◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■認可保育所
つくし保育園
運営主体 社会福祉法人 川崎市社会福祉事業団
住所 幸区戸手本町2-420-1
定員 120名
評価実施年月 平成22年8月〜平成22年3月
結果公表 平成23年3月
評価機関 株式会社 学研データサービス

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成22年8月27日〜平成22年12月20日
全職員個別に自己評価を行ない、乳児職員、幼児職員のグループに分 かれ項目別の研修を行ない、会議を開き評価の取りまとめを行なっ た。 取りまとめ会議2時間×2回=4時間

評価調査員による評価
(実施日)

平成23年1月24日〜平成23年1月25日
 訪問調査を2日間に分けて、施設見学・保育見学・乳幼児観察・職員へのヒアリング・書類確認などを行いました。
第1回目訪問調査
(事前打合せ/園内施設見学/保育見学/乳幼児観察/事業者ヒアリング/書類確認)

第2回目訪問調査
(事業者ヒアリング/保育見学/乳幼児観察/書類確認)

利用者家族アンケート
(実施期間)

平成22年11月9日〜平成22年11月23日
・利用者(保護者)へは保育園より手渡し配付
・評価機関宛に利用者(保護者)から直接郵送
利用者(家族)アンケート

総評(評価結果についての講評)

《園の概要》

○ 異年齢保育を通してお互いに自主的にかかわる気持ちが育てられています つくし保育園は平成21年に開所した私立の保育園です。建物は3階建てで廊下など共有のス ペースが広く、ゆったりとした造りになっています。JR矢向駅から10分ほどの住宅街にあり ます。

《特に優れている点》

0〜2歳児の保育室は1階にあります。保育室の前には広い廊下があり、異年齢で遊んだり、 みんなで絵本を読んだりしています。園庭で遊ぶときには、年齢ごとの遊びができるよう時間 をずらして出るようにしていますが、異年齢で遊ぶ時間を持つことも大切にしています。3〜 5歳児の保育室は2階にあり、同じく保育室の前には広い廊下が設けられ、自由時間には異年 齢で遊んでいます。園庭の使用は日頃は年齢の低い子どもから順に利用していますが、月に数 回全園児がいっしょに園庭に出て遊んでいます。また、毎週1回「なかよしデー」を設け、3 〜5歳児の子どもたちが交流をしています。異年齢で3つのグループを作り、そのグループで ルールのある遊びを楽しんだり、いっしょに会食をしたりしています。このような機会を通し て年下の子どもは年上の子どもに憧れ、年上の子どもは年下の子どもをいたわり、お互いに自 主的にかかわる気持ちが育てられています。

○一時保育支援など子育てする保護者の拠りどころとなっています

保育理念に「地域における子育て支援の社会的役割の実施」と掲げています。園では、一時保 育、園庭開放、月1回の絵本の読み聞かせ、地域向けの掲示板に園だより・給食だよりなどの お知らせの掲示、行事への参加の呼びかけなどの活動を行い、地域で子育てをしている方々の 支援をしています。中でも、一時支援保育は70名以上の登録を受け付け、毎日12名の子ど もを受け入れています。連携・交流保育として、在宅で子どもを預かっている家庭福祉員の来所 も受け入れアドバイスなどを行っています。地域の保護者が病院へ行くときにも子どもを預か るようにし、子育ての大変さに理解を示しています。一時保育の保育室は広く、おもちゃもさ まざまな年齢に合わせて用意されています。一時保育の子どもの名札も専用に用意し、園庭で 他のクラスの子どもたちともいっしょに遊んでいます。園庭開放は月曜日から金曜日の9:0 0から12:00まで行っており、貸し出し絵本、身体測定や発達相談もしています。一時保 育や園庭開放など地域向けの支援は、在宅で子育てをしている保護者の心の拠りどころとなっています。

○子どもたちや保護者の食への関心を高めています

毎日、栄養士と調理師が給食の配膳を行っています。子どもと会話をしながら子どもの食事に 対する反応を見ることができます。3〜5歳児クラスでは、栄養士が年数回、からだのしく み、バランスの良い食事や噛む大切さなどについてパネルシアターなどを使って話をしたり、 目の前で野菜や果物を切り分けて食に興味が持てるようにしています。また、季節に合わせた 行事食や伝統食を取り入れたり、世界各国の料理の日を設けたりして、イギリス、インド、中 国の料理など各国の特色を伝えながら食事を楽しんでいます。 子どもたちが花壇で育てた野菜(サツマイモ、ジャガイモ、ピーマン、ナス、ニンジンなど) を皆で収穫し、子どもたちのリクエストを聞いて、ジャガイモをフライドポテトにしたり、サ ツマイモでスイートポテトを作ったりして味わっています。プランターでお米を栽培し、収穫 したお米でおにぎりを作りました。 保護者にも、給食だよりで栄養や生活習慣について伝えるとともに、毎日給食のサンプルを展 示し、展示の横に栄養士の作った「あったか朝食レシピ」「体が悪いときの食事」などの小さ な冊子を置き、自由に持っていくことができるようにして、食事についての情報を提供してい ます。
このような取り組みを通して、子どもたちや保護者の食に関する関心を高めています。

《さらなる取り組みを期待する点》

○おもちゃを選んで遊びこめるようコーナーの工夫を望みます
0歳児の保育室には可動式の畳を使ってスペースが作られ、可動式のサークルを使用してその 都度コーナーを作っています。遊ぶときにはサークルの中におもちゃの棚を入れ、子どもが自 由におもちゃを取りだして遊べるようにしています。2〜5歳児の保育室にはおままごとの コーナーが設置され、絵本が取り出しやすいようにラックにしまってあります。遊びの時間に は、音の出るおもちゃやブロックなどの発達にあったおもちゃが用意されています。ままごと のコーナーはありますが、子どもが自由におもちゃを取りだして遊ぶことの出来るおもちゃと そのコーナーが少ないようです。子どもが自らおもちゃを選んで遊びこめるよう、さらなる コーナーの工夫を望みます。

○育児に関して保護者と共通の思いがもてるよう工夫を望みます

子どもの発達、健康、生活状況などについて、0〜2歳児クラスは連絡帳で、3〜5歳児クラス は掲示板にその日の活動を掲示して、保護者に知らせています。また、3〜5歳児クラスには 連絡票用紙があり、保護者からの相談や意見があった時には記入してもらうようにしていま す。個人面談は、全員一斉でなく保護者の希望に応じて行っています。保護者と子どもについ て情報交換をし、共通の認識を持って保育を進めるよう努めています。しかしながら、保護者 アンケートによると「個別に面談が行われていますか」という質問に対しては31.8%、 「担任が不在でも日中のお子さんの様子を気軽に聞くことが出来る雰囲気がありますか」とい う質問に対しては51.8%の方が「はい」と回答するにとどまっています。自由意見には個 人面談をしてほしいとの声が見られます。降園時の保護者との会話や個人面談の工夫、保護者 との情報交換の工夫を行い、育児に関してさらに共通の思いがもてるような取り組みがなされ ることを期待します。


評価結果(PDF版)(426KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624