◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
こどものいえもも保育園
運営主体 社会福祉法人 すぎのこ福祉会
住所 宮前区 馬絹1899-5
定員 150名
評価実施年月 平成20年8月〜平成21年1月
結果公表 平成21年 1月
評価機関 社会福祉法人 川崎市社会福祉協議会

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成20年8月1日〜8月27日
保育の現場クラスで自己評価項目ごとに検討し、リー ダ8名がそれぞれ自己評価票を作成した。それを集約し 全体の自己評価票にとりまとめ、運営会議で決定した。 職員別の検討に3時間、運営会議に2時間ずつ2回を要 した。
評価調査員による評価
(訪問調査)
平成20年10月24日、10月31日
○第1日目(10月24日)
 9:00より、スケジュール確認、次いで、園長より保育 園概要の説明を受けた後、3調査員で園舎の見学、保 育観察。 幼児クラスに分かれて昼食。12:30より、休息 を含んで書類調査、13:00より順次、栄養士・保育士・園 長ヒヤリング。16:00より降園状況・夕方保育を観察。 18:00より延長保育観察。18:30終了

○第2日(10月31日)
午前7:40〜早朝保育・登園状況を観察。9:10〜園 長・保育士ヒアリング、途中で調査員1名は公園遊びに 同行。12:30〜栄養士・主任・保育士へヒアリング。途中 で調査員1名は午睡中・目覚め・着替えを観察。15:30よ り最終打ち合わせ、次いで園長・主任と最終確認。16: 30 調査終了。
利用者家族アンケート
(実施期間)

平成20年8月1日〜8月21日
こどものいえもも保育園利用者(138世帯)を対象に実 施。

8月1日〜21日(3週間)
保護者が無記名にて記入のうえ、封をして、こどものい えもも保育園内に設置の回収ボックスにて回収。

8月25日
こどものいえもも保育園より利用者アンケー トを回収し、評価機関にて集計(回収84通、回収率約6 1%)

総評(評価結果についての講評)

《特に優れている点》

(1) 多様な子育てニーズの事業への反映
 多機能型保育園として設置された当園は、乳児保育・延長保育・一時保育・障害児保育・子育て支援センター事業を実施し、多様化している子育てのニーズに応えています。一時保育・子育て支援センター事業においては専任保育士を任じ、その独自性を損なわないで通常保育との連携を深めながら進めています。一時保育の受け入れは緊急でも可能な限り応じています。また、支援センターはトイレや授乳室が整備され、利用者は周囲に気兼ねすることなく過ごせるようになっています。また、プライバシーに配慮された面談・相談室があり、経験豊富な職員が随時育児相談に応じています。

(2)保護者会の参加による安全環境の整備
 毎月保護者会役員会を開催し、園児の安全対策等について話し合っています。議事録をクラスごとに配布し、保護者がいつでも見ることができます。年に1〜2回保護者会が中心となり園の安全視察会を実施しています。視察は教室の床や窓、階段、本棚等室内設備の他に、園児が日常散歩等で使用する近隣の公園の遊具の安全性もチェックの対象になっています。保護者会から園児の通園道路の信号機や標識の設置の要望書を県警に提出したこともあります。園内での事故については保護者会に報告し、安全対策を講じています。保護者会の協力を得ることで、園の安全で安心できる保育環境が保たれています。


《独自に取り組み 優れている点》

(1)「日本の食文化と和食を大切にする保育」への取り組み  「日本の食文化と和食を大切にする食育を実践する保育」を保育目標に掲げる当園は食材に拘り、牛乳は使わずに豆乳を用い、蛋白源を豆・魚に求め、野菜を多く取り入れた栄養バランスの良い和風メニューを提供しています。また、食の安全にも配慮して米は有機質肥料・無農薬栽培の契約農家から取り寄せ、味噌・醤油等も原料を重視しています。更に、稲をプランターで栽培し、脱穀から精米までを経験して食したり、調理活動を採り入れたり、様々な食育を図って、食への意欲・関心を深めています。山形の米の生産者を新春祭り(平成20年度よりは“冬まつり”)に招待するなど、生産者との触れ合いも試みています。

(2)日本の伝統文化に沿った踊りや楽器、玩具を年齢、発達段階に合わせて取り入れ
 園は日本の祭りの文化を大切にして、唄や踊りや太鼓を保育に採り入れ、3・4・5歳児、更には年長児に集大成して合唱や荒馬踊り、八丈島太鼓の表現活動となって、遊ぼう会・卒園式・他保育園との交流の場等での発表は園の行事(伝統)として行われています。踊りや太鼓のリズム感は幼児期からデンデン太鼓・翔の笛・手作り太鼓等で培われ、親しまれています。また、園児は独楽や竹馬のりを楽しんでいます。


《さらなる改善が望まれる点》

(1)利用者アンケートの実施について
 定期的に利用者アンケートを実施し、保育園に対する利用者のニーズを把握することが望まれます。職員会議やリーダー会議で利用者ニーズについて討議し、また保護者会としてのアンケートの実績はありますが、園としてのアンケートは実施されていません。また、保護者個々との面談などされることが望まれます。保育園としての保育方針、運営方針、多機能型保育への取り組み等利用者の意見や要望、満足度を把握し、園のサービス改善に活用されることを期待します。

(2)保育の現場におけるマニュアル活用の徹底と研修の実施
 安全管理マニュアル等各種のマニュアルが良く整備されていますが、マニュアルを活用しての現場作業の標準化には課題が残っています。非常勤やパート職員を含め、現場の職員全員にマニュアルの内容を周知し、標準化を推進することで、職員間の意識の共有化とサービスレベルの向上につながることを期待します。
 また、職員研修につきましては、過去に行なわれている実績はありますが、さらなる保育サービスの質の向上のために、継続的な実施が望まれます。


評価結果(PDF版)(405KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2630