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工事現場(こうじげんば)で働く建設機械(けんせつきかい)

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川崎港と市内をつなぐ新しいルート

 市内から川崎港へ向かうルートは海底トンネル1本しかなくて、朝夕の交通渋滞がヒドイ状態なんだ。さらに、災害時の避難ルートも海底トンネル1本しかないから、新しいルートとして運河を渡る橋の工事が進められているんだ。今回は橋の工事現場で働く建設機械を紹介するよ。

東扇島水江町線 完成イメージ

                  国土交通省関東地方整備局京浜港湾事務所HPより

橋脚をつくる現場で働く機械

 今回紹介する建設機械は、橋桁を支える柱(橋台や橋脚)とその土台となる基礎を造るために使われているものなんだ。
 ここでは「桁橋」の構造図を参考にしながら、どんな機械が使われているのか見てみよう!

桁橋の構造図

水江町線東扇島側アプローチ橋で実際に使われていた機械だよ。

キカイ(1).杭打ち機

まず初めに、橋脚の基礎となる杭をつくるよ。

杭打ち機は、コンクリートや鉄を使って工場で造られた棒状の杭を地中に埋め込むための機械だよ。垂直に立てたリーダーの地上高さは30m以上となり、10階建てマンションより高いんだ。

今回、地中に埋め込んだ杭は右の写真のものだよ。1本が10mほどあり、市バスと同じくらいの長さなんだ。

キカイ(2).鋼矢板圧入機(こうやいたあつにゅうき)

次に、鋼矢板を連続して地中に埋め込むよ。

 建物や道路のすぐ脇を掘るときに鋼矢板を連続して地中に埋め込むことで、地面を掘ったときに鋼矢板が壁の役目をはたし、建物や道路を壊さないように工事を進めることができるよ。
 ちなみに、「圧入(あつにゅう)」とはグイグイ地中に押し込む方法で、振動や騒音が発生しないから、町中で工事するときはよく使われる方法だよ。
 今回の工事で使った機械は、地中に障害物があっても砕きながら鋼矢板を圧入(あつにゅう)できるものなんだ。

右の写真が鋼矢板だよ。地面を掘る深さによって長いものを使ったり、短いものを使ったりするんだ。

キカイ(3).掘削機

鋼矢板の埋め込みが完了したら、今度は地面を掘るよ。

 地中にコンクリートと鉄を使って柱をつくるために地面を掘る機械だよ。掘った土は別の場所に置いといて、柱が出来上がったら掘った土を埋め戻すけど、その時にも同じ機械を使用するよ。

 さらに、他の道具に付け替えて、くだいたり、つぶしたりする作業ができるよ。

キカイ(4).コンクリートポンプ車

地面が掘り上がったら、鉄筋を組み立てて、板で枠を作ったらコンクリートを流し込むよ。

 工場から運ばれてきたコンクリートを高い場所や離れた場所に流し込むための作業車だよ。

 コンクリートを流し込むときは、折りたたんだブーム(人の腕のようなもの)を伸ばして、高い場所や離れた場所に流し込むんだ。大きいもので、36mほどの高いところまで伸ばして作業することができ、10階建てマンションより高いところまで届くんだ。

お問い合わせ先

川崎市港湾局川崎港管理センター整備課

住所: 〒210-0869 川崎市川崎区東扇島38-1

電話: 044-288-3134

ファクス: 044-277-0558

メールアドレス: 58kousei@city.kawasaki.jp

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