龍厳寺保育園・分類別結果

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2015年2月12日

分類別結果

1 人権への配慮

評価 A

  • 特に優れている事項
    ■子どもの人権について、一人ひとりの性格の理解・把握に努め、子どもがいつでも意見が言える環境を整え、保育士は、相手の立場になって考えられるような言葉掛けに留意し、「子どもに誉めて自信に繋げていく」保育を心掛けて実践しています。
    ■人権について、保育者の意識を高めるよう、子どもの人権について「考える場」を設け、職員会議では児童憲章の読み合わせを行い、職員間で確認と認識統一に努めています。保護者には園だより等で周知を行い、懇談会では人権について取り上げ啓蒙に努めています。また、園には人権に関する掲示やパンフレットを常時設置しています。
    ■外国籍の保護者との関わりについて、クラス懇親会・懇談会や行事を通してコミュニケーションを図る機会を設けています。過去に、その国の特長を活かし、言葉の壁を払うコミュニケーションの場を考え、「フットサル」のクラブを作り成功した実例を持っています。このフットサルクラブは今でも存続しており、親睦を深めながら相互理解と尊重する心を育てる取り組みを行った実践力は素晴らしいです。
    ■性差について、先入観による固定的な概念や役割分業意識を植え付けない配慮を行っています。性差におけるマニュアルが整備され、日常、さまざまな場面において固定観念を押し付けないよう保育士同士で確認を行い、子ども一人ひとりの意思を尊重しています。保護者へも啓蒙に努め、機会を得、その子の良い点を述べ話題を広げるなど間接的に理解を促す配慮をしています。
    ■保育業務上知り得た子どもや家族に関する情報等は、漏洩しないよう会議に於いて確認を行い、誓約書を結び、周知徹底をしています。各種情報書類は持ち出し禁止、個人情報に関する事項は(個人記録や面談記録、住所録等)会議室の鍵付きロッカー等に必ず保管し、管理に心掛けています。保護者等の相談事項の内容についても、秘密保持を周知徹底し、書類等を破棄する際はシュレッダーにかける等、管理の徹底に努めています。
    ■虐待等の取組みについて、朝の視診(子どもの表情や服装)、午睡前の着替えや身体測定、保護者と子どもの関わり方、また、長期の休み等があった場合等の子どもの様子に注意し、職員はマニュアルに沿い、早期発見に努めています。また、職員が得た情報は速やかに園長に届く体制が整備され、通報の体制、関係機関や児童相談所との連携も図られ、適切な対応ができる体制になっています。
    ■保育環境について、採光を取り入れる工夫に努め、部屋の換気に配慮し、温度調整については、各クラスに温湿度計を設置し、望ましい温度設定の調整が図られ、清掃は毎日行い、年月を重ねた園舎ではあるがしっかり衛生面に配慮されています。アンケートにも老朽化の心配の声がありますが全体的に清潔が保たれていると評価を頂いています。
    ■安全面に関して、砂場の入れ替えは、年に1回実施し、砂の掘り起こし及び消毒や、園庭の危険物、破損物、施錠のチェックは、職員が役割を持ち確認の遂行に努め、固定遊具については、毎年夏に業者に委託し、必ず点検を行い安全に配慮しています。屋内の玩具等に関しては、看護師の指導にて基本を洗浄にて実施し、衛生面に配慮している。寝具の消毒や乾燥は年に1回業者に布団乾燥を依頼し、保護者にも協力を願い、押入れの床にはスノコを引いて風通しを良くする工夫を行い、清潔に配慮しています。
    ■子ども達が園生活を快適に過ごせるよう、一人ひとりの子どもが寛ぎ、落ち着けるよう、カーペットやゴザを敷く等、工夫を施し、保育士は、その場に合った声質声量に心掛け、その存在は子どもに安心を与え、子どもの気持ちに寄り添う保育を行っています。
    ■龍厳寺保育園近くの環境は、畑も多く、梨畑もあり四季折々の自然に恵まれており、毎年地域の方にはご協力頂きながらさまざまな野菜植えを行っており、その生長を楽しみながら体験できる環境を設けています。また、飼育では、クラスでカブト虫やメダカ等を飼い、園庭の木には夏にセミが多く集まり、昆虫採集の体験や動植物に触れる機会を多く持っています。
    ■園内には季節を感じる子ども達の作品で装飾が施され、5月には併設のお寺の行事の花祭りに参加し、季節の花に触れる機会を持ち、年間を通じて行事を大切にし、季節感の味わいと情緒を育む保育を行なっています。
    ■屋外活動では、園庭や屋上、散歩について、子ども達が遊ぶ場所が重ならないように考慮し、活動する場所や時間を確保しています。また、散歩マップを作成し、散歩を積極的に実施しています。
  • 今後取り組みが望まれる事項
    ◆いろいろな国、いろいろな文化があることは、子ども達に視覚的に知らせるよう取り組み、子ども達は自然に受け止めていますが、子ども達に文化の違い等を積極的に教育していくという面については、意識的に取り組むという側面から、今後更に取り入れていく必要はあると考えます。
    ◆性差について、現状では性による差別は無いように思われますが、男女の生理的な側面から違いはあるので、「差別」と「区別」の違いについて、保育士同士で話し合う機会を持つことも、この評価項目の意義であると思いますので、話し合う機会を検討されてはいかがかと思います。
評価の詳細
評価分類(中項目)評価評価の理由(コメント)
1-1
利用者の権利の擁護
A●子どもの人権について、一人ひとりの性格を把握し、子どもがいつでも意見が言えるような環境作りを心がけ、自主性を尊重し、誉めて自信につなげていく保育を心掛けている。また、自分の気持ちを伝えることも大切だが、他の子の気持ちに耳を傾けることも大事であることを教え、保育者は、相手の立場になって考えられるよう言葉掛けに努めている。例えば、自分が読みたい本が読めなかったら「どう思う」と聞き、本を他の子に貸すよう勧めたり、感想等を聞くなどして促している。
●さまざまな人が居ること、さまざまな考えや文化・慣習がある事、それぞれ違って良いという事を知らせ、保育者が否定的な事を子どもの前で発言しないよう心掛け、子どもが自然と受け入れられるように配慮している。保育士は子どもの人権について更に、研修の必要性を感じ研鑽を行っている。
●人権への意識については、職員会議で児童憲章の読み合わせを行う等、簡易マニュアルにある人権を配慮した保育から、子どもの人権について考える場を設け高めている。保護者には園だより等で周知を行い、懇談会でも人権について取り上げ、啓蒙に努めている。園には人権に関する掲示やパンフレットを設置している。
●外国籍の保護者との関わりについて、クラス懇親会・懇談会や、行事を通してコミュニケーションを図る機会を設けている。過去に、言葉の壁を払うコミュニケーションの場を考え、「フットサル」のクラブを作り成功した実例を持つ。このフットサルクラブは今でも存続している。
●性差について、マニュアルが整備され、また、日常、子ども達に遊び、玩具、衣類、色を選ぶ等さまざまな場面で「男だから」「女だから」といった固定観念は押し付けないよう保育士同士で配慮に努め、子ども一人ひとりの意思を尊重している。保護者にも固定観念や役割分業意識を持たないよう、啓蒙に努め、機会を持ち、子どもの良い点を述べ話題を広げ間接的に理解を促すよう努めている。
1-2
プライバシーの保護
A●保育業務上知り得た子どもや家族に関する情報等は漏洩しないようマニュアルにより会議に於いて確認し、誓約書を結び、周知徹底をしている。各種情報書類は持ち出し禁止、個人情報に関する事項は(個人記録や面談記録、住所録等)会議室にある鍵が閉まるロッカーや棚に必ず鍵を掛けて保管している。
●保護者や地域の方等の相談事項の内容についても、秘密保持を周知徹底している。印刷物で破棄する物、個人情報がある不用となった書類は溜めずシュレッダーにかけ、管理を行なっている。
1-3
身体拘束、体罰、虐待の防止への取り組み
A●虐待等の取組みについて、朝の視診(子どもの表情や服装)、午睡前の着替えや身体測定、保護者と子どもの関わり方、また、長期の休み等があった場合、子どもの様子に注意し予防発見に努めている。また、虐待に関するマニュアルは整備され、各クラスに設置すると共に、全職員に配布し、会議にて職員で確認している。マニュアルに沿った対応が行われている。
●関係機関、児童相談所との連携は出来ており、早期発見の場合、主任に報告し、速やかに園長に届く体制が出来ている。虐待を疑われる状態(ネグレクトを疑って)の際、児童相談所に相談したケースもある。
1-4
生活の場としての環境整備
A●環境について、マンンションが隣接している為、採光に配慮を行い、自然光を取り入れるために窓際に物を置かない、二部屋を食事と睡眠に分けてメリハリよく使用する、隣の部屋と合同で広い空間で遊ぶ場を作る、蛍光灯等の照明が切れたら直ぐに換え等、工夫と配慮に努めている。
換気については、朝の登園時・午睡明け・掃除・オムツ交換・散歩の機会、保育室を空ける際に換気を行い、また、各保育室の窓や天窓を開けて空気の入れ替えをするよう配慮している。トイレは常に、窓を開放し、換気扇は一日中換気を行っている。温度調整については、各クラスに温度、湿度計を設置し、外気温に配慮し、望ましい温度設定(外気温との差5度前後)を行なっている。また、夏季、冬季の温度、湿度については、目安を決めて調整をしている。
清掃は、毎日行い、棚の上やロッカー・下駄箱・テラス等に配慮している。トイレの掃除は、遅々番の職員が最終確認をして臭いや汚れを残さず翌日も清潔に使用できるように努めている。
●砂場の入れ替えは、年に1回実施し、砂の掘り起こし及び消毒は土曜日出勤の早々番が行っている。園庭の危険物、破損物、施錠のチェックは、早出の職員が確認を行い、異常があった場合は朝会議で報告し、職員への周知と早急な対応を行っている。固定遊具については、業者に委託し、毎年夏に必ず点検の依頼を行い、安全に配慮している。玩具の消毒は、洗える物は水道で洗い日光消毒を行い、洗えない物は、専用布巾を使い水又はお湯で拭いて清潔に努めている。(0・1歳児―週に2回、2歳児―週1回、3・4・5歳児―月1回行っている)マニュアルには、流水洗浄が良いと記載され、看護師の指導にて洗浄を実施している。布団の衛生に関しては、年に1回業者に依頼し布団乾燥を行い、保護者には布団干しの協力やタオルケットの洗濯を促す掲示をしている。押入れの床にはスノコを引き、風通しを良くする工夫をする等、清潔に努めている。
●園生活を快適に過ごせるよう、保育室に、カーペットや御座を敷き、コーナーは子どもが遊びやすいように保育士が配慮し、子どもが寛いだり、のんびりと遊べるように設定している。食事の場所と寝る場所については、寝る時にカーペット、ゴザで区別されているが、区分の問題は課題の1つとして取組んで欲しい。
●保育士の存在は子どもに安心を与え、子どもの気持ちに寄り添う保育を行なっている。保育者は、適切な声質声量に心掛け、音楽もその場に応じた音量になっている。
●園は、近くに畑も多く、梨畑もあり四季折々の自然に恵まれており、毎年地域の方にはご協力頂きながら野菜植えを行っている。今年度も4・5歳児クラスが、トマト、きゅうり、なす、ピーマン、とうもろこし、枝豆を育て、5歳児が卒園に向けてチューリップの球根(11月)を植え、水やりを行い、その生長を楽しみ育てる環境を作っている。恵まれた環境を活かし、子どもの観察力や植物を通した感性を記録につけるのも良いと思う。飼育では、クラスでカブト虫やメダカを飼っている。園庭の木には夏にセミが多く集まり、昆虫採集の体験が多くできる。季節感溢れる園庭は子どもに豊かさを与えている。
●保育室、玄関、廊下には、季節を感じる装飾が施され、子ども達の作品を飾り、5月にはお寺の行事の花祭りに参加し、季節の花に触れる機会を持ち、7月には七夕飾り、12月にはクリスマスツリー等、年間を通じて季節感の味わいと情緒を育む保育を行なっている。共同作品では、多摩区の作品展などにも出展している。
●屋外での活動では、園庭や屋上、散歩において遊ぶ場所が重ならないように考慮し、各クラスの担任が集まり週案会議を開き、活動する場所や時間を決めている。散歩マップが作成され、散歩は積極的に実施している。

2 利用者の主体性・個別性の尊重

評価 A

  • 特に優れている事項
    ■利用者満足度への取り組みとして、接過マニュアルが作成され、それに沿って配慮した保育を心掛け、保育士は、「言葉の持つ力」の影響力の意識に努め、子どもに対する言葉遣いに気を付けて接しています。また、子どもの気持ちを受け止め、一人ひとりに理解を示し成長を促す助言・対応を行い取り組んでいます。
    ■基本的な生活習慣について、子どもの成長に合わせながら自主性を尊重、配慮に努め、保護者と連携を図りながら「褒める」事を大切に考え、子どもに達成感を味える、自立に向けた保育を行なっています。
    ■子ども達の興味・関心を示す活動を尊重し、保育プログラムを臨機応変に対応しています。子どもの発達を保護者に見て頂く行事は、年間行事予定表や園だよりに記載しています。音楽教育は、園長が当初から取り入れ、クラシックに限らずジャンルの巾を広げて展開し、日常活動に定着し、園の特色でもあります。
    ■子どもの発達段階に応じた玩具や遊具を用意し、模倣から想像力を培えるような玩具を揃え、玩具・遊具・素材は自由に取り出せるように自発的に活動できるよう援助し、また、コーナーを仕切り等で工夫し、子どもが自由に選んで遊べる環境を整備しています。
    ■保育園近くに散歩に出かけ、自然に触れる機会を多く設け、感性や創造力を養い、保育士と共有を図り、また、移動動物園や畑づくり等で動植物に接する機会を得、命の大切さや思い遣りの心を育む取組みを積極的に行っています。
    ■生活の中で時計等を活用し、数字や時間に興味をつなげ、小さな頃から数や量の感覚が身につくように接し、年長では文字のワークブックやアイウエオと数字の表を貼り出し、知育の面にも力を入れています。
    ■表現活動では、音楽リズムや造形指導、身体を使った遊びなどで自分の気持ちを言葉だけでなく音楽、造形、身体を使って多様な表現が体験できるように工夫して取り組んでいます。また、日常的に絵本や紙芝居を積極的に取りいれ、行事(季節)の際は、紙芝居等を活用して“意味”を伝え行事に取り組む姿勢、楽しんで取り組める配慮をしています。
    ■遊びや生活を通し、保育者は、子どもだけでは解決できない場面において、双方の話の橋渡しとして子ども同士のさまざまな気持ちや思いを理解し、子どもの表現を受け入れ、傾聴し、自立性を尊重しながら子ども同士で解決できるよう援助に努め、人間関係を育む配慮に努めています。
    ■順番を守る等ルールや約束事に関して、事前に知らせその都度確認し、理解を促し、当番活動では、人に対する思い遣りの気持ちや責任感、達成感を味わえるように導いています。トイレのスリッパ揃えについても指導を行ない、子どもが公共の場で役立ち、行動できるようにと配慮しています。また、異年齢児保育を実施し、地域の方や他園、実習生や園開放時のさまざまな方との交流を図る機会を設け、子ども達が広く社会性が身につくように努めています。
    ■園では、保育参観、保育参加(幼児)、見学者による見学を常時可能とし、年間行事予定表やお便りを通して呼びかけ、事前通知により、家庭との交流に努め、日頃から、保護者との会話や関わりを大切にし、些細な事でも話せる雰囲気に努め、連携が図れるよう努力しています。保育相談や面談は、話易い環境に配慮し、意見を言える体制を整えています。
    ■利用者の意見は、懇談会や面談の機会を多く持ち、アンケートや意見箱を設置して、聴くための取組みを行い、その意向に配慮しています。また、連絡帳を2歳児まで全児活用し、3歳児以上は希望者が連絡帳のやり取りを行っており、それらからも保護者の意向を伺うことが出来ています。
評価の詳細
評価分類(中項目)評価評価の理由(コメント)
2-1
利用者満足度の向上への取り組み
A●接過マニュアルが作成され、保育士は、それに沿って配慮した保育を心掛け、「言葉の持つ力」の影響力を意識し、言葉遣いに気を付けている。また、制止する言葉等については、言い換えることにより前向きに考える機会を与え伝えている。子ども達の質問に対しては、子どもの表情を見ながら欲するものに応えるように努め、都合の悪い際には説明を行い、スキンシップの工夫を行いながら適切な配慮に努め、子どもの気持ちを受け止め、一人ひとりに理解を示し、子ども達の成長を促す助言・対応を行うよう取り組んでいる。
●基本的な生活習慣については、衣服の着脱は、成長に合わせながら自主性を尊重・配慮し、保護者と連携を図りながら「褒める」事を大切に考え、子どもに達成感を味えるよう自立に向けた保育に努めている。排泄については、強制をせず、個々のリズムに合わせて対応している。また、入眠時では、安心して心地良く入眠できるよう工夫し、睡眠時での心掛けについて、音の大きさ、呼吸チェック、寝ている子どもを踏まない誘導、頭同士がくっつかない寝方(シラミ感染防止など)等に配慮している。
●子ども達の興味・関心を尊重し、週案や月案で保育プログラムが立案されているが、子どもの活動に臨機応変に対応している。子どもの発達を保護者に見て頂く行事として年間行事予定表や園だよりに記載されている。音楽教育は、園長が当初から取り入れ、クラシックに限らずジャンルの巾を広げて展開し、日常活動に定着している。
●子どもの発達段階に応じた玩具や遊具を用意し、模倣から想像力を培えるような玩具を揃えている。また、玩具・遊具・素材は自由に取り出せるようにしている。コーナーは、工夫された仕切りで設けられ、子どもが自由に選んで遊べる時間を用意している。
●保育園近くに散歩に出かけ、自然に触れる機会を多く作っている。散歩の中で子どもが興味・関心を持った物に保育士が気付き共有する事で更に興味を引き出し、興味は刺激され、創造力は制作物へと活かされている。自然の物で創った制作物は保育室の装飾へと活用している。散歩時には季節に合った歌をみんなで歌ったり、動植物に触れ、“季節”に立ち止まり、豊かな感性を育んでいる。また、移動動物園の際、散歩時、近隣の畑づくり等で作物に接する機会を設け、命の大切さや思い遣りの心を育む保育をしている。
●生活の中で時計を活用し、数字や時間に興味をつなげ、当番活動や遊びの中で、数や量の感覚が身につくようにしている。年長では文字のワークブックやアイウエオと数字の表を貼り出して親しみを持たせるようにしている。挨拶については、保育士が率先垂範して挨拶の大切さを子ども達に知らせ、地域の方々との挨拶を通し、挨拶の喜びを体感している。挨拶は言葉遣いとコミュニケーション能力を育み、公共機関を利用し交通ルールや公共の場でのマナーを覚え、社会体験を通して社会性を養うよう努めている。
●表現活動では、音楽リズムや造形指導、身体を使った遊びなどで自分の気持ちを言葉だけでなく音楽、造形、身体を使って多様な表現ができるよう工夫して取り組んでいる。子ども達の絵画、造形作品は季節に合った作品が制作され、随時飾り、子ども達と一緒に見たり、作品について話をしたり、保護者の方にも見て頂いている。
楽器は使用時間を設定し、日常の取組みを披露する行事として運動会、お遊戯会、音楽会の中で、楽器を使った演奏を披露している。幼児では各自のお道具箱を持ち、使いたい時に自分から出して遊ぶようにしている。また、日常的に絵本や紙芝居を積極的に取りいれ、行事(季節)の際は、紙芝居等を活用して「意味」を知らせている。
●子どもだけではどうにもならないトラブルの際には、保育者は、子どもの表現、さまざまな気持ちや思いを受け入れ、聴き、尊重しながら双方の橋渡しとなり、子ども同士が理解できるよう、気持ちを伝えられるよう援助している。喧嘩の場面では、互いの気持ちを傾聴し、自立性を尊重し、子ども同士で解決できるように援護している。
●順番を守る等ルールや約束事に関しては、子どもに事前に知らせその都度確認している。当番活動では、人に対する思いやりの気持ちや責任感、達成感を味わえるように導いている。トイレのスリッパ揃えについては、公共の場で役立ち、行動できるように指導している。また、異年齢児保育を実施し、地域の方や他園、実習生や園開放時のさまざまな方との交流を図り、広く社会性が見につくよう機会を設けている。
●園では、保育参観、保育参加(幼児)、見学者による見学を常時可能とし、年間行事予定表やお便りを通して知らせている。父母の会があり、連絡網用の名簿を独自に作成している。園の行事は、保護者が参加しやすいよう年間行事予定表(4月初めに配布)にて事前に通知し、家庭との連携に努めている。
●多様な子育てニーズに対して、乳児保育、延長保育、障がい児保育の取り組みを行っている。緊急入園については、関係機関と連携し、速やかに行われるようにしている。
2-2
利用者が意見を充分に言える体制
A●子どもの発達、健康、生活状況等について、登降園時の会話、連絡帳や生活記録表、健康手帳等を活用して伝えている。個人面談では、設定月間以外でも随時受け付けており、園側からもお声掛けを行い、保護者と緊密に連絡を取るよう努めている。日頃から、保護者との会話や関わりを大切にし、些細な事でも話せる雰囲気に努め、良い関係が築けるように努めている。保育相談や面談は、保護者が話易い環境を調え、保育士は共感していく事を心がけている。午睡中の時間は電話での相談も受けている。
2-3
利用者の意見や意向への配慮
A●懇談会は、年に2回開催し、個人面談期間を設け保護者との面談の機会を多くもてるように考慮している。保育参観、保育参加、給食試食会、個人面談は随時受け付けており、お便りでも呼びかけている。保育参加等の後はアンケートを配り意見を伺い、玄関に意見箱を設置する等、利用者から意見が言えるように配慮している。連絡帳は、2歳児まで全児活用し、3歳児以上は希望者が連絡帳のやり取りを行っており、それらより保護者の意向を伺うことが出来ている。

3 サービス管理システムの確立

評価 A

  • 特に優れている事項
    ■保育者は、社会福祉事業に従事する者として、職員会議の中で定期的に保育士会の倫理綱領の読み合わせを行ない、服務規定、守秘義務等の周知徹底を行ない、社会的責任を認識しています。そして、子どもの姿を家庭に伝える努力とタイムリーな情報入手の為に研修に参加し研鑽を図っています。運営状況は、園のホームページにて情報開示を行い、第三者による苦情解決等の広報を行い、22年度12月に第一園舎玄関先に意見箱を設置し、保護者から意見・提案を頂き、これまで以上に保育の質の向上に向けて取り組んでいます。また、父母の会の投書箱については、父母の会に関するご意見を伺う箱として設置し、透明性の高い運営に努めています。
    ■園長は、サービスの質の向上に意欲を持ち、地域を大切に考え、基本理念の下“どんな人にも慈愛を尽くす”園長の想いを具現化する取り組みに指導力を発揮しています。「子どもを褒める保育」を推進し、職員には職場を愛することの指導をし、教育の充実等に関して柔軟に意見を取り入れ、職員に権限を委譲し、職務を入園のしおりにも示し、明るい運営に力を尽くしています。
    ■職員の役割分担と責任を明確にし、役割分担表は期の初めに配布しています。保護者には、必要な事項は、掲示板やお便り等で責任を持って対応に努めています。
    ■指導計画は、年齢毎に発達状況について検討し、ポイントを捉えて指導計画が立てられています。年間指導計画は9月に見直しを行い、会議で全職員に周知し取り組んでいます。
    ■観察個人記録は、龍厳寺保育園では6歳児になるまで記録されており、年齢毎に異なったチェックポイントとし、一人ひとりの子どもの発達する姿が見える記録が成され、成長が見やすく工夫されている点はとても良いです。また、児童票と生活記録はクラス年齢ではなく生活年齢で記録されています。
    ■保育の質の向上や改善に関して、会議で職員が意見を活発に言える場を設けており、積極的に自己評価票(川崎市の第三者評価票)に取り組み、サービスの向上に努めています。
    ■職員の質の向上に向け、職員が研修に参加できる体制を整え、個々の職員の研修ニーズを把握し、研修機会を確保して取り組んでいます。
    ■保護者から意見を聞くための取組みについて、玄関に明示しています。苦情解決のしくみは図式化で示し、分かり易く配慮され、取り組む姿勢が伺えます。
評価の詳細
評価分類(中項目)評価評価の理由(コメント)
3-1
経営における社会的責任
A●保育者は、社会福祉事業に従事する者として、職員会議の中で定期的に保育士会の倫理綱領(手帳に印刷されている)の読み合わせを行ない、服務規定、守秘義務等の周知徹底を行ない、社会的責任を認識している。そして、子どもの姿を家庭に伝える努力とタイムリーな情報入手の為に、職員は研修に参加し研鑽を図っている。
●運営状況は、ホームページにて情報開示を行っている。苦情解決の仕組みは、玄関の掲示板に貼り出し、図式化を図り、システムが理解できるように配慮している。第三者による苦情解決に関しては、川崎市保育会苦情処理第三者委員会を広報している。父母の会の投書箱については、父母の会が箱を開け、回答が確実に為される体制がある。回答については、記名、無記名に関係なく無記名で公表を行い、園または父母の会からの返答も合わせて公表し、個人的な内容のものに関しては、投書した当人に返答をしている。
3-2
経営者のリーダーシップ
A●園長は、サービスの質の向上に意欲を持ち、地域を大切にしている。基本理念の下“どんな人にも慈愛を尽くす”園長の想いを具現化する取り組みに指導力を発揮している。「子どもを褒める保育」を推進し、職員には職場を愛し、仲良くする事を指導し、教育の充実や保育課程の決定には若い保育士の意見を柔軟に取り入れるよう努めている。また、権限を委譲し、職務については入園のしおりにも示している。
●職員の役割分担として、各行事の実行委員、研修担当、園内の係分担、園便り、父母の会、苦情解決、園見学、保育相談、実習生担当・保育体験・ボランティア担当、災害・緊急時の役割分担等、職員の役割分担と責任を明確にし、役割分担表は期初に配布している。保護者には、必要とされるものに対し、掲示板やお便り等で、責任を持ち対応している。
3-3
サービスの質の向上に向けた取り組み
A●指導計画は、職員で年齢毎に発達状況について話し合い、ポイントを捉えて指導計画を立てている。また、「配慮と援助」「気になる子への対応」欄で子どもへの配慮を組み込んでいる。個人記録は月齢に沿った細かい項目が定められ、比較しながら成長が確認できるようになっている。年間指導計画は9月に見直しを行い、全職員が把握できるように会議にて報告している。月間指導計画は月末に反省を行い、翌月の指導計画に反映し作成している。
●観察個人記録については、この園では6歳児になるまで記録されており、年齢毎に異なったチェックポイントが成され、一人ひとりの子どもの発達する姿が見える記録をしている。成長が見やすく工夫されている点はとても良い。また、児童票と生活記録はクラス年齢ではなく生活年齢で記録されている。
●それぞれの子どもに関する情報は、朝会議・乳児会議・幼児会議・看護師会議・栄養士会議・全体会議で周知し、内容は個人記録に含まれている。会議に出席していない職員には会議録や申し送り、記録の回覧で周知している。但し、児童相談所のケース等については、地元のパート職員には考慮して伝えるケースもある。
●保育の質の向上や改善に関して、会議で職員が意見を活発に言える場を設けている。また、自己評価票(川崎市の第三者評価票)に取り組んでいる。
●職員研修は、研修に参加できるよう体制を整え、職員の研修ニーズを把握し、研修機会を確保している。
3-4
苦情解決のしくみの確立
A●第一園舎1階の玄関に明示している。苦情解決のしくみは図式化され、一目で分かるように分かり易く配慮されている。

4 危機管理体制の確立

評価 A

  • 特に優れている事項
    ■事件、事故、災害に対応するマニュアルが整備され、職員誰にも分かるようインデックスで示し、各クラスに完備すると共に、常時確認できるようにし、周知徹底を図っています。事件・事故防止の危機管理のチェックリストは整備され、月1回、点検を行っています。不審者対応では、マニュアルが用意され、職員は不審者に対しての防犯訓練を受け、防犯カメラの設置、土曜保育の施錠、各クラスに防犯用の棒を設置、防犯ブザー、ホイッスル、警察に巡回依頼、行事での受け付けチェック(行事許可証持参)、お迎えの方の確認を行なう等、安全に対して留意しています。
    ■怪我や事故では、マニュアルが整備され、入園のしおりや保健だよりで対応を分かりやすく伝え、保護者には、事故発生報告書の写しを渡し説明して信頼を結んでいます。利用者アンケートにも、小さなケガでも細かく診てしっかりと報告があり安心しているという声を頂いています。病院を利用する判断については、看護師、主任、園長で決定し、加害者がいる場合の対応は、園内で定めて実施しています。怪我や事故等の際は、反省・見直しを行い、職員会議の中で全職員に報告をして喚起しています。
    ■緊急時の医療機関の連絡先は、各保育室に貼り、各クラスにある健康管理マニュアルの中にも常備され、万が一に備えています。
評価の詳細
評価分類(中項目)評価評価の理由(コメント)
4-1
安全管理・安全の確保
A●各種マニュアルが整備され、事務所とパート職員にも見れるようにインデックスで印、各クラスに完備し、常時確認できるようにしている。会議でも読み合わせを行い、全職員に周知している。また、事件・事故防止の危機管理のチェックリストがあり、月1回、点検している。ヒヤリハットについては気付いた時に記入し、話し合う場を作っている。業者での点検も行っている。
●不審者対応については、マニュアルがあり、職員は不審者に対しての防犯訓練を受け、防犯カメラの設置、土曜保育の施錠、各クラスに防犯用の棒を設置、防犯ブザー(散歩用)、ホイッスル、警察に巡回依頼(特に行事)、行事での受け付けチェック(行事許可証持参)、お迎えの方の確認(緊急連絡簿にはお迎えに来る可能性のある方全員の写真を載せている)を行ない、安全な引き渡しに努めている。
●怪我や事故では、マニュアルを用意し、入園のしおりや保健だよりで対応を伝えている。また、保護者に事故発生報告書の写しを渡し、説明している。病院を利用する判断については、看護師、主任、園長で決定している。加害者がいる場合の対応は、園内で定めて実施している。怪我や事故等については、話し合い・反省・見直しを行い、職員会議の中で全職員に報告をしている。利用者アンケートでは、対応に満足している声を頂いている。
●緊急時の医療機関の連絡先は、各保育室に貼り、各クラスにある健康管理マニュアルの中にも常備している。緊急連絡簿も完備され、各保育室と事務所に設置し、書類等については管理方法を定めて保持・保管に配慮している。
●災害時の避難場所は、「久地小学校」と指定し、入園のしおり、防災についてのお便りに載せている。また、避難場所案内図は掲示されている。
●トイレ・水周りの衛生管理は毎日清掃し、確保している。トイレは毎日3回(朝、午睡時、17時)チェックを実施している。

5 地域との交流・連携

評価 A

  • 特に優れている事項
    ■実習生やボランティアの受け入れについて、意義や方針を明文化し、全職員に周知を図り、担当者を定め、実習生等にはオリエンテーション及び実施に当たっての喚起を行っています。保護者には、受け入れる意義や必要性等を園だよりで伝え、子ども達には、実習生等の紹介時に説明をし、体制を整えています。
    ■地域の関係機関等から情報の収集を行い、周知と共にファイル化して共有しています。専門機関とは、連携できる体制が構築できています。また、園と家庭と専門機関がオープンに話し合えるような環境や信頼関係の構築を目指し努力しています。
    ■保育計画は、児童生活表、父母の会役員、父母の会総会の意向、懇談会、面談等からの意見や、川崎市保育基本計画と概要、多摩区役所保健福祉センターの情報を考慮して作成しています。具体的な地域の実態の反映の例では、月次計画の段階で勤労感謝の日に因み、地域で働いている人と触れ合う企画を実施しています。例として、長い間、納入を続けて下さった魚屋さんが閉店され、園で閉店セレモニーを企画して、感謝の意を伝える取組みは素晴らしいと感じます。
    ■法人の保育理念や基本方針、目標は、第一、第二園舎玄関に掲示され、入園のしおりにも明文化され、職員は、園の方針に副った保育をしていくことに努めています。保護者、関係者に周知の工夫を行い取り組んでいます。利用者アンケートでもほぼ100%理解している結果がでています。
    ■情報提供について、園だより、クラスだより、必要に応じて随時発行(感染症の連絡等)の配布や、玄関の掲示板やクラス掲示で伝えています。生活記録表では、連絡事項に記入し、大事な部分は赤ペンで分かり易く伝える配慮をしています。園外には、パンフレットやポスター等で提供を行い、運営状況は、法人のホームページを開設して公開しています。
    ■経営改善について、法人内共通の保育についての利用者アンケートを実施し、運営の見直しを実施し、利用者の意見から意向・満足度の把握に努め取り組んでいます。日常業務の効率化の取組みでは、各会議や職員アンケート、園長との面接の中で、意見の抽出に努め、改善例では、帳票の効率化について保健書類の共有化を中心に検討して取組み、現在使用して業務の効率を図っています。
評価の詳細
評価分類(中項目)評価評価の理由(コメント)
5-1
地域住民やボランティアの交流の場の提供
A※地域子育て支援センター実施園ではない。
●実習生やボランティアの受け入れについて、意義や方針を明文化し、会議等で確認して全職員が周知している。受け入れの担当者は主任としている。
●保育体験者・実習生、ボランティアの方々に対して、オリエンテーションを行い実施に当たっての注意を周知している。実習や中学生による職業体験等では学校と打合せを行なっている。保護者には、受け入れる意義や必要性等を園だよりに載せて伝えている。子ども達には、実習生等の紹介時に説明をしている。
5-2
関係機関との相談・連携
A●福祉事務所、児童相談所、近隣の小学校や高校や保育園、市の保育課等といった地域の関係機関から情報を収集し、会議等で共有を図っている。月1回の園長会で得た情報は園長から事務に伝え、職員に伝えると共にファイル化して共有している。専門機関とは、児童相談所、療育センター、LD発達センター等と連携ができる体制になっている。(マニュアルで確認)園と家庭と専門機関がオープンに話し合えるような環境作りと信頼関係の構築に努力している。
●近隣の小学校とは、散歩で触れ合う機会や、小学生の“町探検”という授業の中で園児との交流の機会を設けている。多摩区では、年二回、小学校、幼稚園、保育園の三者で話し合う連携の場があり、小学校の授業参観等にも参加し、交流を持っている。
●地域の自治会による堰神社のお祭りでは、年長児による鼓笛を毎年披露している。地域の方には、畑づくりの指導を頂いたり、荒馬を作って頂く等の交流がある。夕涼み会や運動会の際には、音に配慮し、近隣のマンションに手紙を配布し、子ども達の活動に理解と協力を求めている。民生委員の方は、園近くに住居があり、職歴の長い職員は地元で面識があり、顔見知りになっている。

6 運営上の透明性の確保と継続性

評価 A

  • 特に優れている事項
    ■職員研修は、職員の研修ニーズを把握し、参加の機会の確保に努め、研修内容は必ず会議で報告し、研修記録をファイル保存とし、園内研修もさまざまに積極的に取組み資質向上へ研鑽をしています。
    ■人事方針は、服務規定の中に記載され、その方針に沿い、人員計画については、園独自で採用した職員が昨年園長に就任した事例を持っています。また、職員の意識を日々の会話や会議の中で把握し、意見を聴ける環境整備に努めています。
評価の詳細
評価分類(中項目)評価評価の理由(コメント)
6-1
理念や基本方針、中・長期計画の策定及び職員や利用者への周知
A●保育計画は、児童生活表、父母の会役員、父母の会総会の意向、懇談会、面談等から頂いた意見や、川崎市保育基本計画と概要、多摩区役所保健福祉センターの情報を考慮して作成している。具体的な地域の実態の反映の例では、月次計画の段階で勤労感謝日に因み、地域で働いている人と触れ合う企画を実施している。先日、長い間、園に納入を続けて下さった魚屋さんが閉店された事を機に、園で閉店セレモニーを企画して喜んで頂いた例もある。また、保育計画の作成は、園長・主任が原案を作成し、非常勤職員も含めた職員会議で原案を基に職員全員の意見を聴き、作成している。パート職員についての説明、意見聴取については、勤務を考慮し、年1回、入園式の後に実施している。
●法人の保育理念や基本方針、目標は、第一、第二園舎玄関に掲示され、入園のしおりにも明文化されている。職員は、職員会議で読み合わせを行ない、園の方針に副った保育をしていくよう努めている。保護者へは、入園・進級式後のオリエンテーションやクラス懇談会で保育計画の説明を行い、説明後園内に貼り出し周知に取り組んでいる。利用者アンケートでも理念・方針はほぼ100%理解されていた。園見学者、園庭開放時や地域の方々、関係機関には、記載されているパンフレットを配布して発信している。
6-2
情報開示への取り組み
A●園だよりは、月に1回、クラスだよりは年に4回、必要に応じて随時発行(感染症の連絡等)して配布を行なっている。保護者への情報提供は、玄関の掲示板やクラス掲示、お便り等で伝えている。生活記録表は、連絡事項に記入し、大事な部分は赤ペンを引いて分かり易く伝えるように工夫し、大切な事柄は、職員が直接お声掛けや手渡しする等、配慮に努めている。
●パンフレットは、保護者や園見学・園庭開放を利用する方に配布している。園行事や催事では、ポスターを地域の商店街や自治会の掲示板等に貼り地域の方に見てもらえるようにしている。
●広報媒体では、法人のホームページを開設し、公開している。
6-3
経営改善への取り組み
A●経営改善に向け、法人会議を開き、昨年度は、法人内共通の保育についての保護者アンケートを実施し、運営の見直しを行なっている。利用者の意見を抽出する為、玄関に意見箱の設置、保育参加、給食試食会のアンケートの実施、父母の会会合に職員が出席する等、意向・満足度を把握するように努めて取り組んでいる。入園直近の満足度調査を含め年2回継続に行う予定にしている。
●日常業務の効率化について、乳児・幼児会議で意見を出し合い、職員へのアンケートや園長との面接の中で、業務の効率化について意見を出せるよう努めている。改善例では、法人でスーパーバイザーも同席して、帳票の効率化について保健書類の共有化を中心に検討して取組んだ。改善したものを現在使用している。

7 職員の資質の向上

評価 A

  • 特に優れている事項
    ■健康管理マニュアルがあり、各クラスに保管されています。看護師は、看護師会議の際にマニュアルを必ず持参して確認し、流行している疾患についてマニュアルを通し、職員に周知を行い、知識統一を図って子どもの健康に留意しています。保護者には、感染症や予防策及び対応について保健だよりや掲示で伝え、状況によってはその都度、臨時でお便りや掲示で周知する配慮を行っています。
    ■衛生管理については、衛生管理マニュアルをもとに衛生管理に努め、給食の作業はマニュアルに従って実施し、チェックを定期的に行い、給食を配膳する際は、保育士は手洗いを十分に行ない、エプロン・三角巾・マスクを着用して衛生に努めています。食器は陶器を使用し、コップはメラミン素材により、昨年、交換の実施をしています。食材は、その日に納入された新鮮なものを使用し、安全で安心な給食を提供すると共に衛生面や安全面に配慮しています。
  • 今後取り組みが望まれる事項
    ◆食事の場所と寝る場所については、寝る時にカーペット、ゴザで配慮し、区別されていますが、食事の場所と寝る場所の「区分」としての問題を、課題の一つとして取組んで欲しいと思います。
評価の詳細
評価分類(中項目)評価評価の理由(コメント)
7-1
職員の資質向上に向けた研修の充実
A●職員研修は、川崎市保育会、社会福祉協議会、保育士会、地域団体、養成校、公立保育園等から発信され、研修に参加している。他に、職員から希望を募り、個人に合った研修に参加できる体制を整え、職員の研修ニーズを把握し、研修機会を確保している。研修内容は必ず会議で報告し、研修記録はファイル保存している。園内研修としては、自己評価(保育内容の見直し)、統括官・法人のスーパーバイザーによる講義、セコムAED救命救急法、赤十字による救急法等を実施し、職員の資質向上に努めている。
7-2
職員への処遇・就業環境への配慮
A●人事方針は、服務規定の中に記載され、その方針に沿って職員採用、人材育成を行っている。大きな人員計画については、人材の登用も併せ園長会議で決定される。園独自で採用した職員が昨年園長に就任した。
●園長面接は基本的に年に1回行い、職員アンケートを実施し、必要に応じ随時面接を行っている。職員の意識について、日々の会話や会議の中で把握し、意識的な意見を聞ける環境整備に努めている。
7-3
職員の参加によるサービス内容の点検・評価
A●保育の質の向上や改善に関して、会議で意見を言える雰囲気を作り、特に乳児会議・幼児会議・クラス会議では意見を活発に言える場を設けている。また、自己評価票(川崎市の第三者評価票)を活用して、保育内容を定期的に点検、検討を行い、月間、年間で反省し、次に生かしている。

8 サービスの実施内容

評価 A

  • 特に優れている事項
    ■年齢に応じた形態で食事の時間に合わせた配膳を心掛け、適温給食を実施しています。
    ■栄養士は、栄養士会議で川崎市の統一献立表から月毎に旬の物や季節感のある食材を使用し、担任を通じ“食”や“文化”について、子ども達に紙芝居、絵本、歌等から伝える工夫を行なっており、4、5歳児では、野菜作りの取り組みを通し、過程を経験して学び、食材への関心や食べる意欲を育んでいます。
    ■食事の環境作りとして、天気の良い日は戸外(園庭、テラス、屋上)で食事をしたり、室内でもレジャーシートを敷きピクニック気分を味わって楽しむ工夫を行い、音楽や演出で、食する雰囲気を大切にし、食事する席は子どもの自主性とし、皆で楽しく食事ができるように工夫しています。
    ■指導計画により、年齢に応じた食事のマナーと共に、食器、箸(フォーク等)の持ち方や食事中の会話、食べる姿勢、三角食べ(味覚を豊かにする為)等について、保育士の姿勢を示しながら適切に介助を行っています。また、箸の持ち方を大切に捉え、保護者にも配布して啓蒙しています。
    ■栄養士は、定期的にクラスを巡回し、子どもにメニューの話や食文化を伝え、土曜日に子ども達と一緒に食事する時間や料理の下ごしらえ等を通じて交わり、廊下に食に関するクイズを掲示し、子どもの人気スポットとする工夫や食をとして積極的に子ども達とコミュニケーションを図る等、とても良い点です。
    ■献立は、毎月、人気メニューの物、新メニューから、おかず、おやつ1品ずつ献立レシピを作り、保護者が自由に持ち帰れるように配慮しています。日々の喫食状況は、生活記録表(乳児は連絡帳)や、口頭で伝え、また、一人ひとりの体調や食欲に応じ、食事の量を加減する工夫と配慮を行い、「全部食べた」という達成感が味えるように支援しています。
    ■保育者は、簡易マニュアルに沿い、人に配慮した保育を心掛け、子どもの目線に合わせ、ゆっくり穏やかに分かりやすく温かみのある言葉で話しかけ、赤ちゃん言葉は正しい言葉に換えて伝え、制止の言葉は言い換えて尋ねることにより子どもに考える力を与え、質問に対しては、その場で、欲することの表情を汲み取り、傾聴に努め、理解する対応に努めています。
    ■幼児では、保育士が対応する人数が多くなり、一人ひとりへのスキンシップが希薄になりがちなので、午睡前に一人ひとり抱きしめたり、ハイタッチや、外に出る順番をジャンケンで行う等、コミュニケーションの工夫をして愛情を注いでいます。
    ■保育中や、登園時に泣いている子どもに対して、気分転換を図る声掛けや気持ちに寄り添った適切な対応をしています。
    ■排泄は、タイミングで促しをしながら、強制することなく、子どもの気持ちを大切に見守り、個々のリズムに合わせて自主性を尊重した対応に努めています。
    ■入眠時は、環境に配慮し、心地よく安心して入眠できるよう工夫と配慮に努め、園では、休息の考え方を大切にしており、睡眠時間以外でも一人ひとりの状況に応じて休ませる配慮をしています。
    ■環境を活かし、散歩や園庭の自然から、季節の移り変わりや自然に触れ、豊かな感性を育む工夫をしています。保育士は、五感で感じた物・事を子どもと共有する事ができるように努め、季節感の醍醐味が味わえるよう豊かな感性を育む保育に努めています。
    ■知育教育の一環として、数字や時間に興味を促し、園生活のさまざまなシーンで数を意識し、保育士と一緒に確認しながら五感を使い、楽しみながら数や量の感覚が身につくよう支援しています。
    ■音楽リズムでは、小さい時から取り組み、日常活動に定着し、粕賀園長が始めた園独自の音楽教育や造形指導、身体を使った遊び等で自分の気持ちを言葉以外にも、音楽、造形、身体を使って多様な表現ができるよう積極的に取り組んでいます。保護者からの喜びの声をアンケートより頂いています。
    ■さまざまな素材において、材料を自由に使って遊ぶ環境設定ではなく、保育士が一斉保育で取り入れる等、子ども自身が遊びたい時に保育士が出すようにして自主性を尊ぶ保育に努めています。エコにも心がけ、保育士の知恵と工夫により、トイレットペーパーの芯やちぎり新聞紙などを使った作品作りは子どもの発想力に刺激を与え創造性を育んでいます。
    ■季節を取り入れた子ども達の絵画、造形作品は随時飾り、大切に扱っています。多摩区に出展した際の作品には、その作品の中に、作成している子どもたちの様子の写真が貼ってあり、子どもの状況が読み取られ、更に作品への想いを深める工夫がありました。
    ■子どもが自分の気持ちや思いを伝えられるよう、単語を発するだけでなく、「トイレに行ってきます」「お茶をください」と要求の言葉をしっかり伝えられるよう指導し、人とのコミュニケーションで大切な「言葉の伝達」は人間関係を育む第一歩の大切さを教える良い点だと思います。
    ■子ども同士の喧嘩の際に保育士が心掛けていることは(1)ケガに繋がらない安全性(2)両方の言い分をとにかく聞く(3)家では一人天下、保育園では共同生活と云うギャップを頭に置き、成り行きを見守り把握する(4)公平な態度、の4点を心掛けて対応に努めています。また、子ども同士で解決できるよう援助し、さまざまな場面でもお互いに意見を言い合える雰囲気に努め、「友だち」の根幹を教ええるように配慮が見られます。
    ■保育者は、相手の気持ちがわかるよう相手の立場になって考えられる言葉掛けをしています。子どもの人権に配慮すると共にホスピタリティの精神を育む保育を感じます。
    ■園生活の中で、性差における固定概念を排除し、子どもの自由に好きな遊びを尊重し、伸び伸びと楽しんでいます。
    ■乳児保育では、経験豊かな保育士が愛情豊かに保育を行っています。保育士・看護師・栄養士の連携も行き届き、それぞれの専門分野を発揮し、保育に反映させています。
    ■乳児の子どもへの接し方について、保育者は、ゆったり優しく応えて触れ合いの時間を大切にし、睡眠がとれる環境を整え、発達段階に応じた活動ができるよう配慮し、年間を通して外気に触れ、陽に当る機会をふんだんに取り入れた健康な保育に努めています。
    ■長時間保育では、日中の疲れを考慮し、安全に配慮し、一人ひとりの要求に応え、ゆったりと安心して過ごせるよう、沢山スキンシップを取り、好きな事をして過ごせる時間、空間を作り、落ち着いた寛げる家庭的な遊びができるよう配慮しています。延長時は異年齢の子ども同士で遊べるようにし、後、時間で全年齢合同保育となり、保育者の配慮の下、子ども同士良い関わりができています。
    ■障がい児保育に携わる研修については、過去、発達センターの先生により、障がいについて学び、川崎市が主催する発達コーディネーターの研修も受講済みで、経験と知識を備えています。
    ■多様なニーズに対応して、乳児保育、延長保育、障がい児保育の取り組みを行っています。緊急入園については、関係機関と連携し、速やかに行われる体制が整い、実績も持っています。
    ■地域の子育て家庭への子育て支援として、園見学、園庭解放を行なっています。初対面の保護者同士が気軽に話しができるよう雰囲気作りに努め、さまざまな相談に丁寧に答え、支援に努めています。
    ■園見学者、関係者には、パンフレットや年間行事予定表を配布し、丁寧に案内することを心がけ、子育てに関する情報の提供に努めています。地域の子育て家庭の親子が集まる機会として、園庭開放、移動動物園、バザー、夕涼み会、お遊戯会等を開催し、積極的に取り組んでいます。
評価の詳細
評価分類(中項目)評価評価の理由(コメント)
8-1
健康管理・食事
A●健康管理マニュアル(川崎市共通のもの)があり、各クラスに保管されている。看護師は、看護師会の際にマニュアルを必ず持参して確認し、流行している疾患や今後流行する可能性のある疾患についてマニュアルを通して申し送りを会議録及び口頭で行い、知識の統一を行っている。また、健康管理マニュアルに見出しをつけすぐに対処できるように配慮している。保護者には、感染症や予防策及び対応について保健だよりや掲示で伝え、感染状況によってはその都度、臨時でお便りや掲示で周知をしている。生活記録表にも記載してお知らせをしている。
●一人ひとりの子どもの健康状態について、朝の受け入れ時に視診を行い、保護者から情報を得(連絡帳にも必ず記載がある)、職員には引き継ぎ表に記載し、口頭でも申し送りを行い、必要に応じて会議にて周知を図り、健康管理を実施している。・体調不良や感染症の可能性のある子どもは、他の職員にも周知を行い、状況に応じ適切な対応に努め看護師が対応する等、一人ひとりの子どもの健康状態に配慮している。看護師による手洗い指導や歯の染め出し等を保育に反映している。保護者への健診結果や健康状態については、健康手帳(健康結果)・連絡帳(バイタル)・生活記録表(バイタル)・傷病発生報告書、口頭にて伝達している。
●アレルギー疾患を持つ子どもについては、主治医の意見書をもとに、保護者との情報や連絡帳で連携を図り、川崎市が設置する健康管理委員会の指示に基づいた対応を行っている。また、「除去食変更(解除)・継続申請書」は必ず年2回、5月と11月に書類を提出して頂き、必要に応じて保護者と話し合いを持ち、主治医の診断のもと健康管理委員会に諮り適切に対応している。
●衛生管理については、衛生管理マニュアルに沿って食材扱い、衛生に努めている。給食室のマニュアルがあり(川崎市のもの)給食の作業はマニュアルに従って実施し、チェックを定期的に行っている。(チェック表を確認)給食を配膳する際は、保育士は十分に手を洗い、エプロン・三角巾・マスクを着用して衛生に努めている。
・食器は陶器を使用し、コップはメラミン素材を使用の為、3年に1度の交換にて、昨年は交換を実施し、衛生面や安全面に配慮している。食材は、その日に納入された新鮮なものであり、安全で安心な給食を提供している。
●年齢に応じた形態で、乳児は11:00頃より、幼児は11:30頃に食事の時間に合わせた配膳を行い、適温給食を実施している。幼児は主食を持参し、乳児は完全給食であり、おかずはお代わりができる。栄養士は、栄養士会議で川崎市の統一献立表から月毎に旬の物や季節感のある食材を使用し、担任を通じ“食”や“文化”について、子ども達に紙芝居、絵本、歌等から伝える工夫を行なっている。
・4、5歳児では、野菜づくりに取り組んでいる。耕し~水やり~収穫~食までの過程を経験して学び、楽しみ、味覚を味わっている。収穫した野菜は調理され、食材への関心や食べる意欲を育んでいる。クッキング保育ではおにぎりを作った。
おやつは週3日(月・水・金)、手づくりおやつを提供している。
●食事の環境作りとして、天気の良い日は戸外(園庭、テラス、屋上)で食事をしたり、室内でもレジャーシートを敷きピクニック気分を味わって楽しんでいる。食事環境としては音楽を流したり、テーブルクロス、ランチョンマットを活用し、テーブルの配置換えや、散歩で摘んできた草花を飾る等、雰囲気を大切にし、子ども達は自由な席で食し、楽しく食事ができるよう工夫している。また、食事の挨拶前には、気持ちを落ち着かせる挨拶の歌(長年受け継がれている歌)を唄っている。いい習慣ができている。
●指導計画により各年齢に合わせた介助を、年齢に応じた食事のマナーと共に、食器、箸(フォーク等)の持ち方や食事中の会話、食べる姿勢、三角食べ(味覚を豊かにする為)等について、保育士の姿勢を示しながら適切に行っている。箸の持ち方は大切に捉え、保護者にも箸の持ち方を印刷して配布している。・喫食状況については、喫食簿を通して栄養士に伝え、園の栄養士会議で喫食状況について職員と連携を図り、翌月の給食に反映している。メニューに関しては、食材の変更は栄養士に委ね、保護者とのコンタクトは入園説明会や、離乳食・除去食の打合せ等で対応している。・栄養士は、定期的にクラスを巡回し(平均週1回位)、子どもにメニューの話や食文化を伝えている。土曜日には、子ども達と一緒に食事する時間を設けている。また、クッキー・蒸しパン・おにぎり作りや、そら豆・とうもろこし等の皮むきを通して作り方やむき方を伝えながら子ども達とコミュニケーションを取っている。栄養士は廊下に食の三食を示し、給食室の前には食に関するクイズを掲示してコミュニケーションの場となっており、子どもの人気スポットとなっている。栄養士は保育会食育班のメンバーであり、意見が云える体制をもっている。
●献立は、月毎の献立表(川崎市より)を配布し、玄関近くにはサンプルケースにて示し、保護者全員が目にしている。乳児クラスの前にも、離乳食のメニューのサンプル展示がされている。毎月、人気メニューの物、新メニューから、おかず、おやつ1品ずつ献立レシピを作り、保護者が自由に取れるように配慮している。日々の喫食状況は、生活記録表(乳児は連絡帳)に残し、口頭でも保護者に伝えている。また、一人ひとりの子どもの体調や食欲に応じ、食事の量を加減する工夫と配慮を行い、「全部食べた」という達成感が味わえるように支援している。
・病後、回復期の登園児について、保護者と連携の基、栄養士、看護師、保育士とで連携を図り、登園届による医師の診断結果を下に子どもの状況に合わせた食を提供している。回復食メニューとして特に無いが配慮するようにしている。
・離乳食に関しては、保護者との面談や連絡帳を基に計画表を作成し、保育士、栄養士及び看護師と連携を取りながら、発達、発育に応じた離乳食を提供している。離乳食状況確認表は配布している。
8-2
保育内容
A●簡易マニュアルに沿い人に配慮した保育を心掛け、子どもの目線に合わせ、ゆっくり穏やかに分かりやすく温かみのある言葉で話しかけている。職員は、言葉遣いに気を付け、赤ちゃん言葉は正しい言葉に換え、「止めようね」ではなく“どうしてしたの?”と換えて聴くように努めている。
・せかす言葉や制止する言葉は、危険と判断した際に用いる事もあるが、不必要に使わず、言い換えて分かるように伝えている。また、職員は、せかす言葉、ダメ出し、ケンカの場面での話し方などに注意し、特に「ダメ」と言わないよう気を付けている。子ども達の質問に対しては、「待って」「後で」等言わず、その場で、“今何をして欲しいのか”と表情を汲み取り、子どもの話を聴くように努め、気持ちを受容し、一人ひとりを理解し、子ども達の成長を促す助言・対応に努めている。・防犯面や交通安全については、分かりやすく劇スタイルで伝え、相手の立場に立つことを話して聞かせ、理解できる機会を設けている。
●うまく言葉で表現できない子どもや、表現が未熟な子どもに対して、職員は、その子の気持ちを汲み取り理解し、代弁する等、受容して対応に努めている。幼児になると保育士が対応する人数が多くなり、個々へのスキンシップが希薄になりがちなので、午睡前に一人ひとり抱きしめたり、ハイタッチや、外に出る順番をジャンケンで行う等(負けた子は長く先生と関われる)コミュニケーションの工夫をして愛情を注いでいる。
・保育中、泣いている子どもに対しては、話を聴いたり、安心する言葉を掛け、抱っこして「○○したかったんだよね」等、登園時では「〇〇を見に行こう」「玩具持って来て遊ぼう」等、気分転換や子どもの気持ちに寄り添う等、適切な対応をしていることを確認できた。また、泣いている時に体に異常は無いかを見るよう心掛けている。
●基本的な生活習慣、衣服の着脱については、保護者と連携を図りながら、自主性を尊重し、一人ひとりの成長に合わせて対応し、一つひとつ出来たら褒め、達成感を味わえるよう支援している。排泄では、タイミングで促しはするが、強制することなく、子どもの気持ちを大切に見守り、それぞれのリズムに合わせて自主性を尊重した対応に努めている。
・入眠時では、環境に配慮し、カーテンを閉めオルゴール曲をかけて、心地よく安心して入眠できるよう配慮している。午前寝や夕寝が必要な場合は、休息が取れるように配慮し、入園がまもなく、寝られない子どもは先生と一緒に廊下を散歩する等、配慮に努めている。休息の考え方を大切にしており、睡眠時間以外でも一人ひとりのこどもの状況に応じて休ませる配慮している。乳児では布団のスペースを作り利用している。
●子どもの興味・関心を尊重し、プログラムの変更を臨機応変に対応している。例として、鉄棒ができるようになった子どもが園庭遊びで盛り上がり、鉄棒・ジェフトジムに限定して園庭遊びを延長し、後、園庭で昼食を食べる事にした等、自発的な活動を尊重している。保護者に子どもの発達を見て頂く行事として運動会・お遊戯会・音楽会・卒園進級式があり、季節に応じた行事では、遠足、夕涼み会、プール指導、七夕、クリスマス会等行っている。
・音楽リズムでは、クラッシックを含めて小さい時から取り組み、日常活動に定着しているので演奏会の出し物の練習も2週間もあれば完成する程長けている。「笠地蔵」の歌は全園児が知っていて何時でも歌える曲となっている。年長の演奏は小さい子ども達の憧れになっている。
●玩具や遊具は、子どもの発達段階に応じて揃えられている。子ども達の人気の遊具は、おままごと、ひも通し、車、積み木、シール、パズル、プラレール、チェーリング、ブロック、レゴ、お家セット、塗り絵等である。危険な物(3才児などの場合のお道具箱のハサミ)は自由にせず、状況や安全性を考慮した上で各年齢に合った玩具・遊具・素材を自由に取り出せるようにしている。子どもが自由に選んで遊べる空間を、ゴザや机、牛乳パックで作った仕切り等でコーナーを設けている。道具箱は、3才以上が持っており、3才児の内容はクレヨン、のり、ハサミ、粘土、ヘラであり、4才、5才はその他に自由画帳、色鉛筆、鉛筆、消しゴムが加わっている。
●散歩で保育園近くの神社、津田山、公園、二ヶ領用水、小学校等に出掛け、季節の移り変わりや自然に触れ、豊かな感性を育んでいる。散歩は週1~2回行き、乳児の方が回数多く出かけている傾向にある。保育士は、五感により季節を感じ、感じた物を子どもと共有する事ができるように努めている。園庭には桜の木があり、季節の移り変わりの桜の変化に気付き、花びらや落ち葉を利用しておままごと遊びをするなど、季節に特化した味わいを取り入れて感性を育んでいる。また、地域の方の協力により毎年芋掘りができる環境にあり、掘ったさつまいもはカレーの食材にし、全園児で秋の味覚を味わう機会を作っている。
・動植物を接する機会として、移動動物園や畑作り等で機会を得、現在、プランターにチューリップの球根を植えて各クラスが花をつけるのを楽しみにしている。環境下、保育士が紙芝居や絵本等を通し、命の大切さや思い遣りの心を育む話しを伝えている。
・園生活の中では、時計を活用し、数字や時間に興味を促し、当番活動での、人数数え、配り物、給食やおやつの配膳、遊びの中でも鬼ごっこや縄跳び、トランプ等を通じて数を意識し、コップに入れるお茶や牛乳の量を「いっぱい、たくさん、ちょっと、少ない」という言葉で、保育士と一緒に量を確認して数や量の感覚が身につくようにしている。具体例では2才児には牛乳やお茶を「もう少し飲む?」等、量の感覚を持たせ、3才児ではお代わりの際に量を聞く等、おはようブックに印を押す時、カレンダーを見て日にちを聞いたり、数字は時計で「お昼は5までに食べる」等五感を交えて生活の中で数字に触れる機会を持っている。
・社会体験として、交通安全教室で指導員の方、総合避難訓練で消防署の方に指導を受ける等、郵便局まで年賀はがき(自分で自宅に年賀)を出しに行く機会や、公共の場でのマナーを覚え、体験をしている。5歳児は、年長の行事でバスに乗る機会も多く、乗降時のマナーをその都度伝え、社会体験が得られるようにしている。2011年1月、4歳児が多摩区交通安全区民の集いに参加(電車に乗り、多摩区役所まで行く)する機会を設けている。
●さまざまな表現活動では、音楽リズム(粕賀園長が始めた園独自の音楽教育)や造形指導(先生を依頼し、4,5才児教育として取り入れている)、身体を使った遊び等で自分の気持ちを言葉以外にも、音楽、造形、身体を使って多様な表現ができるようにしている。運動会では、5歳児が鼓笛を発表を行い、鼓笛隊は年長児クラスの伝統として受け継がれている。これらの活動は保護者からの支持を多く受けている。
・さまざまな素材では、クレヨン・絵の具・粘土・紙等の材料を自由に使って遊ぶ環境設定ではなく、保育士が一斉保育で取り入れたり子ども自身が遊びたい時に保育士が出すようにしている。エコにも心がけ、保育士の知恵と工夫により、トイレットペーパーの芯やちぎり新聞紙などを使った作品作りも行っている。
・身体を使った遊びでは、ふれあい遊び、跳び箱、マット運動を行い、園庭の固定遊具では、鉄棒、太鼓橋、ブランコ、ジェットジム(はしご、ロープ、うんてい、滑り台等)で遊び、コンビカーや三輪車、ボール遊び(ドッジボール、サッカー)かけっこ、マラソン、鬼ごっこ、縄跳び、相撲等、年齢に合わせて遊びを活発に取り入れている。
・季節を取り入れた子ども達の絵画、造形作品は随時飾り、子ども達と観賞する機会を持ち、大切に扱い、保護者の方にも披露している。多摩区に出展した際の作品には、その作品の中に、作成している子どもたちの様子の写真が貼ってあり、子どもの状況が読み取られ、更に作品への想いを深めてくれた。
●保育士は、子どもが自分の気持ちや思いを伝え、相手に理解されるよう援助に努め、子どもの表現を受け入れ、尊重するよう配慮している。また、「トイレ」「お茶」等、単語を発するだけでなく、「トイレに行ってきます」「お茶をください」と要求の言葉をはっきりと伝えられるように指導している。喧嘩の場面では、子ども同士で解決できるよう援助し、子ども同士がさまざまな場面でお互いに、意見を言い合える雰囲気を作っている。喧嘩の際の言葉がけの例としては、「仲が良いからケンカもあるんだよ」「本当は2人はとても仲が良いんだよ」と穏かに話し、和解に努めている。
・子ども同士の喧嘩の際に保育士が心掛けていることは(1)ケガに繋がらない安全性、(2)両方の言い分をとにかく聞く、(3)家では一人天下、保育園では共同生活と云うギャップを頭に置き、成り行きを見守り把握する、(4)公平な態度、の4点に気を付けて対応に努めている。
・広く社会性を育むための取組みとして、早番・遅番での合同保育や、体操・音楽リズムでの交流保育(幼児クラス)、異年齢児による誕生会、散歩や園庭での交流、移動動物園では地域の方や他園を招き交流を図り、地域の方との畑作りや園のお掃除に来訪された際、地域の中学生による職業体験、保育養成校からの実習生、家庭福祉員との連携保育を行う等、さまざまに交流する機会を設けている。
●子どもの人権について、自分の思いを伝えられる子もいれば、うまく伝えられない子もいるので、一人ひとりの性格を把握し、子ども達がいつでも意見が言えるような環境作りを心がけ配慮している。子どもから言えた時は沢山誉めて自信に繋げていくように努め、「褒める保育」を心掛けている。また、保育士は、相手の気持ちがわかるよう相手の立場になって考えられる言葉掛けをしている。
・さまざまな人の状態や考え方等の違いがあって良いことを、折に触れ知らせ、それを尊重する心を育むよう努めている。保育者は否定するような事を子どもの前で言わないように心掛け、子どもの人権を守る具体的な取組みを更に、研修の必要性を感じている。
●外国人市民について、保育士は、その国の文化や生活習慣等について、保護者から自国について話を直接聞く機会を持つ等、学習に努めている。また、保護者間の関わりについて、クラス懇親会・懇談会で親睦を深め、行事で接する機会を増やしコミュニケーションが取れるように配慮している。子ども達には、国旗が付いた世界地図で触れ、紙芝居や絵本等を通して伝えている。
●性差については、保育の中で先入観による固定的な対応をしないよう、保育士同士で確認し合い、相互に研鑽している。遊び、生活の中で、男の子がエプロンを着ておままごとをしたり、髪の毛を結わいたり、女の子も「○○レンジャー」になって戦いごっこ等、自由に好きな遊びを楽しませている。保護者にも固定観念(男の子だから、女の子だから)や、役割分業意識を植え付けないよう、園だより等で働きかけている。保護者が「男の子は泣かないの」という言い方をしたケースでは「男の子でも泣きたいことはあるよね」といったフォローや泣いている経緯を話した上でその子の良い点を伝え、話題を広げて間接的に理解を促している。
●乳児保育については、観察個人記録の書き方マニュアルがあり、それに沿って生活記録表は毎日、児童票は月1回記入している。保育者は、子どもの様子や体調を把握し、午前寝や夕方眠くなった時に睡眠が取れる環境を作り、(ベッドやベビーラックを使用)発達段階に応じた活動ができるよう配慮している。
・健康状態を把握しながら、年間を通して戸外に出て外気に触れ、歩行のできる子どもは靴を履かせ、まだ歩けない子どもはシートを敷いて保育士の傍で自由に遊ばせて陽にあたる機会を設けている。また、屋上や園庭遊び、散歩は靴をはいて歩いたり、バギー(本来の名前は避難車)に乗って出掛けている。雨の日もバギーに乗り、雨に当たらないテラスの軒下に出て外気に触れている。
・乳児の子どもへの接し方や語りかけ、喃語については、保育者は、ゆったり優しく応えている。スキンシップや抱っこをしながら触れ合いの時間を大切にしている。また、体調や機嫌を把握し、一人ひとりの要求に応じて抱っこをしたり、声を掛ける等、保育者はゆったりと接している。そのような雰囲気の中で、抱っこや膝に座らせながらスキンシップ(手を取るなど)を取り、手遊びや童歌を歌いながら遊びを行っている。子どもの発する「わんわん」に対して「いぬ」と教えるようにしている。
・乳児は、仰向けで寝かせている。午睡チェックリストにて確認を行い、健康マニュアルに沿いチェック間隔は年齢毎に時間を変えて確認している。
・日々の保育士の担当に関しては、一人ひとりの子どもに対して特定の担当者は決めていないが、パート職員を含むクラス担任は固定し、いつも同じ顔見知りで子どもが安心できる環境を作り、継続的な関わりが持てるように配慮し、個人記録の担当者は決めている。パート職員を含め、早朝、午前のシフトがあり、朝から関わりを持っている。
・引き継ぎについては、引き継ぎ表と口頭で行い、お迎えの際、保護者に伝達している。園では、子どもが登園して来た時と同じ状態で帰すことを心掛けており、直接話した方が良いケース(ケガの場合が多い)では担任が直接伝えるように配慮している。
●長時間保育では、延長保育は早朝は7:00から夕方は19:00で朝は10名位、夕方は幼児10~12名、乳児15名位の利用がある。
・延長保育中は、日中の疲れも考慮し、一人ひとりの要求に応え、ゆったりと安心して過ごせるよう、沢山スキンシップを取り、子ども達が遊びたい玩具を選び、好きな事をして過ごせる時間、空間を作り、落ち着いた寛げる家庭的な遊びをさせるように配慮している。
・延長時(18時~)は乳児と幼児で2クラスに分かれて過ごし、異年齢の子ども同士で遊べるようにしている。その後、時間で全年齢合同保育となり子ども同士良い関わりができている。夕方はケガに留意し、ゴザなどを出して遊びの配慮をしている。子どもの状況についての引き継ぎは、口頭や引き継ぎ表を使い適切に申し送りを行っている。
●障がい児保育については、(現在は在籍はなく3年前の対応を中心に記載)入園面接の内容を職員会議で伝え周知を図った。心臓が悪かった為、定期的に病院受診とその結果を確認していった。心身の成長と共に身体的特徴を考慮して運動遊びも多く取り入れるようにしていった。4歳児クラスの時に時間があれば訓練センター(言葉の指導)に行く希望があった。個人記録に気付いた事を記入し帳票会議(書類見直し会議)を行った。また、複数担任制を取り、必要に応じて本児について理解しているフリーの職員が援助を行っていた。今後、障がい児が入園した場合は計画表を使っていきたい。園と家庭とで何でも話し合える信頼関係が出来ていたので、日々の生活のエピソードから障がいに関する情報受診結果等、その都度聞く事ができた。担任だけではなく、他の職員も共に喜び、共に育てるという意識を持ち接していた。
・保護者に対しては、本児の人権が守れるように子ども達がお手伝いをしたり、時間は掛かるができる事は待ってあげたり、応援してあげ、分からない事は詳しく教えてあげてほしい等を伝えていた。懇談会の場で母親自身が、本児について話しをしていたので、障がいについての適切な情報及び理解は得られた。
・研修については、発達センターの先生により、本児の障がいや他の障がいについて学んだ。川崎市が主催する発達コーディネーターの研修も受講済みである。
8-3
多様な子育てニーズへの対応
A●多様なニーズに対応して、乳児保育、延長保育、障がい児保育の取り組みを行っている。
●緊急入園については、関係機関と連携し、速やかに行われるようにしている。母子家庭等の場合について、福祉事務所等からの連絡で受け入れた実績を持っている。また、家庭福祉員(保育ママ)と交流保育・連携保育を行っている。
●乳児保育では、経験豊かな保育士が愛情豊かに保育を行っている。保育士・看護師・栄養士の連携も行き届き、それぞれの専門分野を発揮し、保育に反映させている。父母の会による懇親会では、0歳児保育を担当する保育士も参加し、育児の悩みに応えている。
8-4
地域の子育て支援
A●地域の子育て家庭への子育て支援として、園見学、園庭解放を行なっている。園見学、園庭解放では、初めて会う保護者の方でも気軽に話しができるよう雰囲気づくりに努めている。園庭開放時や子育て中の家庭から、園生活への質問や子どものアレルギーによる除去食の心配、社会復帰への不安、母乳育児から集団保育への移行への不安等、さまざまな相談に丁寧に答えている。育児相談の受け付けは表示し、入園前からの子育て相談も受け入れている。保健福祉センターで行われる健診については、相談があった際に情報を提供している。また、保健福祉センターとは給食室と連携し、菌の調査(サンプリング)を行い、良い結果が出ている。
●園見学者には、パンフレットや年間行事予定表を配布し、丁寧に案内することを心がけ、子育てに関する情報の提供に努めている。また、連携保育、交流保育を行っている家庭保育福祉員には、園便り、保健便り、給食便り等を毎月渡し、情報を提供している。地域の子育て家庭の親子が集まる機会として、園庭開放、移動動物園、バザー、夕涼み会、お遊戯会等を設けている。地域活動事業は、年間事業計画に組み込み、事前にはポスターや手紙で開催を発信するよう努めている。
・地域子育て支援センター実施園ではない。(評価せず)

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