◆ 福祉サービス第三者評価結果 ◆

■障害分野
わーくす日進町
運営主体 川崎市
住所 川崎区日進町5-1
定員 40名
評価実施年月 平成20年10月〜平成21年4月
結果公表 平成21年5月
評価機関 コモンズ21研究所

総括表 分類別結果 家族アンケート 事業者コメント
評価方法
自己評価
(実施期間)

平成20年11月10日〜12月19日
・幹部職員及び一般職員が、川崎市で定める事前書面調査 について、ひとりひとり記入した。記入した書面調査用紙を評 価機関に送付、評価機関で内容を取りまとめた。
・自己評価については、幹部職員がまず自己評価を実施し、 職員会議に提案、職員から意見を出してもらい、最終的に幹 部職員が取りまとめた。
評価調査員による評価
(実施日)

平成21年1月28日(水)、1月31日(土)、2月2日(月)
1月28日(水)
施設見学・説明 、 幹部職員ヒアリング、利用者ヒアリング 、書類閲覧
1月31日(土)
幹部職員ヒアリング、書類閲覧
2月2日(月)
幹部職員ヒアリング、一般職員ヒアリング(ベテラン、新人、非常勤の3名)、書類閲覧
利用者(家族)アンケート
(実施期間)

平成20年11月10日〜11月15日
施設から、利用者にアンケート用紙を手渡し。利用者と家族 で記入。施設へ提出。施設から評価機関へ提出し、評価機関 において、集計した。
利用者本人調査方法
(実施期間)

平成21年2月2日(月)
コミュニケーションが可能な利用者という基準により、施設が 選んだ3人を対象に実施した。対面により、調査員と利用者 が1:1で、聴き取りした。そのうちの1名の利用者について は、職員がサポートのため、同席した。

総評(評価結果についての講評)

<園の概要・特徴>
  当事業所は、川崎市健康福祉局障害計画課が所轄運営し、事業所長が統括しています。JR川崎駅から徒歩圏内にあり、複合施設として、盲人図書館、南部地域療育センターなどが入った川崎市福祉センターの2Fにあります。就労をめざす障害者通所施設として障害者の就労意欲、自活するための生活力、職場の人間関係や規律に適応できる生活などを支援するために「職業訓練」を実施しており、川崎市内に6ヶ所ある「わーくす」のうちの一事業所です。当事業所では「就労移行支援事業」「就労継続支援B型事業」「相談支援事業」の各サービスが提供され、40名の利用者が在籍しています。

<特 長>
(1) 多彩な就労援助プログラム
・少しでも個々の利用者に合った作業を確保するために、外注作業先を15社程確保しており、多彩な作業プログラムを日々提供しています。企業ごとに担当者が2名設置されており、新作業入荷時に担当者が中心になり、その都度、個々の利用者への支援態勢や補助具の作成などをしています。
・企業見学や職場実習が充実しています。一般企業・福祉的就労の場・他の福祉事業所への見学や実習を積極的に実施しています。就労出来るかの評価は、就労援助センターによる適応評価の実施と、アセスメント(計画作成前の利用者のニーズ等の把握)の時にチェックがなされています。

(2) きめ細やかな関係機関との連携体制
・就労の際には、地域就労援助センター、生活支援センター、ハローワーク等と連携をとれる体制があり、サービス調整会議の実施や、就労援助センターによる就労するにあたっての適応評価の実施など、関係機関と連携した就労支援をしています。
・就職後3ヶ月は、当事業所職員が定期的に様子を見に行き、その後は生活支援センターの職員が1ヶ月に一度の見守りを続けていく体制を作っています。
・通所の事業所ながら、利用者から要望のあった際や緊急時には、生活支援センター、福祉事務所、保護者と連携を取り、ガイドヘルパーやホームヘルパーの調整を実施しています。
・養護学校卒業生を受け入れる際には、見学、実習の段階から養護学校の教員と連携をとりながら支援をし、その他の関係機関も含めた入所調整会議を実施し、サービス利用につなげています。

<工夫や改善が望まれる点>
(1)次のサービスに連動する記録や計画を
・家族や関係機関とのネットワークを組んで個々の利用者支える支援体制には素晴らしいものがあります。一方で、その実施内容や利用者や家族の思いやニーズに対応してきた経過について、個別支援計画書、ケース記録(個人記録)への記載や反映が少ないようです。今後はこれらについて、わかるような記録の残し方をしていくことが期待されます。
・ 週に一度のミーティング時に、前週に起きたケース事項(個人ごとのできごと)の検討をし、会議録等に残しています。しかし、業務日誌の内容がやや不十分です。その日起きた、怪我やの病気等の事項、また個々の利用者の動きや成長の様子を記録する業務日誌や引き継ぎ簿がありません。疾病時の医療機関への引き継ぎや企業や他事業所への移行も想定し、情報の共有化や支援の連動性のために、5W1Hが確認出来るケース記録(個人記録)や業務日誌等の作成が望まれます。

(2)マニュアルの充実とサービスの見直し体制の確立を
・職員に配布されている「ひとりの人どうし」の中に、職員モラル、障害理解、運営、作業支援、生活支援、健康管理について記載がありますが、提供するサービスについての各領域にわたるマニュアルとしては弱い部分があります。また、事故防止、衛生管理、感染症予防に関するマニュアルは整備されていません。今後は、個々のマニュアルを作成し、研修で周知確認する等、業務手順の標準化を図ることが期待されます。
・サービス内容について、委員会設置等による組織的点検評価は行われていません。今後、点検評価、計画を実施するための体制の構築が望まれます。


評価結果(PDF版)(920KB)


川崎市健康福祉局総務部企画課

【問合せ】メールアドレス:35kikaku@city.kawasaki.jp 電話:044-200-2624