◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
南加瀬保育園
運営主体 川崎市
住所 川崎市幸区南加瀬3-12-8
定員 95名
評価実施年月 平成22年11月〜23年3月
結果公表 平成23年4月
評価機関 社団法人 神奈川県経営診断協会

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成22年11月20日〜同年12月18日
全職員個別に自己評価をした上、項目毎に5グループに分かれて協議した後、3回の全体会議を開き、園長が評価の取りまとめを行った。

評価調査員による評価
(実施日)

第1日目 平成23年2月7日
第2日目 平成23年2月10日
訪問調査を2日間に分けて、施設見学・保育見学・乳幼児観察および園長・職員へのヒヤリング・書類確認等を行った。
第1日目訪問調査
(事前打合せ、園内の見学、園長へのヒヤリング、延長保育の観察)
第2日目訪問調査
(保育見学・乳幼児観察、園長・職員へのヒヤリング)

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成22年12月7日〜平成22年12月20日
・利用者(保護者)へは保育園より手渡し配布。
(保育園は調査についての趣旨説明と提出促進を実施)
・利用者が厳封の上回収箱に投函。
・回収箱は評価機関が回収。

総評(評価結果についての講評)

《園の概要》
施設の特徴
川崎市南加瀬保育園は、JR新川崎駅から路線バス数分、南加瀬住宅前下車徒歩5分程の新興住宅地域と旧来の田園地域の接合点に位置する自然の残った環境にあります。後発の市立夢見ケ崎保育園とは徒歩3分程の近くにあり、小学校も3校ほどが近接しており、若い人達の町という印象を感じました。創立38年と歴史があり、園庭が広く植木に恵まれた園で、園舎は南向きで明るく0歳児〜2歳児が2階に、3歳〜5歳の幼児組が1階で保育されています。
給食は業務委託となっております。

◎特に優れていると思われる点
1.恵まれた環境を活かした保育が行われています
付近には散歩コースが豊富にあり、特に市立夢見ケ崎動物公園が近いので日常的に出向いて、動物の餌やりや飼育小屋の清掃などを観察体験する等の機会に恵まれています。
また、広い園庭では、近隣住民の理解と協力によって終日遊ぶこともできますし、楽器や太鼓を安心して使用しています。園庭には花や果実のなる樹木が数多く、園庭周囲の花壇や畠では季節の野菜を栽培し、観賞・観察(蜜柑の木に毎年アゲハ蝶が産卵)するだけでなく、これらを素材とした食育の充実が自慢となっています。このような自然の営みと環境の中で、子ども達は伸び伸びと育っています。
2.地域子育て支援の役割を果たしています
「地域の子育て支援施設としての役割を果たす」を保育理念の一つに掲げ、園児以外にも保育のプロとして地域の子育て支援を責務と考え、園庭開放に力を入れ、園庭開放者との交流を促進し、専用の絵本貸出を行っています。
また、近隣の認定保育園とは、随時交流し、園庭の利用は勿論、小規模園では経験できない活動を支援したり、職員には教材の貸出しと保育技術の支援を行っています。
3.リズム遊びを通して総合的な保育を実践しています
リズム遊びを年間で取り組み、運動能力を高め、健康な身体づくりを目指すとともに音に合わせた心身を使っての表現活動を楽しめる保育を進めています。
「心も身体も健康な子ども」という保育目標に向けて、散歩、鬼ごっこ、リトミック、竹馬、なわとび、巧技台を使った遊び、ドッチボールなども意識して実施しています。お陰で運動会までには年長組は全員竹馬に乗れ、毎年感動を呼んでいます。またリズム遊びの指導を専門的に研修し、職員の資質向上と我流に陥らぬ努力を払っています。
4.「生活カレンダー」の導入によって家庭の生活リズムに反省を促しています
本年度初めて年長組の各家庭で1週間づつ2回「生活カレンダー」を記入して貰いました。
チェック項目は、
@7時までに起きたか
A朝ごはんは食べたか
B仲良しタイムは?
等々の様子を記入して貰う簡単なものですが、朝型生活への自己反省に役立つようです。このため来年度も継続する予定になっています。
5.3人家族式の異年齢交流を行っています
兄弟が少ない各家庭の生活に温もりを体験して貰い、かつ、年齢別の縦割り保育に欠けているものを補う意味から園では3歳・4歳・5歳の3人で編成した異年齢交流を行っています。この組み合わせは原則1年間据え置かれますが、本人達の希望と職員の目で選択しています。
いわゆる疑似体験ですが、年間計画の下に慎重に進められています。

◎特に工夫・改善が望まれる点
1.保育活動について保護者などへのPRを推進します
入園説明会や保育説明会などでは、当園が力を入れていることや保護者が知りたがっていること等を説明しておられるのですが、滅多に聞いたことのないような説明はとかく記憶されないことが多く、後日、書いてあるものを読み返せば良いと思っておられる保護者もおられます。その時になって、資料に記載されてないと戸惑うことになり、また聞いていなかったという不信に繋がります。大切なことは何度でも強調され、明文化した資料で渡されることが望まれます。
2.保育に関する保護者アンケートを毎年実施します
保護者の意見・要望等については、懇談会、保育参観・参加、保護者会、行事後の保護者アンケート、個人面談、意見箱、職員の会議などの、多様なルートから聴取されていますが、より良い運営の改善のために、年度末等に運営に関する意見・要望等をテーマにアンケートの実施を検討されてはいかがでしょうか。
3.国際化への対応準備を学習される配慮が必要です
国際化の進展に伴い、いろんな国の人達を受入できるよう、その国の歴史的背景や社会的背景についての学習活動を始められるよう望みます。
4.掲示板の改善が必要です
保護者への連絡は玄関内の掲示で間に合うでしょうが、地域の方、入園希望の方には正門の掲示板の果たす意味は重要です。現在は正門の壁に直に張り出されていますが、雨露を凌ぐため、また風にも耐える構造のものに整備されることが、開かれた地域の保育園のあり方と思われます。善処を願います。

評価結果(PDF版)(823KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624