◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
小倉保育園
運営主体 川崎市
住所 幸区小倉1346
定員 95名
評価実施年月 平成21年12月〜平成22年3月
結果公表 平成22年3月
評価機関 福祉サービス第三者評価機関しょうなん 株式会社フィールズ

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成21年12月4日〜平成22年1月5日
保育園の職員参加による自己評価

評価調査員による評価
(実施日)

平成22年2月15日と平成22年2月18日
評価調査員3名が2日間訪問して調査実施

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成22年12月25日〜平成22年1月15日
85通を利用者の家族に渡し、回収ボックスに投函してもらい回収した。
利用者本人調査方法
(実施期間)

平成22年2月15日と平成22年2月18日
訪問時の観察による調査

総評(評価結果についての講評)

【施設の概要】

当園はJR川崎駅または新川崎駅からバス便にて、一般住宅と市営住宅、県営住宅に囲まれた静かな環境にある。昭和42年に開設され、約43年の歴史がある保育園で、数多の卒園児が各界で活躍している。
今では住宅の開発が進み、川崎市内、東京・横浜への通勤・通学者が多くみられる。周辺は平坦地で保護者の送迎には比較的容易であるが、道路が狭隘の立地環境にある。
近隣には夢見が崎動物公園や加瀬山創造の森があり、自然に触れることができ、小倉子ども文化センターがある。
建物は2階建て、1階は3歳児から5歳児まで、2階は0歳児から2歳児が入園している。園庭は広く築山、鉄棒、ブランコ、すべり台、砂場、畑とプランターがあり、周辺には桜、つつじやさつき、あじさいなどの四季折々に咲く樹木が植えてある。
このような恵まれた自然環境の中で、0歳児から5歳児が約100名の保育に加え、延長保育、障害児保育を行っています。

≪優れている点≫

○ 園長のリーダーシップの発揮と保育の質の向上
園長は、平成21年度のサービスの質の向上に向けて「気づきのアンテナを伸ばす」と言う題名の文書を作成し、職員の感性を豊かにし、質の向上に向けた具体的な提言を行っています。
室内遊び、園庭遊び、花壇の3つのプロジェクトを立ち上げ、職員はいづれかのプロジェクトに属し、小さな気づきから保育の見直しを図り、職員一人ひとりの感性を育成し、乳幼児が安全で心地よく生活できるように努め、保育士の力量向上と保護者の信頼につなげ、当園の質の向上を図っています。
○ 園庭および周辺の豊かな自然環境
住宅が密集し、古くからの住人も多い地域の中にある保育園ですが、園庭の桜をはじめ多彩な庭木が四季折々に表情を変えています。花壇プロジェクトが中心になり草花を育てています。また、プランターで野菜を栽培、収穫、食べるまでの楽しさを実感する保育に取り組んでいます。
園近くに加瀬山や夢見ヶ崎動物公園があり、自然と関わる機会や季節の移り変わりを身近に感じることに恵まれています。
○ 職務体制と職務分担の明確化と人材育成の充実
職員体制図があり、職員分担表にはクラス担当と業務内容が明確となっています。業務内容は年度末の職員会議で決めています。
人事評価制度を活用し、年3回職員との個別面談を行い、職員の職場に対する要望や職員の役割・責任を明確にしています。そして、保護者には職員の役割分担を保育説明会、クラス懇談会などで説明しています。
個別面談の中では、職員の意識(満足度や要望など)を把握し、職員のモチベーションを高めています。臨時職員については、園長は採用時、6ヶ月もしくは1年の契約更新時に臨時職員の提案、要望等を聴いて人材の育成に努めています。
○ 縦割り保育や様々な年齢層の人たちとの交流を通して人間関係の醸成
縦割り保育を年間で計画を立てています。兄弟が少ない子どもが多い現状や活動を通して小さい子は刺激を受け、大きい子へのあこがれの中で意欲を持ち、大きい子は思いやりの気持ちを育て子どもたちの成長を見守っていく目的で行っています。
子どもたちの成長に合わせ実施回数を増やしています。週2回の園庭開放では地域の親子と一緒に遊んでいます。秋には、「おじいちゃんおばあちゃんと遊ぶ会」を企画、実施しさまざまな年齢層の人たちと交流しています。

≪改善することが期待される事項≫

○ 地域の住民との連携や交流
当園は、地域の子育て支援施設として、園庭開放を行い、園外保育や散歩時には、近隣の方々に挨拶や声かけを交わしています。幸区全体の支援に地域支援担当者会議などにも積極的に参加し交流を深め、園庭開放にものぼりを立て一目でわかるようにしています。しかし、地域からは保育園を子どもの地域の場としての関心がやや薄く、十分に認識されていない現状にあります。
地域の子どもが気軽に来園したり、一般の保育家庭の支援などについても工夫し、近隣の住民に対する交流と連携と交流をさらに深めることが期待されます。
○ 日常的に生き物とふれあう保育プログラムの工夫
幼児クラスでカブトムシを育て、絵本や図鑑を用いて興味や関心を高めるよう配慮をし、毎年移動動物園を開き小動物とふれあっています。しかし、このふれあいが日常的に行われ、生き物と接し命の大切さや思いやりの心を育てるまでには不十分な内容と思われます。
子どもが生涯にわたる人間形成の基礎を培うための時期です。常時小動物を飼うことも情緒の豊かな人間となるにふさわしい取り組みですので、今後の工夫が期待されます。


評価結果(PDF版)(255KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624