◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
虹ヶ丘保育園
運営主体 川崎市
住所 麻生区虹ケ丘2-2-20
定員 120名
評価実施年月 平成21年6月〜22年1月
結果公表 平成22年3月
評価機関 株式会社R−CORPORATION

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成21年6月3日〜 平成22年1月13日
プロジェクトチームを発足し、進め方、会議の日程、評価票の集計や内容をまとめて、討議資料を作成。会議で話し合いを重ね、評価の文章を作成し、全職員で確認した。 個別評価(3〜4時間)×プロジェクト会議(9時間)×全体会議(9時間)

評価調査員による評価
(実施日)

平成22年2月10日・ 平成22年2月12日
3名の評価調査員が評価項目を分担して調査を行なった。自己評価結果及び利用者アンケートの分析結果を元に、園長及び次席主査に対してヒアリングを行い、自己評価結果を確認した。職種に関わる評価項目については、保育士(幼児・乳児担当者)、看護師、栄養士、調理師にヒアリングを行い確認した。保育内容及び保育環境等の観察が必要な評価項目を確認した。書類等の整備が必要な評価項目や自己評価の根拠に掲げている書類、資料等は現物を確かに確認した。

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成21年12月8日〜 平成21年12月24日
当保育園利用者102世帯に、保育園を通じてアンケートを配布し、保護者記入後(無記名)、返送用封筒に封入の上、評価機関が用意した回収箱を園内に設置して頂き、保護者に投函してもらい回収する方法とした。回収されたアンケートは、自己評価及び事前提出書類一式と合わせて保育園より評価機関に返送頂いた。園では、玄関にアンケートと協力のお願いのポスターを掲示する取組みがされた。

総評(評価結果についての講評)

基本的な生活習慣について、「じぶんで」という気持ちを大切にしながら、自立に向けて援助しながら家庭での過ごし方を考慮して進めている取組みは良い点です。自我の芽生えについて(洋服をたたむなどが出来るようになる等)の情報をお母さんに伝え、フォローするように努め家庭と共に支援しています。排泄の自立では、基本的にトイレに行きたい時にトイレに行かせていますが、食前など途中で出たくならないように、事前に済ませるようマナーとして教えています。プールの機会にオムツが取れるように働きかけ、2〜3歳児は自立に向かう場合が多くなっています。おねしょについては、卒園までを目安にゆったりした気持ちとペースで個々を尊重しながら進めています。子どもが自発的に活動できる環境では、子どもが好きな遊びに集中していたり、盛り上がっている時、臨機応変にその日のデイリーに取り込み、手作り玩具、本等を部屋に置き、子どもが「興味を持つ」事を大切にし配慮をしています。行事について、子どもの発達に応じて、季節に応じた行事を取り入れており、運動会のプログラムでは、来年の自分の子どもの出るものが解るように配慮されていたり、にじっこ劇場では保護者をお招きし、出演する子どもの保護者が前で見られるように席をローテーションする等、ビデオも保護者会が撮影できるよう保護者目線で心配りをし、楽しんで頂けるように心配りをしています。玩具、遊具は、各年齢の発達に合わせて揃えられています。年齢によっては、口にいれて安全で洗えるものや、取り合いにならないように数を揃えて整備しています。好きな遊びが自由にできるように、自由時間を楽しめるコーナーを室内に作り、自由に遊具を出して楽しめるように工夫しています。ある時点で次の活動を示して子どもに投げかけ、相談させて(例えば時計で8までやる)皆が納得して遊べるように尊重して配慮しています。園庭や散歩で出会う自然を製作に取り入れて自発的な楽しみ方や興味から表現できるように感性を誘っています。園庭では木登りも楽しめるようにしている他、園庭にはザクロ、桜、いちょう、金もくせい、柿、夏みかん、杏、キィーウィー、枇杷など豊富な樹木が多くあり、季節を感じる感性をも育む機会が豊富にあります。数の親しみとして、時計、人数、ゲーム、食事の時等、各年齢の発達、場面に応じて自然に数や量の意識が持てるように取り組んでいます。日常の興味から自然と引き出せる手法で感覚を身につけています。基本的な交通ルールを知らせながら、散歩、遠足で公園を活用したり、年長児はバスと電車等の公共機関を活用し切符は自分で買う等、社会体験に取り組み、自然の視点からも、つばめが、どろで巣を作っているところを発見したら、図鑑で調べるなどして身近なところからも社会体験を大切に育んでいます。園では、個々に子どもの感性を見極め、得意な分野で発揮出来るように促しています。また、音響や、絵本を活用し、歌や踊りを楽しめる環境を整備しています。楽器は乳児から触れる機会をもち、幼児組では課題保育の中で取り入れています。身体を使った様々な遊びでは、屋外、室内で色々な運動遊びを取り入れています。例えば、固定遊具、ネット、ターザンロープ、縄ブランコ、ゲーム、体操、巧技台等。運動遊びでは身体作りに努めています。日常保育では、集まりの時や午睡前、午睡中、自由遊びの中で積極的に本の読み聞かせを行い、園では絵本は身近なものになっています。パネルシアター、エプロンシアター等も取り入れ、特に延長保育のときは、身体を休めることを考えて読み聞かせをすることを併用して配慮がされています。保育者は、子どもの気持ちや思いに共感し、相手とのコミュニケーションの取り方を年齢、発達に応じて知らせ、気持ちや思いを共感をし、喧嘩ではゆっくり言葉掛けする様配慮している。子どもの人権に十分に配慮し、人間関係の仲立ちに努め、友達関係が広がるように配慮をしています。子どもの個々の違いを認め合えるよう働き掛けをし、お互いを尊重できる心を育む保育に努めています。広い社会性が身に付くよう、日頃の生活の中で、異年齢、大人との自然な関りを持てるよう交流できる機会の取組みを行っています。外国人市民子どもの人権について十分な配慮を行い、言葉でのコミュニケーションに配慮し、文化上の問題はありません。保育室に地図を貼ったり世界の絵本を活用しながら、文化の違いや食物等もそれぞれ慣習が違うことを伝え、互いに尊重する心を育てています。性差に対する先入観による固定的な観念や役割分業意識に関して、男女の固定観念を押し付けないよう、性差の違いは肯定的に捉えるようにしています。園では、差別ではなく「区別」を大切にしています。保護者に先入観で対応しないように周知し、園と一体感を持って取り組むように促しています。乳児保育の授乳・離乳食について、個人別の離乳食計画を作成し喫食状況を把握し兼務栄養士と担任で細かく連絡を取りながら保護者にも必要なアドバイスを行い、離乳食を進めています。入園のときはアレルギーなど細かい点を保護者と面接で確認し、体調については看医師が確認し、連絡帳を活用しながら細かく対応して慎重に離乳食を進める配慮をしています。快適な睡眠がとれるよう個々の子どもに合った睡眠をベッドやホフク室を活用して保障し、複数の職員で動的な戸外、静的な室内という中で遊びの巾を確保するように配慮している。保育者は、喃語や片言をやさしく受け止め、気持ちを理解しながら応え、わらべうたや、0歳児は体に触れるスキンシップが好きなので、それらを取り入れた遊びを十分にしています。クラス便りを通じて保護者にも発信し、連絡帳、お便りを大切にし、その子の好きな遊び方(手遊び、歌など)を保護者に伝える配慮をしています。担任以外のフリー、朝夕の職員は特定の保育者になっており、春の入園時には、他の職員(園長、フリー保育士など)も動員し、クラスに入ってサポートするなどの手厚い対応に努めています。長時間保育について、保育室を固定し、子ども達が寛げるよう、ソファー、クッション等も用意し落ち着いて過ごせるよう配慮し、年齢にあった遊具を用意し、延長用遊具も用意され、環境を整備しています。延長ではマットを用意し、ごろごろさせたり、基本的にはクールダウンを前提とした保育に心がけて心身に配慮しています。当番職員への引き継ぎについて、チェック表で人数を確認し、子どもの健康面、情緒面は口頭やメモで伝え、延長は特定の保育者を定め配慮に努めている。障害児保育は、入園前の親子の関わりの様子、児の障害についての理解に努め、入園後の保育についても定例の会議でケース報告をし、職員全体でその子やクラスの状況を把握し、積極的に発達援助に取り組んでいます。園生活を送るために、保育者は、障害児本人の得意な事と苦手な事を周りの子ども達に一人ひとりの違いを認め合い、個性として受け止められるように分かりやすく伝えて、コミュニケーションがとりやすいように働きかけに努めています。施設改善に関しては、 園庭遊具の工夫・落ち着ける時間、場所の保障に配慮し、発達援助のための職員1名が常に側でサポートして配慮しています。園では、担任とは別にコーディネーターを窓口にして、保護者の相談や、子どもの姿をふまえ必要な働きかけと支援を行なっており、クラスでの様子を個人ノートや朝・夕の送迎時に声をかけて保護者と意思の疎通を図り、保護者の思いに耳を傾け、共感し、共に育てる気持ちで対応しています。保育士にとっての良いサポートとは、園では子どもも親も認めてあげることと考えている点が素晴らしいです。多様な子育てニーズを把握する取り組みを積極的に行い、それに対して、延長保育、障害児保育、年末保育が実施されています。延長保育では、約3分の1が利用があり、乳児は登録20名に対し利用は毎日平均12、3人程度、幼児は登録23名に対し15人程度が利用しニーズに応えています。子育て支援のため、来園、電話による子育て相談を実施し、「公立あそびにきませんか」では、地域に相談受付の情報を発信しています。また、虹ヶ丘保育園の情報誌『にじっこ』を年4回、郵便局、コミュニティー、子ども文化センター、区役所に配布(約150部)して子育てに関する情報の提供に取り組くんています。地域の子育て家庭の親子が集まる機会として、年間計画に基づき、行事へのお誘い、夏の遊びへの参加を呼びかけを行い、区の子育て支援に参加して連携を図りながら家庭の親子が利用できるように努めています。子育て中の親が息抜きできる計らいとして、園庭開放や各クラスとの交流保育・絵本の貸し出し・夏まつり・運動会・焼き芋・小さい広場等、年間計画をもとに実施しており、園行事へのお誘いでは、移動動物園・人形劇を父母の会と共催わんぱくひろば・にじっこ広場・虹ヶ丘子ども文化センターと共催保育園は育休時でも利用可能として、積極的に提供に努めています。楽しく食事ができるように、園では大人の動きを少なくし、落ち着く雰囲気を心がけています。「おいしいね」など、食べたくなるような言葉かけをして食する意欲を意識しながら配慮をしています。食事のマナーは指導計画に沿って、細かく考慮されており、食事に関する決まりの例としては、食事の目安時間をお知らせして、早食いを防ぐ意味も含みお代りの時間を知らせています。また、食事が終われば手を合わせて一緒に「ごちそうさま」を声に出し、礼節を守るように配慮しています。一人ひとりの子どもの心身の発達やその日の健康状態に、状況に合わせて給食を提供する配慮をしています。残食についての考え方では、前半では量を申告させる(自分の食事量を知る)、後半は一定量は食べることも考えた量を考えるようにしています。一人ひとりの子どもの食欲に応じ、幼児はご飯を盛る時に少なめに調節をし、乳児は様子をみながら、別皿にとるなどして調節し、おかわりも出しています。乳児期は、保護者と密に連携をとりながら、兼務栄養士が様子を見ながら毎月の個人連絡票を活用し、乳児期間を設定して離乳食を進め、食べる状態を確認するよう配慮しています。・園の健康に関するマニュアルは、「川崎市健康マニュアル」があり、職員に周知している。特に周知徹底の必要がある事項については園独自のマニュアルも加えて、活用されています。 また、マニュアルは各クラスに設置され、改訂の場合は差し替え、メンテナンスを行なっている点は信頼と安心に繋がっています。健康管理について、看護師が毎日必要事項の視診をし、健康状態を担任と連携して把握し、健康管理を行っています。一人ひとりのこどもの健康状態については、朝のミーティング時に保健日誌から前日の子ども達の健康状態を確認しており、早出職員は、保健日誌で確認し、受入れ時に保護者から様子を聞き、担任に伝え、体調を配慮した保育を実施しています。食物アレルギーの子どもについて、健康管理委員会の指示に基づき、指示書に沿って適切に対応し、個別献立票が作成されています。除去食児は別盆に配慮され、毎朝ミーティングで、その日と翌日の除去食及び持参品(代替食)について給食委託業者も参加して確認に努めています。また、保護者と兼務栄養士が年2回面談を行い、個別一覧表を作成して手厚く配慮しています。給食委託業者は衛生管理に関するマニュアルに従い、衛生面に配慮しており、衛生管理チェックリストを毎日つけています。月1回兼務栄養士が点検し、確認・指導を行ない、衛生面に配慮し、給食を提供しています。給食は、献立表に基づき調理を行い、喫食状況、検食簿を参考に、日々、適温でおいしい食事が提供されています。保育園栄養士は献立会議で栄養バランスを考慮しながら旬の物を取り入れ、新メニューも加えて創意工夫し献立を作成され、新メニューは栄養士が集まって検討して加える取組みをしています。食育に関して、園では年齢に応じて給食時間を決め、適温給食を実施しており、乳児、幼児では食材の切り方を変えて配慮しています。幼児クラスでは、園庭で栽培物を育てて収穫したものを、出来るだけ給食の素材とは別に、自分たちが栽培したものが判るように調理してもらい、食材への関心、食べる意欲を育てています。子ども達が栽培したものは、素材そのものが分かるように調理して提供し、自分が育てたものだと分かるように配慮し食育に力を注いでいます。


評価結果(PDF版)(557KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624