感染性胃腸炎は、様々な病原体により起こります。主な病原体は、細菌、ウイルス、寄生虫ですが、ウイルス性の代表的なものに、ノロウイルス、ロタウイルス、腸管アデノウイルスなどがありますが、冬場はノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒が多く発生する傾向があります。
保育園、学校、高齢者施設等で発生した場合は、集団発生につながることがありますのでご注意ください。
●ノロウイルスとは?・ノロウイルスはヒトの小腸粘膜で増殖するウイルスです。以前はSRSV(小型球形ウイルス)と呼ばれていました。
●どうやってノロウイルスに感染するの?・ヒトから排出されたウイルスが、河川を経て海に流れ込み、カキなどの二枚貝の中腸腺という内臓に取り込まれます。
・ウイルスを取り込んだカキなどの二枚貝を不十分な加熱で食べることにより感染します。
・ノロウイルスに感染したヒトが、用便後手洗いを不十分なまま調理すると、汚染された手を介し食品がウイルスに汚染され、その食品を食べることにより感染する恐れがあります。
・ノロウイルスに感染したヒトのふん便やおう吐物にはウイルスが含まれているので、おう吐物やふん便の処理が不十分だと乾燥して舞い上がり、直接人の口からウイルスが取り込まれ感染する恐れがあります。
●ノロウイルスに感染すると・・・・ウイルスが体内に取り込まれてから24〜48時間で発症します。(症状がない場合もあります)
・主な症状は、吐き気、おう吐、下痢、腹痛ですが、発熱は軽度です。
・通常これらの症状が1〜2日続いた後、治癒しますが、抵抗力が弱い高齢者などは重度化する恐れがあり注意が必要です。
●予防方法は?・カキなどの二枚貝を調理する場合は、十分に加熱してから食べましょう。
・トイレの後、調理の前、食事の前には、必ず手をよく洗いましょう。
・手洗いの後、使用するタオル等は清潔なものを使用しましょう。
・ノロウイルス感染症を疑わせるような症状がある人は、食事の準備をしたり食べ物に触れたりすることは止めましょう。
●二次感染を防止するために・・・ ⇒特別養護老人ホームにおけるノロウイルス感染症対策の留意点 (26KB、pdfファイル、
アドビリーダーはこちらで入手できます。)
・患者のおう吐物やふん便を処理するときには、使い捨てのマスクと手袋を着用しましょう。
・汚物中のウイルスが飛び散らないように、ふん便、おう吐物をペーパータオル等で静かに拭き取ります。おむつ等はできる限り揺らさないように取り扱います。
・おう吐物やふん便で汚れた衣類等は他の衣類とは分けて洗いましょう。
・おう吐物などを片付けた用具、雑巾類は、塩素系漂白剤で付け置き洗いしましょう。
・おう吐物などで汚れた床は、塩素系漂白剤を含ませた布で被い、しばらくそのまま放置して消毒しましょう。
・ノロウイルスはおう吐物やふん便の処理が不十分だと乾燥して舞い上がり、直接人の口から取り込まれ感染する恐れがあります。おう吐物やふん便は乾燥させないことが感染防止に重要です。
・汚物の片付けが終わったら、よく手を洗い、うがいをしましょう。
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