《園の概要》
よつば保育園は「社会福祉法人川崎市社会福祉事業団」が経営する保育園として、平成18年に開園した、定員60名の保育園です。川崎駅からバスで15分、バス停から徒歩8分ほどの住宅街にあります。中庭や吹き抜けのある開放的な園舎で、園内どこにいても見渡せる空間構成となっています。各保育室の窓は大きく取られ、明るい空間となっています。
《特に優れている点》
(1)充実した食育への取組
園では食育の充実に向けてさまざまな取組を行っています。子どもたちが園庭でいろいろな野菜を栽培し、収穫して調理をすることで、食への興味や関心につながり、苦手な野菜が食べられるようになった事例が多くあります。また、旬の食材を使用したり、季節ごとに行事食を実施したり、味噌作りやサンマの七輪焼きを経験するなど、豊富な体験を通して食文化に親しむことも大切にしています。このほか、たこ焼き作りや月見だんご作りなど、調理保育の実施や、ウッドデッキでのおいもパーティー、屋上でお弁当を食べるなど、食事の雰囲気作りに配慮し、食事を楽しむ工夫をしています。保護者には毎月献立のポイントやレシピを掲載した「献立表」と、食生活や食に関する情報を記載した「給食だより」を配布し、家庭でも食事のマナーや食生活に関心を持ってもらうよう配慮しています。
(2)より良い保育を目指す職員の姿勢
「心も体も健康な子どもを育む」「友だちと一緒に楽しく遊べる子どもを育む」「自分の思いや考えを豊かに表現できる子どもを育む」ことを園の目標に掲げ、職員間で連携を図りながら、日々の保育を進めています。職員は「子どもが安心し、楽しく生活できる保育園」を目指して常に話し合うしくみを設けています。毎月、職員会議や乳児会議、幼児会議を行い、クラスの様子や配慮の必要な子どもの情報を共有するようにしています。また、折りに触れて保育の振り返りをしており、意見交換も盛んです。そのほか、毎月環境整備係が中心となって園内外の環境や遊具の清潔、安全管理について点検をしたり、職員連絡ノートにそれぞれ気がついたことを何でも書き込んだりして業務や保育環境の改善につなげています。園全体で子どもたちが心地よく生活できる環境作りに取り組んでいる姿勢がうかがえます。
(3)地域に開かれた運営
月に2回園庭開放「よつばキッズ」を行い、一時保育室も活用して遊んでいます。また、育児相談にも応じています。町内会の協力を得て、近隣の公園で園主催の「移動動物園」を開催しました。地域の親子が大勢集まり、在園児も参加をして小動物と遊びました。このほかに5歳児が町内会の高齢者との交流会を持ち、運動会で行った踊りを披露したり、高齢者から昔の遊びを教えてもらったりしています。地域に根ざし、地域に開かれた運営を行っていることがうかがえます。
《さらなる取組を期待する点》
(1)保護者との交流を深めるための更なる取組
職員は、日頃から子どもの小さな変化でも保護者にしっかりと伝えるように配慮し、話をしやすい雰囲気作りに努めています。しかしながら利用者家族アンケートでは「日中の子どもの様子の情報交換や相談のしやすさ」という設問に対して「はい」と回答した保護者の割合が67.6%と他の設問に比べてやや低いことがうかがえます。今後、保護者との交流を更に充実させ、意見や要望を汲み取り、相互に理解を深めていくことを期待します。
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