◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
下麻生保育園
運営主体 川崎市
住所 麻生区下麻生2-14-1
定員 90名
評価実施年月 平成20年11月〜平成21年3月
結果公表 平成21年3月
評価機関 株式会社R-CORPORATION

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成20年5月12日〜平成21年1月15日

全職員個別に自己評価(半日)したものをプロジュエクトチームが集計(1時間×5回)を行い、集計結果をもとに職員会議(2時間×4回)で討議をし、取りまとめ会議(4時間×2.5回)を開き、取りまとめを行なった。
評価調査員による評価
(実施日)

平成21年1月27日・平成21年1月28日
3名の評価調査員が評価項目を分担して調査を行なった。自己評価結果及び利用者アンケートの分析結果を元に、園長及び次席主査に対してヒアリングを行い、自己評価結果を確認した。職種に関わる評価項目については、保育士(幼児・乳児担当者)、看護師、栄養士、調理師にヒアリングを行い確認した。保育内容及び保育環境等の観察が必要な評価項目を確認した。書類等の整備が必要な評価項目や自己評価の根拠に掲げている書類、資料等は現物を確かに確認した。

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成20年12月5日〜20年12月19日
当保育園利用者79世帯に、保育園を通じてアンケートを配布し、保護者記入後(無記名)、返送用封筒に封入の上、評価機関が用意した回収箱を園内に設置して頂き、保護者に投函してもらい回収する方法とした。回収されたアンケートは、自己評価及び事前提出書類一式と合わせて保育園より評価機関に返送頂いた。

総評(評価結果についての講評)

  園の周りには自然が多く、散歩等で自然に触れる機会も多く、子ども達は四季を感じながら遊びや工作等を楽しめる環境に親しみ、また、日頃の飼育から、生き物の命、動物との接し方を導き、子ども達の感性を育む取組みに努めています。

 

  園では、「コミュニケーション力をつける、体力をつける、自主的に話す、積極性を身に付ける」ことを社会との関わりを通して学習する機会を提供しています。

  

  表現活動については、自然溢れる環境下で創造性を養い、多様な楽器に触れながら音楽に親しみ、身体を使った遊びを生き生きと楽しみ、子ども達が描いた絵画を展示等することで互いの創作意欲を育み、様々な表現活動が経験できるように努めています。

  

  保育士は子どもの気持ちや思いに共感し、子ども達同士のコミュニケーションの取り方を年齢、発達に応じて援助を行い、子どもが自分から気持ちを伝えられるように育みたいと考え、大人が話しかけ、子どもの気持ちを遊びの中で表現できるよう支援に努めています。

  

  園での遊びや生活を通して、子ども同士の人間関係が育つように、保育士は、子どもの良い所を認め合ったり、人格を否定するような言葉は言わず、友達関係が友好に広がるように配慮しています。

  

  ルールや約束事について、当番活動、生活や遊びの中でルールを決め、約束を守りながら行動できるよう援助しています。また、日常保育の中の異年齢交流としては、コーナー遊びや早く園に来た際、延長保育での場や園庭の遊びを通して自然に関わり合っていくことから人間関係が学べるようにし、また、様々な年齢層の人たちと交流を図る機会を設け、人間関係が育めるよう配慮しています。

 

  子どもの人権について、保育者は子どもの気持ちを受容し、子どもから話しやすいように配慮を行い、ケンカをした際の主張やトイレへ行きたい際の申し出等について、尊重するようにしています。また、子ども一人ひとりに違いがあることを認めながら、互いを尊重する言葉掛けに努めています。

  

  他国の文化を併せ持つ家庭には、個別に丁寧な対応に努め、保護者へも互いに尊重するよう努め、今年度は講師を招いて、新入児の保護者を対象に「子どもの権利」に関する講演会を実施し、啓蒙しました。

  

  職員は、外国人市民の子どもの人権に十分に配慮し、その国の考え方や文化の違いを認識し、尊重しています。コミュニケーションとしては、連絡ノートを使ったり、ジェスチャーを使う等、丁寧に関わるように努めています。

 

  乳児保育では、離乳食は、子ども一人ひとりについて計画表があり、栄養士が進み具合について保護者と連携を図りながら進めるよう配慮しています。

  

  睡眠に関しては、発達をふまえた適切な対応に努め、個人差を尊重し、午前中寝る子どものためにサークルなどを用意して工夫し、トータルで睡眠時間を測るように配慮しています。

  

  喃語については、子どもの気持ちを受けとめて、目を見て、何を求めているのか理解しながら優しく応えています。

  

  乳児保育の職員体制について、決まった代替職員を入れることにより子どもとの信頼関係を作り、 じっくりと関わり、穏やかな雰囲気作りを心がけ、スキンシップを基本とした保育に努めています。

  

  今年度は01歳混合保育を実施しています。

  

  職員は、子ども一人ひとりへの理解を深め、子どもの成長、理解度、ペースに合わせて急かすことなく、適切な言葉をかけるように努めています。

  

  園では、「子どもが何を考え、何を求めているのか」についてのカウンセリングの研修を行い、臨時職員には声かけマニュアルを作り指導を行い、子どもへの配慮に努めています。

 

  基本的な生活習慣については、自分でやろうとする子どもの自主性を尊重し、子どもが自立できるように援助しています。

  

  排泄については、一人ひとりのリズムに合わせて強制をせず、自立に向けて個別対応をしています。

  

  子どもたちの興味や好きな遊びや、やりたいことに応じて、予定されていない活動も臨機応変に保育プログラムの対応をし、子どもが集中している時間を尊重し、興味や年長から年少へ憧れを持たせることへの工夫にも努めています。また、子どもが自由に選んで遊べる場所や、部屋の一部を利用したコーナーを設け、自発的に活動できる環境を整備しています。

 

  長時間保育では、保育室を固定し、ホットカーペット等が設定され、子ども達がくつろげるよう配慮がされています。

  

  乳児の遊べる遊具は別枠で揃えられており、延長用遊具や絵本が用意され、子ども達は寝転んだり、好きな遊びができるよう環境が整備されています。

  

  乳児の居残り保育はできるだけ少人数でゆったり過ごせるように、部屋を分けて保育するよう配慮されています。

  

  長時間保育では、異年齢の子ども同士が遊べるよう保育者が仲立ちとなり、自然に関われるように配慮しています。

  

  障害児保育では、園全体で受け入れる対応に努め、関係機関との連携を図り、障害児の成長に伴い、個別計画を立て、個人記録をとり、援助に努めています。

  

  他の子どもたちには、その子の育ちを伝えたり、違いがあること、違いがあってもいいことを知らせ、「障害」という固定観念を持たせないように促しています。

 

 

障害児をもつ親を受容し、信頼関係を築き、意思の疎通を図り共に育てる気持ちを伝え、職員は保護者に、我が子はかわいいと思える言葉がけを積極的に行っています。

 

 

  多様な子育て二ーズに対して、乳児保育・延長保育・障害児保育・連携(交流)保育を実施しています。

 

  緊急入園では、福祉事務所と連携して、様々なケースにも対応しながら年間を通し積極的に受け入れています。

 

  地域の子育て家庭を対象とする子育て支援のために、来園・電話による子育て相談を受け、「公立保育園にあそびにきませんか」で地域に相談受け付けの情報を発信しています。

  

  毎日園庭開放を行い、絵本の貸し出しを行うなど、家庭の親子が利用できるように努めています。

 

  年間計画に基づき、月1回地域向け集会「あそぼうかい」を実施し、第一火曜日は身体測定を実施しています。

 

  地域活動事業では、父母の会と連携し、移動動物園を実施し、王禅寺子ども文化センターにて出張保育「ぷちがきんこ」を園独自で活動に取り組んでいます。区の子育て支援にも参加する等、積極的に地域活動に努めています。

 

  職員紹介を職員の写真入りで玄関にわかりやすいよう掲示し、毎日の特例保育当番を記入してお知らせする取組みは指導力が発揮されている一環ですが、職員の役割分担では全責任は園長が担われていますが、権限の委譲については今後において検討していく必要があると思われます。

 

  

評価結果(PDF版)(385KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624