川崎都市計画一団地の住宅施設の変更（長尾団地の廃止）の告示の概要

川崎都市計画一団地の住宅施設の変更（川崎市決定）
都市計画長尾団地一団地の住宅施設を廃止する。

　宮前区五所塚地区では、戦後の高度経済成長期における首都圏の人口増加と地価の高騰に伴う住宅難を背景に、良好な居住環境を有する住宅の集団的建設による住宅供給を目的として、昭和34年に一団地の住宅施設（当時は「一団地の住宅経営」）、名称長尾団地、区域面積約14.74ヘクタールを都市計画決定し、昭和36年までに住宅地の整備を完了しています。
　その後も、社会経済環境の変化を踏まえながら、用途地域などの都市計画により、良好な居住環境の形成や維持が図られ、現在は、第一種低層住居専用地域を主体とした住宅地となっています。
　こうした中で、本市では、近年の都市計画を取り巻く社会経済環境の変化を踏まえ、適切な都市計画制度の運用を図るとともに、都市計画の目的や求められる役割などが変化したり、達成されたものについては、必要に応じて見直しを行っております。
　このため、住宅地の整備を完了して40年以上を経過している五所塚地区の一団地の住宅施設について見直しを行った結果、住宅の集団的建設や供給に係る事業を完了し、当初の目的や役割は達成されており、整備された住宅地についても、現在の用途地域などの都市計画により、当地区の居住環境は確保されることから、本案のとおり都市計画一団地の住宅施設を廃止しようとするものです。