高濃度乳房について

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2018年3月6日

高濃度乳房とは

乳腺濃度について

 乳房は乳腺組織、脂肪組織、皮膚、乳頭・乳輪、血管などにより構成されています。
 乳房に占める乳腺組織の割合を、マンモグラフィでは「乳腺濃度」と呼びます。
 レントゲン(X線)が通過しにくい乳腺組織は白く、通りやすい脂肪組織は黒く映ります。すなわち、白い部分が多いと乳腺濃度が高いということになり、黒い部分が多いと乳腺濃度が低いということになります。なお、乳腺濃度はあくまでマンモグラフィで使用される言葉であり、触診や超音波検査では使用されません。

※マンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影のことであり、乳がんの初期症状である石灰化を映し出すことができます。撮影時は乳房を圧迫板で挟み、なるべく平らにさせた状態で撮影を行います。これは乳房が立体的で厚みもあるため、そのまま撮影すると乳腺や脂肪、血管などの重なりによって、腫瘍があっても映し出されない可能性があるためです。また、圧迫することで放射線被曝量を少なくするという利点もあります。なお、マンモグラフィによる被曝の危険性はほとんどないとされています。

乳房の構成について

マンモグラフィでは、乳腺濃度を乳房の構成として評価し、4つに分類します。

  1. 脂肪性:乳房内がほぼ脂肪組織であるため、マンモグラフィでは乳房全体がほぼ黒く映
         ります。
  2. 乳腺散在:脂肪組織の中に乳腺組織が散在しています。マンモグラフィでは黒い部分と
           白い部分が混じっていますが、黒い部分が多く映ります
  3. 不均一高濃度:乳腺組織の中に脂肪組織が混在しています。マンモグラフィでは、黒い
              部分と白い部分が混じっていますが、白い部分が多く映ります
  4. 極めて高濃度:乳房内はほぼ乳腺組織であるため、マンモグラフィでは乳房全体がほぼ  
              白く映ります

高濃度乳房は、不均一高濃度と極めて高濃度を併せたものと定義されています。

 


※デンスブレスト=乳腺が多い

高濃度乳房では病変を発見しにくい

 マンモグラフィでは乳腺組織が白く映りますが、しこりなどの病気も白く映ります。そのため、乳房の構成が不均一高濃度や極めて高濃度の方(マンモグラフィで白い部分が多く映る方)は、乳腺散在や脂肪性の方(マンモグラフィで黒い部分が多く映る方)と比較してしこりなどの病変が乳腺に隠れてしまい、乳がんを見つけにくくなる傾向にあります
 このように本当は乳がんだったのに発見できずに「陰性」と判断されたことを「偽陰性」と言います。高濃度乳房の方は偽陰性のリスクが高いため、現在川崎市で実施している乳がん検診では、高濃度乳房である場合ご本人に高濃度であることをお伝えしています。

高濃度乳房は病気ではありません

 高濃度乳房はあくまでもその人の体質であり、病気ではありません。人種や年齢によっても差があります。例えば、高濃度乳房は欧米人に比べて日本人が、高齢者に比べて若い人が相対的に多いことが知られています。また、日本人の約40%が高濃度乳房とも考えられています。なお、高濃度乳房は病気ではないため、検診で高濃度乳房と言われても要精密検査にはなりません
 追加で検査を受ける場合は、自費による検査となります。自費による検査を希望する場合は、医療機関にご相談ください。

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