◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
かわなかじま野保育園
運営主体 株式会社 こどもの森
住所 川崎区藤崎2-19-2
定員 120名
評価実施年月 平成21年9月〜平成21年12月
結果公表 平成22年2月
評価機関 一般社団法人 アクティブ ケア アンド サポート

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成21年9月14日〜10月26日
・全職員個別に自己評価をした上、クラスリーダーがま とめ、職員会議で話し合い、リーダー会議で仕上げた。 ・個別の自己評価 一人約1時間、クラスリーダー2.5 時間×2、まとめのための職員会議を2回3.2時間、仕 上げに30時間。

評価調査員による評価
(実施日)

事前説明:平成21年9月14日 見学:平成21年10月26日 訪問調査:平成21年11月16日〜17日
 ・事前訪問  評価機関代表が、訪問調査に先立ち当保育園を訪問 し、評価手法の説明を行った。 ・見学  評価調査者2名が保育園を見学した。 ・訪問調査  評価調査員は、利用者アンケート調査及び全職員の 総意による自己評価の結果を読み込んだ上で、保育園 を訪問し、園長はじめ職員との面接・聴取、関係文書・ 記録類の確認、園児への保育状況(食事状況を含む) 並びに施設の利用状況の観察等を行った。

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成21年10月9日〜10月26日
・保育園から、予め保護者に対して第三者評価実施が 説明された後、当評価機関が準備した説明書を添えて アンケート及び回収用封筒が配布された。 ・アンケートは、保護者が記入後回収用封筒に入れ、評 価機関へ郵送してもらった。

総評(評価結果についての講評)

【特に優れている点、独自に取り組んでいる点】

■ 子どもの人権を尊重し、気持ちを受け止める
子どもが分かりやすい言葉で、説明し認めてあげられるようにしています。みんな同じではなく、それぞれが違うことが普通になるよう配慮しています。意見の違いがあった時等は、当事者同士で話合える場・時間をつくり、時には仲裁に入ります。全員の前で発表している時は、静かに耳を傾けるように指導しています。
■ 一人ひとりに耳をかたむけて
乳・幼児ともに、一人ひとりに耳をかたむけ話しを聞き、子どもの気持ちを聞いてあげ、話しの内容に応じた対応をしています。子どもと目線を合わせ、じっくりと対応し、気持ちを受け止め、言葉掛けをしながらやさしく援助するよう努めていました。
■ 様々なプログラム、教育も考慮
幼児クラスでは、廃材なども準備し、好きな物を作れるように配慮していました。散歩に行って拾ってきた木の葉や実を使って年齢に合わせた製作をし、壁面を飾っていました。年長児を中心に水槽の生き物のエサやりや植木の水やり・カブトムシの飼育をするなど、自然と関わる保育が多く配慮されています。隔週で外部講師による体操教室や英語教室、職員が指導するピアニカの練習をカリキュラムに入れ、年間を通して体験できる工夫をしています。
■ 給食を楽しみながら、学ぶ
年齢や体格に応じ、テーブルとイスの高さを整えています。職員が共に食事をしながら手本を示し、食事マナーを伝えています。給食アンケートを実施し、残食の多いものは内容を見直しています。なす・ミニトマト・きゅうりを園児が栽培しました。収穫した野菜を調理し、煮浸し、揚げだし、ラタトゥイユを作り、子どもたちと食べました。週4日は、手作りのおやつを提供しています。落ち着いて食事が出来るように、遊ぶ場所と食事の場所を替えたり、子どもが好きな席を選び、保育士、友だちと楽しく食べられるようにもしています。食育の一環として、食事前に栄養士から食材の話しや絵本の読み聞かせ等を行っています。
■ 保護者の就労をささえる取り組み
急な出勤などに対応するため土曜日保育にも、その都度事情に配慮して受け入れています。一時保育では緊急枠を設け、保護者の急な入院や通院等に対応できるようにしています。早朝の特例保育や延長保育では、満遍なく担任保育士が保育にあたることができるようシフトを組み、保護者の不安の解消に努めています。
■ 指導計画を振り返り、見直し
乳児は、クラスの月案と個別の月案を作成しています。幼児の特に気になる子どもは、個別に計画し月案に載せています。指導計画は、各クラス会議・乳児組会議・幼児組会議で話し合い、週末・月末には評価・反省を行い、園長・主任が、内容を確認し、担当保育士に指導・助言を行っています。見直しの結果を指導計画に反映し、職員会議で全職員に周知しています。
■ 地元小中学校との交流
地元小学校との交流が行われています。園児が小学校の生活や学習の様子を見学し、保育園から小学校へスムーズな移行ができるよう保育に生かしています。小学校の児童が学習発表に来園したり、小学校の催し物に招待されたりしています。また、隣接の中学校との交流が盛んで、年に何回か交流会や家庭科の保育実習が行われ、中学生が園児と一緒に遊び、触れ合っています。行事ごとにブラスバンド部の演奏が行われ、保護者に好評です。
■ 理念や方針の実践に取り組む
法人の理念・方針が「こどもの森のおやくそく」や「教育経営計画書」に明文化され、園はこれに準拠しています。また、基本方針の具体的な「保護者に対する方針」と「子どもに対する方針」が定められ、毎朝、朝礼時に唱和をしています。法人の保育方針「子どもの健やかな育ちを支援・就労と育児の両立支援・地域の子育て支援」に基づき、保育課程を作成しています。各クラスで討議し、園長・主任の指導・助言により見直し、完成しています。更に、全職員に配布、職員会議で確認し、策定しています。
■ 職員のニーズを考慮した研修計画
「教育経営計画書」に示された力量に到達するため、職員のニーズを考慮しながら研修を計画し実施しています。充実した研修制度があり、法人本部主催の研修会のほか、職員が希望する外部の研修に会社が費用を負担する制度が整えられています。研修内容は、職員会議や園内勉強会などにおいて職員全体で共有できるように報告をしています。また、研修後のアンケートにより、参加した職員の意見要望等を今後に活かしています。園長との個人面談や「スタッフシート」を活用した自己評価により、到達状況が確認されています。

【今後取り組みが望まれる点】

■ 子どもへの落ちついた声かけ
各保育室にジュータンやカーペットを敷き、2歳児からはソファーもあります。絵本コーナーがあり、落ち着いて見ることができるようにしています。子どもは明るく元気です。子どもの賑やかさにつられて保育士の声が大きくなることもあるようです。落ち着いて過ごせるよう配慮が求められます。
■ 清潔な環境、整頓された環境を保つ
園舎の掃除方法が決められ、職員は掃除分担に従って毎日掃除、消毒、洗濯を行い、その結果を掃除チェック表やおもちゃ洗い消毒チェック表に記録しています。固定遊具や砂場は使用前に清掃と安全面の点検を行い、チェック表に記入しています。砂場は使用後シートをかけ、週1回砂の消毒を行っています。利用者アンケート調査では、ほこりやロッカーや棚の上の整理などについて心配する意見が複数ありました。なかでも、ほこりについては改善が強く望まれていると思われます。
■ 子どもが元気いっぱい遊び込んでいる
散歩や園庭、テラス、年長の幼児は屋上での遊びが各週ごとに計画され、天候などの問題がなければ、これらの場で屋外活動が行われています。散歩では、近くの公園だけでなく遠くの公園へ行くことがあり、子どもにとって環境や自然の変化にふれるよい機会となっています。利用者アンケートには外遊びを増やしてほしいという声がありました。言うまでもないことながら子どもの体力や必要な運動量なども考慮しながら、よりきめ細かなプランで保護者の期待に応える取り組みが望まれます。

評価結果(PDF版)(255KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624