◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
下作延中央保育園
運営主体 財団法人 神奈川県民間保育園協会
住所 川崎市高津区下作延2-6-3
定員 120名
評価実施年月 平成22年5月〜22年12月
結果公表 平成22年12月
評価機関 株式会社 R-CORPORATION

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成22年5月13日〜 平成22年7月31日
全職員個別に自己評価(半日)したものをプロジュエ クトチームが集計を行い、集計結果をもとに職員会 議で討議をし、取りまとめ会議を開き、取りまとめを 行なった。

評価調査員による評価
(実施日)

平成22年8月18日・平成22年8月19日
3名の評価調査員が評価項目を分担して調査を行 なった。自己評価結果及び利用者アンケートの分析 結果を元に、園長及び副園長に対してヒアリングを 行い、自己評価結果を確認した。職種に関わる評価 項目については、保育士(幼児・乳児担当者)、看護 師、栄養士にヒアリングを行い確認した。保育内容 及び保育環境等の観察が必要な評価項目を確認し た。書類等の整備が必要な評価項目や自己評価の 根拠に掲げている書類、資料等は現物を確かに確 認した。

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成22年5月13日・ 平成22年7月31日
当保育園利用者に、保育園を通じてアンケートを配 布し、保護者記入後(無記名)、返送用封筒に封入 の上、評価機関が用意した回収箱を園内に設置して 頂き、保護者に投函してもらい回収する方法とした。 回収されたアンケートは、自己評価及び事前提出書 類一式と合わせて保育園より評価機関に返送頂い た。

総評(評価結果についての講評)

〔保育の方針・優れている点〕

■下作延中央保育園は、多様な表現活動を取り入れ、インストラクターや講師の指導を受け、幼保小の方向性にも対応すべく教育的活動に力を入れています。
■一人一人の乳児の生活リズムに合わせて、睡眠や活動が出来るように静的環境、動的環境の整備を整えています。
■乳児保育では、乳児は外気に触れ、戸外で遊ぶ事を園の方針とし、テラス遊びや保育士が伴い、園庭遊びをする機会を作っています。雨天の時は窓を開け、外気を取り込む工夫をしています。
■喃語等については、乳児担当保育士及び全職員が研修を受けて適切な対応ができるよう努めており、喃語に関して保護者へも啓蒙に努めています。懇談会へは約100%の出席が見られ保護者の熱心さが垣間見られます。
■乳児との触れ合う遊びが出来るよう、保育士とマンツーマンの取組みを実践しています。
■寝返りの姿勢については、厳しく園内で指導し、腹ばい寝については、時間(5分)毎にチェックする体制が定着しています。
■延長保育では、時間により乳児は別に保育を行ない、後、乳児・幼児の合同保育とし、園はチームとしての保育を大切にしています。
■職員間の引き継ぎは、口頭・文書両方で行い、離乳食は記入したものと共に引き継がれています。
■児童票は、園での日常の状況を細かく記載し、延長の記録は特別な事のみ記録し、その他記録は記入を行ない、翌日、担任に引き継ぎ、ミーティングで確認する体制ができています。
■長時間保育は、子どもの生活時間を考慮しながら子どもの要求に応じるように努め、保育士は、安全管理に重点を置き、園として、安全な環境整備を心掛けています。
■多様なニーズに対応し、延長保育、一時保育、休日保育、障がい児保育等の他、地域交流やリトミック等を行っています。
■地域の子育て支援として、園庭開放、プール開放等を行っています。
■健康に関するマニュアルが整備され、一人一人の子どもの健康状態等に関して、看護師より朝礼、職員会議等で日常的に周知を図っています。健康管理の実施例では、ポスターの掲示、うがいの敢行管理、毎週金曜日は「衛生デー」とし、保護者に爪切りなどを促す取組みを行っています。
■保健だよりでは、園での事故報告を詳細に掲載しています。園全体で予防を進めるよう積極的に取り組んでいます。
■食物アレルギーについて、川崎市健康管理委員会の指示に基づき、川崎市に申請し許可を受けて実施しています。
■除去食対応の子どもについて、内容等を保護者に連絡すると共に、栄養士が個別食を作っています。副食については、特におかずを自宅から用意して頂くのではなく、園で除去された食材を作って提供しています。
■衛生管理では、衛生管理マニュアルに沿って管理を行なっています。検便は調理関係者は毎月、保育士は年2回検便を実施し、衛生管理に努めています。
■給食は直営で提供を行ない、仕入れる食材の産地等も明確であり、より安全で美味しい給食となっています。食材の搬入は当日行われ、余りの食材は廃棄が原則とし、使い切れる食材の発注を徹底し、定着しています。
■各年代で適温給食を心がけるよう、年齢に応じた食事時間を設定し、配膳時の温度を測り、記録をつけて実施しています。
■園では、畑で野菜を栽培し、玄関脇のプランターではお米の栽培を行い、収穫し、食べ物の大切さ、食への関心や意欲を育てています。調査時もモロヘイアの葉を子ども達が処理しながら「ネバネバするね」と云って楽しそうに親しむ子ども達の様子を見学できました。
■5歳になるとお泊り保育等の機会で、指導しながら包丁を使用し、年4回程の調理保育において手伝いをする経験を通し、食への興味・関心・意欲を促しています。
■下作延中央保育園では、保育室とランチルームが分けてあり、1階は専用のランチルーム、2階は一方の部屋をランチルーム、片方の部屋を昼寝室という形で進めています。利点として、食後同じ部屋から昼寝室に移行することがないので、食べるのが遅い子どもでも自分のペースで食べられることです。異年齢の子どもが一緒に食事することで異年齢交流が出来ること、行事食などの場合には大勢なので、特に楽しめること等、良い点が多いです。各自の教室には早々と寝具の準備が出来ているので、いつでもお昼寝できることも良い点です。ランチルームは食事以外ではプレイルームや会議室として有効に活用がされています。
■年齢と発達状況に応じて、スプーン、フォークが自然と移行出来るような保育を行なっています。自由な雰囲気とマナーを守ることを両立した保育を目指して取組んでいます。
■特に3歳児では、マナー以前に「楽しく食べる」事を心がけ、遅い子どもは急がせず、先ず食事が楽しく思えるように支援しています。
■調理師担当者は、子ども達と一緒に食事を行い、コミュニケーションをとると共に、保護者に対しては栄養士、クラス担任を含めて話す機会を設け、喫食状況を知らせています。
■食事は、子どもの食欲に応じた量の加減で、少し少なめの盛り付けにし、おかわりをすることにより充実感を子どもたちに与えるよう、「増」を中心とした対応をしています。
■離乳食については、計画票があり、個別離乳食経過記録表を明確にし、月間献立表により保護者と連絡を密に取り連携を図っています。

〔改善が望まれる点〕

*色々な国、色々な文化があることを、子ども達に現実を知らせ、子ども達は自然に受け止めていますが、文化の違い等を積極的に教育していくという面については、意識的に取り組むという側面からは、今後更に取りいれていく必要はあると考えます。
*性差について、現状では性による差別は無いと思われますが、男女の生理的な違いはあるので、「差別」と「区別」の違いについて、保育士同士で話し合う機会を持つこともこの評価項目の意義であると思われます。
*保育室の温・湿度計の調整は、適温・適度の温度にメモリを付け、温度と湿度の管理を行ない、保育士、看護師がチェックを心掛けていますが、温・湿度計がない部屋については、保育士の体感による管理は正しいと思われるものの、機械によるチェックも必要と思われます。
*地域的な状況で、散歩の時は会っても近所の人でないことが多く、マンションの管理組合や町内会と交流するように努力し、行事の案内などをして努めていますが、地域柄止むを得ない面もありますが、社会性を広げる意味でも散歩などの工夫を積み重ねて欲しいと思います。



評価結果(PDF版)(349KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624