◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
蟹ヶ谷保育園
運営主体 川崎市
住所 高津区蟹ヶ谷339
定員 90名
評価実施年月 平成20年10月〜平成21年3月
結果公表 平成21年4月
評価機関 株式会社R-CORPORATION

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成20年10月16日〜平成21年1月19日
全職員個別に自己評価を行い(4時間)、全体職員会議(2時間×3回)で意見交換し評価のとりまとめを行なった。また、代表者会議(2時間×4回)を行なった。

評価調査員による評価
(実施日)

平成21年2月18日・平成21年2月20日
3名の評価調査員が評価項目を分担して調査を行なった。自己評価結果及び利用者アンケートの分析結果を元に、園長及び次席主査に対してヒアリングを行い、自己評価結果を確認した。職種に関わる評価項目については、保育士(幼児・乳児担当者)、看護師、栄養士にヒアリングを行い確認した。保育内容及び保育環境等の観察が必要な評価項目を確認した。書類等の整備が必要な評価項目や自己評価の根拠に掲げている書類、資料等は現物を確かに確認した。

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成20年12月8日〜20年12月20日
当保育園利用者91世帯に、保育園を通じてアンケートを配布し、保護者記入後(無記名)、返送用封筒に封入の上、評価機関が用意した回収箱を園内に設置して頂き、保護者に投函してもらい回収する方法とした。回収されたアンケートは、自己評価及び事前提出書類一式と合わせて保育園より評価機関に返送頂いた。

総評(評価結果についての講評)

《総合評価(優れている点、独自に取り組んでいる点、改善すべき事項)》

・蟹ヶ谷保育園は、基本的な生活習慣では、一人ひとりの発達に応じて対応するよう努め、あらゆる場面での子どもの自主性を尊重し、自立に向けた対応・支援に努めています。早い遅いは問題にせずに、個を尊重した取り組みがされています。
・子どもの興味、関心を引き出す工夫や配慮を行っています。保育室には子どもが好きな遊びができる コーナーが用意され、子どもたちは自由に活用し、絵本を読む時は図書コーナーを利用するなど、自発的に活動できる環境を整備しています。
・身近な自然や社会と関われるような取り組みをしています。園内には自然が多く、草花や野菜の栽培により季節を感じたり、自然の産物で遊ぶ機会が多くあります。
・飼育や身近な生物と関わることにより、命の大切さや労わりの気持ちを育てるよう意識して保育を進めており、動物が死んだ場合でも、安易にお墓を作るとは言わず、保育者は子どもたちが自発的にお墓を作ろうと言うことを待ち、子どもたちの思いやりの心を導き育てる保育に努めています。
・様々な表現活動を豊かに取り入れ、子どもたちが楽しく参加できる工夫を行い、言葉、音楽、絵、体を使った様々な遊びが経験できるように取り組んでいます。
・ 遊びや生活を通して、人間関係が育つよう、子どもの世界を大切にし、大人が先回りをするのではなく、状況を良く見て対応することを大切にしています。
・成長の違いや年齢的に未熟な場合は、保育士がサポートするようにし、一人ひとりの成長に合わせて適切に対応するように努めています。
・異年齢交流は年間を通して計画的に行われ、子ども同士の良い関係の中で労わり、思い遣り、憧れなどの気持ちが育まれ、広く社会性が身に付く機会としています。
・子どもの人権には、職員が意識を持ち充分に配慮し、保育者と子どもとが以心伝心できるような保育に努め、文化の違いを認め、一人ひとりの違い等について、相手の状況を受け止めながら理解をした上で、互いに尊重できる心を育くむよう努めている。
・外国人市民の子どもの人権に充分に配慮を行い、常日頃の保育者の対応から子どもにも自然な形で互いを尊重する心が育つよう努めています。
・乳児保育では、乳児のための環境を整備し、保育内容や方法に配慮しています。
・園では保護者の希望により、冷凍母乳も受け入れ、衛生面、安全面に留意の上実施しています。
・一人ひとりの生活リズムを考慮し、コーナーを設けて配慮したり、月齢や外気温を確認の上、戸外遊び・散歩はデイリープログラムにも組み込み、意識して行うようにしています。
・SIDSのチェックには気を使い、15分毎に見てチェックしています。
・保育体制は、必ず顔見知りの職員がいるように配慮し、引継ぎの際は、伝達事項等に対し必ず引き継ぎノートに記入し、登降園チェック表にも引継ぎ次項を記入しており、臨時職員については正職員から必ず伝える体制にしています。
・衛生面に充分配慮し、栄養バランスを考慮し、安全な食材を使用し、給食をおいしく提供しています。年齢に応じ、給食室と連携し、それぞれの食事時間に合わせて配膳し、適量給食を実施しています。
・食育については、節分には、いわしの理由を説明したり、作業としてソラマメのカラ取り、トウモロコシのヒゲ取りなどを体験させたり、サンマを丸ごと食べさせる等、栄養士が中心となった食事指導を行い、食文化を伝えながら楽しく食べる工夫をしています。
・園庭で作った稲は精米して、おにぎりにして食べ、今年はそのおにぎりに付けるゴマも育てています。園での収穫物は種まきから収穫まで実践し、食材に関心を持ったり、食べる意欲に役立てています。
・落ち着いて食べられる工夫として、テーブルのグループメンバー構成に気配りをし、音楽を流したり、時折ランチョンマットを使用する等、楽しく食事ができるよう工夫しています。また、各年齢に合わせ担任が環境設定をしたり、食事のマナーを伝えています。
・好き嫌いについては自分で申告して減らす指導と、全く食べないのではなく、「少しは食べようね」と指導しています。
・献立は月に2回同じものが出る体制なので、1回目の反省を踏まえて量の加減、調味料の味付け等で食事の改善に努めています。
・一人ひとりの子どもの心身の発達やその日の状況に合わせた給食を提供しています。
・食の細い子や成長の伸び悩みがある子ども等の場合は、担任、栄養士が保護者面談をしたり、経過観察などして配慮しています。
・年長児は適量の見本を見て自分の食べたい量を盛り付け、おかわりができるようにしています。
・乳児食については、前期と後期に分けてチェックする体制ができています。連携は母親、保育士、栄養士、看護師の4者でとるようにし、保護者との連携は密に行っています。
・子ども一人ひとりへの理解を深め、受容するよう努めています。
・園の保育方針は”待つ心を持つ”であり、保育士が常にその心を持つと共に、子どもにも思い遣りの心が育つように保育を行っています。
・長時間保育のための環境整備として、乳児室には畳、じゅうたんなどが敷かれ、くつろげる空間を作り、遊びのコーナーで好きな遊びを邪魔されないで遊べる環境づくりを工夫しています。
・延長保育では、長時間になるので子どもに負担がかからないよう、順次静的な保育に移行できるようにしています。
・障害児保育のための環境を整備し、保育内容や方法に配慮しています。入所にあたり職員に情報を共有し、共に保育をする関係作りに努めています。
・障害児の保育に当たって特別視はしておらず、周りの子どもには必要な情報は伝えながらも、同じ仲間としての関わりがもてる保育を行っています。障害も特性ととらえ、できないところは手伝ったり、介助したりできるような保育に努めています。
・多様な子育てニーズに対応して、乳児保育、産明け保育、延長保育、障害児保育、地域子育て支援を実施しており、産明け保育については市立保育園としても特徴的に行っています。
・クラス保育から合同保育(延長保育)に変わる時の伝達などの配慮を行い、クラス遊びに夢中になっている時は続けさせる等、通常保育との関連を考慮しながら取り組んでいます。
・育児相談など地域の子育て家庭を対象として、子育て支援のため園では、園庭やプールを開放し、地域の親子と園児、職員が自然な形で交流できるように取り組んでおり、行事は掲示板でお知らせしています。
・地域活動事業として、地域の子育て支援は年間計画に沿って職員を派遣し、看護師のいない2園に看護師を派遣したり、栄養士は、たまごキッズに派遣し、子育て支援のための取り組みを積極的に行っています。



評価結果(PDF版)(370KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624