◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
東中野島保育園
運営主体 川崎市
住所 多摩区中野島4-4-15
定員 120名
評価実施年月 平成21年11月〜平成22年3月
結果公表 平成22年3月
評価機関 株式会社R-CORPORATION

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成21年11月1日〜平成22年1月14日
平成20年11月より職員各自及び園内研修等のプロジェクトで自己評価(5時間)を行ない、それを基に21年12月に自己評価票にまとめ、12月2回、1月1回、討議(2時間×計3回)を行なう。

評価調査員による評価
(実施日)

平成22年2月22日・平成22年2月24日
3名の評価調査員が評価項目を分担して調査を行なった。自己評価結果及び利用者アンケートの分析結果を元に、園長及び次席主査に対してヒアリングを行い、自己評価結果を確認した。職種に関わる評価項目については、保育士(幼児・乳児担当者)、看護師、栄養士、調理師にヒアリングを行い確認した。保育内容及び保育環境等の観察が必要な評価項目を確認した。書類等の整備が必要な評価項目や自己評価の根拠に掲げている書類、資料等は現物を確かに確認した。

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成21年12月14日〜平成21年12月22日
当保育園利用者100世帯に、保育園を通じてアンケートを配布し、保護者記入後(無記名)、返送用封筒に封入の上、評価機関が用意した回収箱を園内に設置して頂き、保護者に投函してもらい回収する方法とした。回収されたアンケートは、自己評価及び事前提出書類一式と合わせて保育園より評価機関に返送頂いた。園では、玄関にアンケートの実施のポスターを掲示する取組みがされた。

総評(評価結果についての講評)

総合評価(優れている点、独自に取り組んでいる点、改善すべき事項)

・保育について、保育者は、子ども一人ひとりへ温かみのある声で接し、個人差に応じた対応を心がけ、子どもの心情、意欲を丁寧に受け止めるよう職員間でも確認し合い、丁寧に関わっています。
・登園時、保護者の心情にも配慮し、安心して園生活が送れるような関わりを心がけ、状況に応じた判断が出来るように職員同士研鑚に努めています。
・基本的な生活習慣では、保育者は、一人ひとりの子どもの状況に応じた自立ができるよう働きかけ、家庭と協力し合いながら進めています。 
・受身ではない”出来たこと”は子どもに褒め、保護者にも伝え喜びを共有する保育を行っています。
・排泄については、個々の排泄リズムを把握し、考慮しながら進め、保護者にもパンツへの移行について確認しながら共に進めています。
・午睡について、乳児は、午睡へのリズムと意識を向けるよう工夫し、幼児では、メリハリを考慮しながら絵本や素話などで誘うよう配慮し、寝ない子の対応については、寝ることよりも体を休めるのを目的とし、ゆったり構え、お話はしないで静かに過ごすよう指導しています。
・遊びについては、子どもの興味や関心を尊重し、柔軟に保育プログラムの対応をしている。季節に応じた行事、発達に応じた節目行事に取り組んでおり、子どもの成長の喜び、保護者の子育ての楽しさにつながるように工夫しています。
・遊具について、大人が与えるだけではなく、一緒に参加して作る喜びを共有出来る工夫に取り組んでいます。
・コーナーでは、自由に遊べる時間の保障、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを見つけられるように工夫しています。
・自然との身近な関りは、園庭に実のなる木や、自然の素材を用いた遊び、四季を感じる散歩等から活動の工夫に取り組んでいます。
・散歩について、子どもの感性を育てる機会と捉え、保育士の感性も研鑽しながら、子どもと共に感動を共有するよう努めています。
・保育環境プロジェクトがあり、只今、散歩マップを作成中しています。
・生活や遊びを通して数や量の感覚が身に付くよう工夫しています。例えば、時間については、食事では「文字版の8まで」と言いながら時間を覚え、そのうち8を指す針は40分と解かるようになって行く等。苺などで数を数えて分けたり、枚数を数えて折り紙を配ったり、誕生日をやることで日付を覚えたりしています。
・社会性が育まれる機会を身近な地域との関りや交流から育み、老人ホームへの慰問では“喜ばれる”という心の社会性も育んでいます。
・社会体験では、電車で江ノ島の水族館に行く機会を設け、公共的な体験も行なっています。
・子どもが、様々な表現活動を経験できるように、保育者は、一人ひとりの感性に着目し、様々な場面で生き生きと楽しめるよう工夫しています。
・保育計画を併せて遊び計画を作成し、とても遊びを大切にしています。
・体を使った保育では、園の目標としており、生き生きと楽しく遊べる活動を工夫しています。例えば、「足踏み遊具」や「石を袋に入れたもの」などを作って行くように考案中です。
・絵本の読み聞かせについては、積極的に取り組まれており、子どもの想像力を豊かに引き出し、年齢に応じた絵本を整え、子どもの成長に大切な感性を大きく育んでいます。
・人間関係の育みにおいて、保育者は皆の中でしっかり誉めていくことや、マイナスのイメージが植えつくような働きかけは避けるよう努めています。園では、先生・大人は、いつも自分を見てくれていると、子どもが思えるような保育を心掛けています。
・ケンカの場面では、保育者がはじめから介入するのではなく、場に応じながら仲介役になるように配慮しています。
・子どもにとっての人権について、子どもの名前を覚え名前で呼び、向き合って傾聴し、子どもを通して見える保護者の想いを知ることと捉え、子どもに決める権利を与えるように取り組んでいます。
・友だち関係の中では、互いの違いを認め合い、かけがえのない存在であることを気付くように配慮して導いています。
・外国人の子どもに対する理解として、国の文化を知らせたり、地図、写真を掲示するなど、異文化について丁寧に知らせており、様々な子ども同士の関わり合いの中の出来ごとについてを、その都度保護者を含め話し合うように努めています。
・性差に関しては、差別をつけた生活はしないように工夫しており、態度、言葉づかい服装などで取り立てての取り上げることはせず、「強いことは優しいこと」と日々子ども達に伝えている点は素晴らしいです。
・保護者には、懇談会等でジェンダーについての話をし、喚起するよう努めています。
・乳児保育について、授乳、離乳食は、入園面接の時から保護者に密に詳細を確認し、担任・栄養士を中心に家庭と共に丁寧に進めています。
・睡眠では、個々のリズムに沿って活動との調整に配慮し、徐々にリズムができる生活へと援助しています。
・外気に触れたり戸外遊びを取り入れるよう綿密に計画し、体調に配慮しながら実行しています。
・喃語に対し保育者は、ゆったりやさしく丁寧に接している。また、様子を見ながらスキンシップを心がけています。
・SIDSの危険について、職員に周知徹底を図り、必ず仰向けに寝かせるとともに午睡時も目を離さぬように努めています。SIDSチェックは15分に1度して、表で管理しています。
・職員の配置について、一日の流れの中でシフトに細心の注意を払い担当の配置に配慮しており、特に、乳児の体調、機嫌、体の傷などについては、丁寧に担当の引き継ぎを行い、ノートに記載して対応に努めています。
・園では、「丁寧な保育」の位置づけとして、保育指針の健康、情緒を大切にすることであり、後で情報を得た担任者がフォローするなど木目細かい対応を指し、保護者へは口頭で体調、傷など細かくお知らせするように配慮する姿勢を常に持っています。
・長時間保育では、子どもの長時間の疲れを考慮し、乳児では特にスキンシップやゆったりした雰囲気を整備するよう工夫され、職員配置体制も整っています。
・幼児は、異年齢の交流で労わりの気持ちが育まれている成果が延長保育の中でも活かされて小さな子どもと関わっているのが確認できました。
・早番遅番等の当番職員の名前は、玄関に掲示をして保護者に安心を与えています。
・連携、引き継ぎが漏れなく配慮されながら行なわれています。
・障害児保育に関しては、療育センター、保護者と話を密に行い、理解を深め、職員間で共有し保育が進められています。
・特別に支援の必要な子どもや、就学に向け手だてを取る必要があると感じる児には、保護者と丁寧に話し合い、信頼を得た上で、市の発達相談につなげています。
・クラスの保育内容、活動等が、障害児の発達に相応しいか考慮し、工夫と見直しを丁寧に行い、当該の児及び集団が成長するよう配慮しています。
・障害は持つ物でなく障害があると捉え人権に配慮しています。保育について園の問題とし、常に取り組む姿勢を持っている姿勢は素晴らしいです。
・保護者同士、良い関係が持てるように職員が配慮し、就学してもお互い助け合っていける子ども保護者集団を目指し、保育者は仲立ちとなれるような関わる気持ちを持ち、障害のない中のみで育つよりも、共に成長出来るものと考えている姿勢は素晴らしく、気持ちは皆さんに伝わるものと思われます。
・園では、川崎市の健康マニュアルを活用し、園独自のマニュアルも作成され全員に配布しています。又、個人的健康状況は、要観察児一覧表を看護師が作成し、会議で確認の上、それぞれ正規、非常勤職員は所持しています。
・手洗いうがいについは、看護師及び日々担任が習慣化し、朝夕の口頭連絡で徹底を図っています。
・健康管理について、児童票に記載し、健康診断書も併せてファイルされ、個々の健康状態を把握し、保育に反映されています。
・アレルギーの子供は、市の健康管理委員会の指示書により、対応されています。
・除去食は、献立表にマーカーで示し、家庭、給食室、各クラスに置いていますが、目に触れぬように配慮に努め、喫食状況についても、献立表含め、個人情報が漏れぬよう配慮に努めています。
・年二回の「除去食変更(解除)継続申請書」は、兼務栄養士が更新を行ない、園及び給食室がファイルしています。
・衛生管理について、川崎市のマニュアルがあり、常時、調理業務委託業者が衛生チェックで点検し、食材は、納入時にチェックし、食中毒予防においてサンプルを2週間冷凍保存するよう、慎重に注意を払っています。
・食事時間は、年齢に応じ各クラスで配膳を行い、適温給食を心がけています。
・食育プロジェクトでは、保護者に給食の下ごしらえの実践や、保育参観で子ども達の様子を見てもらうための検討を行い、更なる理解を頂く機会に取り組んでいます。
・食育を通し、子どもたちに、香り、歯触り、風味などについても気付くよう働きかけを行い、子どもたちが育てた野菜は、自分達が作ったことが確認出来るような調理方法で調理をしてもらう等、収穫したお米はおにぎり作りを行っています。
・おやつは、手作りと市販のものを組み合わせて提供し、季節の食材も取り入れ、咀嚼を養う素材を取り入れて工夫をしています。
・食事に関しては、落ち着いた雰囲気を推進し、皆がテーブルに着くまで待ち、食事中のおしゃべりも、食材や献立に目が向くような話になるように工夫をして、マナーも踏まえた取組みをしています。
・乳児期では特に、個別配慮をしながら、充分な運動遊びを取り入れて食せるように工夫し、丁寧に進めています。
・園は、地域子育てセンター事業を実施していません。
・特別保育として、延長保育を実施しています。休日、年末、病児保育については、入園説明で実施場所や対応を伝えています。
・緊急入園について、福祉事務所、児童相談所、こども相談室との相談の下、職員会議にて周知し、受け入ていくようにしています。
・延長保育は、通常保育との関連を考慮しながら継続できる遊びを保障しています。 ・子育ておける情報は、栄養士によるレシピや、看護師による健康だよりを配布しており、地域向け栄養士講座、看護師講座を催し、好評を頂いています。
・園内では、子育て支援活動、「ひなたぼっこの会」を月1回実施し、季節に応じた楽しいイベントを開催し、身体測定も月1回実施しています。
・平日は、午前中園庭解放を実施し、絵本の貸し出しも行っています。
・園外では、毎月親子が集まる機会を設けた取組みを行なっています。 ・園では、保健福祉センター等と連携し、地域に根ざした保育園になるよう積極的に取り組んでます。



評価結果(PDF版)(457KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624