◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
新町保育園
運営主体 川崎市
住所 川崎区渡田4-9-4
定員 120名
評価実施年月 平成22年12月〜平成23年3月
結果公表 平成23年3月
評価機関 福祉サービス第三者評価機関しょうなん 株式会社フィールズ

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成22年12月1日〜平成23年1月5 日
職員参加による検討を経て、保育園として 自己評価票をまとめた。

評価調査員による評価
(実施日)

平成23年2月1日、2月2日
評価調査員3名が訪問し、書類確認、利用 者観察及び園長、職員への面談による調査 を実施した。

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成22年12月6日〜平成22年12月 25日
保育園から利用者家族全員に依頼し、返送 は家族より直接に保育園に回収箱に入れ てもらった。
利用者本人調査 方法
(実施期間)

平成23年2月1日〜平成23年2月2日
評価調査員3名が利用者観察による調査を 実施した。

総評(評価結果についての講評)

《園の概要》

保育園は昭和28年3月1日に開設された大変歴史のある保育園です。園は川崎駅から バスで 15分、徒歩6分の静かな環境の住宅や商店が混在した一角にあります。園庭、園舎ともに民家に 囲まれていますが、保育室は日当たりが良好となっています。近隣住民とは設立当初から良い関係 を築いています。付近には、マンション、事務所、公園、などがあります。生後5カ月から就学前 までの子どもを対象に定員は120名です。
地域のニーズに応え、延長保育、障がい児保育に取り組み、平日の7時30分から19時まで開 所しています。
保育理念は「保育に欠ける子どもの保育を行い、健全な心身の発達を図り、家庭との綿密な連携 の下に、子どもの最善の利益を考慮し、養護及び教育を一体的に行う」となっています。保育目標 は
・心も体も健やかな子
・自分も友達も大切にできる子
・自分の思いを豊かに表現できる子
となっています。経験豊富な保育士のもと日々、質の高い保育が実践されています。

《特に優れている点》

1. プロジェクトを編成して子どもの遊び方に取り組んでいます。
園では今年度、全年齢において「じゃれつき遊び」に取り組んでいます。毎日10分間「じゃれつき タイム」と称して全職員総出で実施しています。体験学習のお兄さんもお姉さんもみんなで行います。 子どもも大人も「楽しく」をモットーに日々の積み重ねを大切に取り組んでいます。
おんぶしたり、保育士の体に抱きついたり、くすぐりっこをしたり、最初、少し恥ずかしそうにし ていた子どもたちも次第に楽しそうにとびっきりの笑顔になっています。寒い日でも体も心もホッカ ホカになってしまいます。「保護者の方のボランティアは大歓迎です。一緒に笑顔になりませんか?」 と呼びかけています。運動会にもじゃれつき遊びを取り入れ保護者にも子どもたちにも大好評でした。 今年度のプロジェクトに取り上げたきっかけは「どうして転ぶ時に手が出ない子どもが多いのか な?」ということからです。園長先生がまず本の紹介をして職員の学びが始まりました。じゃれつき 遊びの後は子どもたちの集中力が高まるという効果も出ています。
保護者の方の理解を得るために懇談会でじゃれつき遊びに取り組むきっかけや意義を説明してい ます。また家でも保護者とお風呂の中や家の中で子どもと楽しく遊べるように遊び方の実践例の本や じゃれつき遊びの脳に与える刺激や大切さなどについて書かれた本を保護者に貸し出す事もしてい ます。

2. 多彩な食育計画の実施により高い効果をあげています
今年度の食育年間目標を「『楽しく食べる子ども』をめざして、食を営む力の基礎を培う」とし0 歳児から5歳児までそれぞれ多彩な活動をしています。各年齢に応じた食育のねらいを定め、プログ ラム化して取り組んでいます。給食会議や食育担当者が中心になり、食育計画作成や食育の教材作り を行い、子どもたちが食べ物を大切に楽しく食べるためのマナーなど、食を営む基礎を培うための工 夫がなされています。絵本の読み聞かせやクイズ、紙芝居などを用いて食物に興味を持ってもらう工 夫をしています。
子どもたちが栽培した夏野菜を収穫し焼いて食べたり、5歳児が栽培したサツマイモを掘っておい もパーティーをしたり、5歳児は自分たちで作ったお月見ダンゴで十五夜の雰囲気を楽しんでいます。 4、5歳児は田植えから始め、栽培・収穫した稲を子どもたちの手で脱穀して玄米を炊き、おにぎり を握っておにぎりパーティーを開き、楽しみながら味わいました。水田の夏の草取りのためにめだか を飼っています。これら一連の活動を通して食への関心を育てています。
また、子どもが座るテーブルに保育士が入り、楽しく食事をしながら、食事の挨拶や箸の正しい持 ち方、主食・汁物・おかずの配置の仕方などのマナーを実践しています。

3. 職員同士の和が大きな力になって保育の質を高めています
職員は、この園の良いところとして「職員の和」が大変良く働きやすいと思っています。経験年数 にとらわれずに日々の保育の中で気になった点はしっかり話し合えること、お互いに次の子どもたち のステップが分かり編み物でも指編みからボトル編みへなどが連携良く考えられスムーズに移行で きるなどが挙げられます。正規職員の平均年齢が43歳、平均在職年数が25年とベテランの保育士 が多く大変質の高い保育が実践されています。
今年度の保護者懇談会では園長が発案し、職員一人ひとりが自分の今年度の目標を漢字一文字に書 いて発表致しました。カードに書かれた漢字についてはもちろんのこと達筆な字で書かれたものやか わいいイラスト付きのものなど個性的で、保護者からはもちろん、職員からもお互いのことが良く分 かったと好評でした。

《さらなる取組を期待する点》

1. 出席しやすい個人面談の検討が望まれます
園では、保護者との関係について毎日の送迎時に顔を合わせての会話でその日の子どもの様子を伝 えるように努めています。しかし「いつでも希望があれば行います」との通知はありますが、一斉に 知らせをしての個人面談が実施されていません。保護者からは、個人面談について「面談はしていな いが、毎日の送迎の際に伝えてもらっている」「連絡ノートも活用させていただき不自由は感じてい ません」との意見があります。その一方、「希望をすれば時間を作ってくれそうだが、こちらからは 中々言いにくい」「日程を組んで全員に行っていただきたい」の意見があります。特に問題が無くと も我が子のことに関して少しでも知りたいと思う保護者が多い現状を考慮して、今後は保護者の方が 出席しやすい形で実施されることが望まれます。

2. 国際化に対する積極的な取り組みが望まれます。
外国人市民の子どもについては他児と変わらぬ対応、受入を心がけています。子どもたちは 様々な国、様々な文化があることを自然に受け止めています。
今後はさらに国際化が進みいろいろな国や地域の子どもが多くなることが考えられます。子ど もが生活習慣や、考え方の違いを理解し、互いに尊重する心が育つように、他国の生活習慣や文 化の違いを積極的に学び・理解する機会を作ることが望まれます

評価結果(PDF版)(129KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624