ケ領用水などに行き自然に触れる機会を作っている。散歩の関わりの中で、子どもの発見や興味を示しているものに気づき、共感を示し、共有を図り、感性を養っている。また、季節の移り変わりの自然の表情を見、雲の形や流れ、空の色、季節や時間による影の伸び方の変化を見る等、色々な虫の観察から、創作活動へ自然から得たものが活用されている。また、移動動物園や事務所前の水槽、子どもたちが育てている植物や野菜などで接する機会を設け、植物の生育に親しみ、その中で、保育士が命の大切さや思いやりの心を育み、子どもたちが自分から興味、関心を持ち、自発的に関わりたくなるように環境構成に努めている。園では、生活の時間感覚や、当番活動において人数数え、配り物、牛乳やお茶の配膳、鬼ごっこやかくれんぼ、縄とび、トランプなどの遊びを通じて数、量の感覚が身につくようにし、数、量の表現の仕方を出来るだけ実例に則して行うよう努めている。散歩中や公園などで保育士が率先垂範で挨拶を行なったり、子どもたちは公園で地域の人に挨拶をしたり、近所の犬の名前を覚え呼びかけたりして社会性が身につく機会に努めている。社会体験では、図書館で本を借りたり、小学校の行事に参加をしたり、郵便局へ年賀はがきを出す等の機会を設けたり、総合避難訓練で消防署の方の指導や交通安全教室で警察署の方と接する等、社会体験が得られるようにしている。遠足でも行きは電車、帰りはバスなど公共交通機関を利用し社会体験の取り組みを行なっている。様々な表現活動では、歌や絵や身体を使い、多様な表現活動が出来るようにしている。

 園では、音楽と造形を一斉保育として力を入れて行っており、乳児にも歌とリズムを取り入れ、0歳児では粘土を握るだけの作品を創る創作活動もすばらしい。音楽をかけたり、ピアノ等を使い自由に歌ったり踊ったり、楽器を使用する時間を設け楽しめるようにし、音楽会やお遊戯会を通して発表する機会を設けている。自由に使う楽器は手作りの楽器で楽しんでいる。素材は、道具箱や保育素材入れから自由に使えるようにしている。年齢に合った、身体を使った遊びを取り入れ、紙芝居や絵本の読み聞かせなど積極的に取り入れ、バランス良く活動できる環境を整備している。子どもが作った作品は子どもの気持ちを大切にすることと同様に大切に扱われ、更に季節にあった作品づくりを心がけている。保育士は、子どもの表現を受け入れ、聞き出し、尊重することで、子どもたちも学び、子ども同士のコミュニケーションを大切にし、自信を持たせるようサポートし支援をしている。遊びや生活を通して、保育士は、子どもの気持ちの全てを受け入れる姿勢を持ち、子ども同士で思いを伝え合えるような言葉がけを行い、人間関係が育つように配慮している。けんかでは、子ども同士が、お互いが意見を言い合え、成長ができるような保育に努め、状況に応じて仲裁に入る場合には、双方の子どもの言い分を十分に聴き、公平な態度、子どもの成長に応じた適切な援助に努め、納得できるように対応をしている。遊びや散歩の際は、順番を守るなどの社会的ルールを伝え、お当番活動の給食の配膳、配りもの、掃除の手伝いや年少のお手伝いを通し、思いやりの気持ちや自信と責任感を育むよう努めている。異年齢児保育としては縦割り保育、朝・夕の合同保育、異年齢児による交流散歩、園庭での交流等を設けている。

 高津小学校との交流、中学生による職業体験、月見団子の会やおもちつきでのお年寄りとの交流や支援センターに遊びに来る親子との交流など、様々な年齢の人たちと交流する機会を得ている。子どもの人権に配慮する気持ちを持ち、文化の違いを学習し、認め、「心は言葉の壁をほぐす」気持ちを持ち、互いに尊重する心を育てるよう配慮している。保育者は子どもに対し、威圧的な態度を取ったり、否定的な対応を行ったりしていないか、複数担任制をとり研鑽し合い、子どもたちがいつでも意見を言えるように環境作りの整備を心がけている。園では様々な家庭の人たちが利用している施設であることを第一に考え、利用者のそれら全てを受容し、認め、否定せず、保育者の姿勢を示すことが子どもの心を育てることに繋がると考えた保育をしている。保育士は、職員会議や職員研修を通して人権について学習する機会を設け、園だより、園長との対話会、クラス懇談会を通して保護者にも伝えるようにしている。今後、具体的な取り組みを保護者を含めて行なう事例があげられることを期待します。外国人市民の子どもの人権について、その歴史的背景や社会的背景を学習する機会を設け、保護者へ懇談会やクラス懇親会を通じ、保護者間の関わりを深めてもらうよう努め、生活習慣や、考え方の違いを理解し、受容し、子どもたちに紙芝居やお話を通して伝えるようにし、互いに尊重する心が育つように努めている。日本語による伝達が不可能な場合は、英語などでコミュニケーションの取れる職員が連絡事項や意向を伝えるようにしている。

 性差への先入観による固定的な観念や役割分業を植え付けないよう幼児期から男女が対等に能力を発揮し、個人の特徴を認め合えるよう、複数担任制を設け、男女平等に接することが出来るように、お互いを確認できる体制作りをし、複数担任制により、常に保育者同士で確認し合い、研鑽し配慮をしている。保護者へは、園だより等で働きかけている。 乳児保育では、入園面接で家庭での授乳・離乳食の状況を把握し、特に節目については毎日の送迎時や連絡帳を使い、家庭と連携を取りながら、離乳食の計画表に基づき連絡を取り合っている。乳児が、午前寝または夕方眠くなった時は、睡眠が取れるよう遮光に対して配慮を行い環境を整備している。また、一人ひとりの発達段階に応じた活動が出来るようにしている。日差しを見極め、自然環境と子どもたちの体調を考慮し、園庭に出たり、お散歩や小学校の通路などに出、戸外で遊ぶ機会を設けている。喃語にはゆったりと応え、子どもたちの欲求や要求、感情を受け止め、スキンシップをしながら心に寄り添うよう接している。園では、ゆったりとした雰囲気の中で、スキンシップを図れる遊びを十分に持ち、子どもたちの発達(這う、つかまり立ち、歩く、つまむ、つかむなど)に合わせた遊びを行っている。寝かせる時は仰向に寝かせており、午睡チェックリストで確認をして注意を払っている。基本的にクラスの担任が、継続的な関わりを持てるようにし、個人記録の担当者を決めている。特に0歳児、1歳児については全担任、全パートの中でのローテーションを組んでいるので、馴染みの無い先生が担当する事は無い。保育士は、子どもたち一人ひとりの要求に答え、抱いたり、声をかける等、ゆったりと接っし、仕草から理解する能力の向上に努め、一人ひとりの行動を見守る姿勢を持ち、対面で話すよう努め、指導型は行わないようしている。

 保育者が交替の際は、口頭と引継ぎ表による文書で職員間で引継ぎを適切に行っている。長時間保育では、家庭的な雰囲気作りを行い、カーペットのある部屋で過ごし、長時間保育担当の保育士を配置し、一人ひとりの要求に応え、ゆったりと安心して過ごせるように配慮している。子どもにとって長時間保育は疲れるものであり、日中の動の活動を静の活動へ移すよう努めている。遊具は長時間保育専用のものを用意し、子ども達が好きな事をして過ごせる時間・空間を作っている。眠い児については、その部屋に布団を敷いてゴロゴロできるよう配慮している。時間により、全クラスか2クラス毎等で過ごし、その中で異年齢の子ども同士で遊べるよう配慮し、おままごとやブロック、又は上の子が本を読んであげる等異年齢の子ども同士が仲良く過している。職員間の引継ぎは、職員間で口頭、引継ぎ表を使い、適切に申し送りを行っている。保護者に対しては出来るだけ”子どもの良い話”をお伝えするよう努めている。障害児保育では、入園時の職員会議の時に関わりを知り、またリーダー会議でも申し送りなどで経過報告をし、職員は、その子どもの障害を十分に理解し、又、その子ども専用の個別計画を作成している。園では、クラス担任の中から担当の保育士を特定して保育に当たり、保護者の理解の元、東京の中部療育センターの助言、援助を受けている。又、障害児の特性に合わせ個別の計画を立て、保育内容を見直し、個人記録表に記入している。子ども達へは、障害があるという直接的な言葉がけはしておらず、必要に応じてその子の個性だという風に伝えるようにしている。施設としてはバリアフリーになっており、複数担任制をとり、必要に応じたサポートが出来る体制と人的サポートを用意している。

 障害児保育に携わるに際し、スーパーバイザーが配置され、一般研修やOJTで研鑽を行なっている。保護者に対しては、障害を持つ子どもの保護者の意向もあり、情報は控え、その都度、保護者の理解の下、検討を図っている。以前は、障害を持つ子どもの保護者が懇談会で話を伝える経緯があったが、園としては障害を持つ子どもの保護者の意向を最優先する方針である。全保護者に対しても行っていることは同じだが、常に子どもを見守り、園の中で成長したことを共に喜び、共に育てるという環境を作るように努め、面接の機会を多く設ける等し、よりサポートが出来るようにしている。

 多様な子育てニーズに対応して、乳児保育、延長保育、一時保育(含む緊急保育)、子育て支援センター、障害児保育などの特別保育事業の実施を行っている。緊急入園については、支援センターと一時保育(緊急)を窓口に、福祉事務所や児童相談所等と連携し、速やかに行われるようにしている。一時保育と子育て支援センターに来ている子どもや保護者へは、通常保育との関連を配慮しながら行なっている。

 育児相談等、地域の子育て家庭を対象とする子育て支援として、地域における子育てニーズを把握し、子育て相談を行っている。見学者以外の子育て相談は子育て支援センターが行っており、低年齢のケースが多く、相談はあまり深刻なケースはありません。情報提供では、子育て支援センターを中心に行っており、また、事業計画で分かるようにしてあり、開示情報もある。地域の子育て家庭の親子が集まる機会として、行事や一斉保育で集まる機会を設けてたり、お誕生日会、うたとリズム、リトミック、絵本の読み聞かせ、ベビーマッサージなど、イベントを定期的に実施し、集える機会を設けている。また、支援センターたまご経由で園庭の開放を実施している。地域の保健福祉センター等とは連携し、保健所が支援センター利用を紹介している。また、気にかかるケースなどの関わりは連携をしながら進めている。地域活動事業は、園主催の行事も含めて、支援センター主催の年間計画に沿って地域活動に関わっている。子育て支援センター実施園として、民生児童委員会や保健所との連携や利用者からの直接の声、ご意見箱などによる情報を把握し、園児との交流や行事への参加など、適切な取り組みをしている。広報では、ホームページ、情報誌、高津区子育てネットワーク、公的機関、町内会などの協力を得て掲示板を利用し、広報をしている。初めて利用する親子には、口コミを大切にし、お母さん同士が交流できるよう仲介し、遊びを通じて溶け込みやすい雰囲気作りをしている。育児相談では、温かくゆったりと余裕のある対応に努め、専任スタッフが受容する態度を持ち研鑽をしている。

 また、プライバシーを確保できる別室で相談を受けることが出来るよう配慮し、親が育児の気分転換が出来るよう、気持ちよく迎え入れ、共に考え合えるような関わりに配慮している。子育ての情報は、たまごだよりやインターネット、子育てに役立つ新聞、雑誌なども活用し、積極的に提供をしている。

 健康に関する管理マニュアルがあり、各クラスに配布し、職員が周知できるようにしている。現在、園独自のマニュアルを作成中である。歯磨きは年齢に応じて指導している。保護者には、感染症対策として保健だより、随時お便りにて予防策、対応策を周知している。発生状況は発生状況報告表や掲示板を通して保護者へ随時報告している。健康管理に関しては、入園時の面談、個人面談での保護者との連携の基、生活記録表、連絡帳、朝の受け入れ時の保護者からの情報により、健康状態の管理を行っている。また、朝の会議、リーダー会議、職員会議で職員へ周知するようにしている。看護師による朝、夕の巡回や、月1回の身体測定、内科検診、健康管理マニュアルにもとづく朝の視診や午睡前の全身チェック、午睡チェック表などで全園児の健康状態の把握をしている。生活記録や健康手帳はコピーして渡している。日々の子どもたちの個別の健康状態は、保健日誌、保育日誌に記録し保育に反映している。熱傷病発生報告書にて詳細に記述し、保護者との連携を取っている。チェック表で管理され、法人全体の合同会議が設けられ、管理者、栄養士、看護師、主任保育士、事務職員は関連3園の連携が可能であり、幅広い視野での対応が可能となっている。リーダー会議には必ず看護師が出席し、熱傷病発生報告書などは看護師に頼りすぎないよう保育士が書き、看護師がチェックする形をとり研鑽が図られている。保護者へは健康手帳、生活記録表、連絡帳、熱傷病発生報告書にて伝達している。食物アレルギーの子どもについては、主治医、園医の意見書を基に健康管理委員会の指示をうけ、対応している。予定献立表が前月25日に届くので、読みあわせを行い、ダブルチェック体制をとり(栄養士側・保育士側)除去食の確認を行い、給食対応した上でクラスに戻し万全を期している。

 また、保護者へ年2回以上更新するよう働きかけ、申請書提出の促進を図っている。衛生管理については、衛生管理マニュアル(含む健康管理チェックリスト)をもとに食材、衛生面に配慮して給食を提供している。独自の新衛生管理マニュアルが完成し、平成20年度から実施することになっており、当番のマスク、バンダナ着用なども項目に盛り込まれている。全クラスとも同じ陶器の食器を使うことにより、衛生、安全面に配慮している。安全面では、賞味期限切れの食材や古くなった食材を使用していないかその都度チェックをし、川崎市の献立表をもとに栄養バランスを考慮した給食を提供している。おいしい給食を提供するために検食を行い、検食簿や予定実施献立表に記載している喫食状況や、子どもの残食の量を把握し、リーダー会議や職員会議で確認をし、より良い食事を提供できるように努めている。食品の納品時は、栄養士が鮮度をチェックし、食材は使い切りを徹底するよう努めている。園では、子どもたちの年齢、活動に合わせて配膳時間を考慮し、主食、汁物は食缶で提供することで適温、適量給食が配膳できるように配慮している。外出時の時間遅れについても連絡すれば対応出来る体制にある。食材では、旬のもの季節感のあるものを利用し(川崎市の献立)、行事食、食材について保育士や栄養士が季節に関する話をしたり(食の歳時記などの活用)、隣接した高津図書館で借りた紙芝居などを通して食文化を伝える工夫をしている。食材への関心を持ってもらうため、苗、種から食物を栽培、観察、収穫、調理を実施し、自ら育てた食材により、食べる意欲を育てている(かいわれ、トマト、きゅうり、いんげん、二十日大根、枝豆。)計画、実施状況は食育活動一覧表に記入されている。子どもたちが収穫したきゅうり等を刻む調理する機会を設け食への関心に繋げている。

 おやつは、川崎市の献立表をもとに週3日、手作りおやつを実施している。おやつは年齢別に何を作るか決めている。食事環境では、各クラスで食べ方の工夫に取り組んでいる。食事場所の工夫(園庭、テラス、ホール)や、食事環境の工夫(テーブルクロス、音楽をかける、散歩で摘んできた花を飾る)を実施して楽しく食事ができるよう工夫している。ホール食の場合は縦割り食も行うことがある。また、家でも取り組むことができるように、給食だよりで保護者に三角食べや箸の持ち方などの食事のマナーを伝えたり、保育士の食べている姿勢を見本とし、保育士の食べ方を見て年齢に応じた食事のマナーがつくように努めている。とても明るく楽しい食事風景で微笑ましいが、終わりのご挨拶を習慣化する指導にいま1つ工夫が必要と感じる。食事内容の改善に関しては、検食簿、リーダー会議、調理担当者の話し合いにより改善の機会を持ち、改善内容を次月の献立に反映し、クラス別の様式に記入し、反省の材料にして取り組んでいる。残食については、保護者にメモを渡すように配慮している。栄養士はローテーションを組んで定期的にクラスを回り、子どもとコミュニケーションを行い、給食の内容についての話、食育、食文化を伝えている。また、栄養士は、行事食やバイキング、ホットケーキやピザトースト作り、とうもろこしや枝豆などの皮むきの際に子どもたちに作り方、むき方を伝えながらコミュニケーションを図るよう努めている。日々の献立は、月ごとの献立表、事務所前のサンプルケースにて示している。日々の喫食状況は生活記録表(0歳児は連絡帳)に記入し、保護者に伝えている。各クラスにて、その日の子どもたちの体調、食欲から判断して量の加減に考慮し、主食、汁物は食缶にて提供しているため、配膳時に加減ができるようにしている。

 病後食(回復期)にあたる子どもの給食については、保護者と連携の基、給食担当、保育士および看護士と連携を図り、給食室に人数報告の際に、その子に合わせた適切な食事を提供している。乳児期については、面接時に個別の連絡帳を持参・利用して、家庭と連携しながら、離乳食に対する計画表を作成し、発達発育に応じた離乳食を提供している。0歳児では1歳を迎えたあたりを完了期の目安で、成育度に応じてフレキシブルに対応している。 

 経営改善に向けては、保護者へのアンケートやご意見箱で抽出し、保護者会には必ず職員が出席し、園長との対話会での意見交換や、様々な場面で利用者の意向を伺い、満足度を把握するように努めている。保護者の満足度についてのアンケートは保護者会が独自に行って頂いた。日常業務の効率化に向けては、職員のアンケートや職員面接を通し課題を抽出し、職員会議や業務時に業務の効率化について話し合う機会を設けている。運営改善に向けては、保護者アンケートや保護者会の意見を基に、保育計画作成の際に運営改善の課題を盛り込み、定期的に検証(3ヶ月に1回程度)を図り、4月の来年度計画につなげて見直しを行っている。

 保育計画は、児童生活表、支援センターを通しての情報、保護者会役員、保護者会総会の意向、懇談会、面談などの意見、川崎市保育基本計画と概要、高津区福祉事務所の情報、高津区の特性などを考慮して、作成している。保育計画は園長、副園長、主任が、問題点を具体化し、前年度の反省を加味して原案を作成し、職員会議で原案をもとに職員全員の意見を聞き、考慮され、検討し、作成している。職員とは正職員を指し、パートについてはアンケートによる意見の吸い上げと会議録の回付で周知をしている。年度末にはパートも加えた全員出席の職員会議を開催している。保護者へは、入園のしおり、園長との対話会、4月の保育説明会(園、クラス)、園だより等で保育計画を説明をしている。保育理念や基本方針は、事務所の前に掲示し、しおりにも明文化されており、保育説明会でも説明している。周知については、職員には職員会議で行い、保護者には園だより、しおり、園長との対話会で周知をし、地域住民や関係機関等には、支援センター、高津区フェスタで、行事案内などのしおりを配布し、保育園開園時に関係機関にパンフレットを配布する等、周知を図る取り組みを行っている。近隣の方には2年おき位の間隔でご挨拶にまわる等、配慮をしている。

 情報提供については、園だより、保健だより、給食だより、たまごだよりは月に1回、クラスだよりを定期的(2ヶ月に1回程度)に、また必要に応じて随時発行、配布している。忙しい保護者が目を通しやすいように、毎日目を通す生活記録表の連絡事項に記入をし、大事な部分には赤線を引くなどし、わかりやすく伝えるよう工夫している。また、クラス連絡(教室入り口に貼り出し)での掲示、ホームページで掲載するなど工夫に努めている。その他では、園児の保護者、支援センターを通して園を利用している人、見学者などに配布している。また、行事のポスターを地域の人に見てもらえるように、保育園の掲示板、地域の商店や自治会の掲示板、関係機関(郵便局、駅、区役所等)の掲示板に掲示して、園の様子や行事等をお知らせする取り組みを行っている。広告媒体では、園のホームページがあり、高津区の雑誌にも掲載されている。園の運営状況についての情報は、社会福祉法人大慈会全体の運営状況をホームページにて公開している。ご意見箱は保護者会が管理し、記名で意見を書いてもらい、保護者会としての集約を無記名で園に提出するシステムで運営する取り組みを行っている。

  

評価結果(PDF版)(487KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2630