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川崎再生フロンティアプラン 実行計画 宮前区計画

平成17年3月に策定された川崎市新総合計画「川崎再生フロンティアプラン」は、「『誰もがいきいきと心豊かに暮らせる持続可能な市民都市かわさき』をめざして」というまちづくりの基本目標を掲げた基本構想(平成16年12月16日議決)と財源的な裏付けを持った3ヵ年の実行計画で構成されています。

実行計画は、平成20年度から第2期(平成20〜22年度)に入っています。実行計画は7つの政策体系別の計画と区計画からなっており、宮前区役所においても区計画に則って着実な行財政運営を行っていきます。

「川崎再生フロンティアプラン」について、詳しくは川崎市新総合計画 川崎再生フロンティアプランのページをご覧ください。

「川崎再生フロンティアプラン」第2期実行計画の全体は、川崎市新総合計画 川崎再生フロンティアプラン第2期実行計画のページをご覧ください。

このページでは、第2期実行計画 について紹介していきます。

 

 

1 区の概況と特性

昼夜間人口比較
  • 宮前区は、本市の北西部に位置し、古くから農村地域としての営みが行われてきました。1889年(明治22年)の市制・町村制の実施により、宮前村と向丘村が生まれ、1982年7月高津区から分区し、宮前区となりました。
  • 区域は、1966年の田園都市線や1968年の東名高速道路の開通とそれに伴う東名川崎インターチェンジの開設などにより飛躍的に交通が発達しました。東京都心から30km圏内にある郊外住宅地として開発が進み、今もなお集合住宅の建設などが進行しています。
  • 人口は分区時の約15万人から増加の一途をたどり、近年は20万人を超えて、中原区に次いで2位となっています。昼間人口と夜間人口との差は市内で最も大きく、典型的な郊外住宅地の特徴を表しています。

 

2 区の現状と主な課題

  • 宮前区は、多くの地域が丘陵地であり、坂道が多いなどの地形上の特性があるため、放置自転車などの問題が比較的少ない反面、駅、病院、区役所などの公共機関等への機能的なアクセスが課題となっており、今後は区内の交通網の充実を図る必要があります。
  • 田園都市線の沿線や各駅を中心に郊外住宅地として発展してきた宮前区では、区内に地域生活に必要な商業やサービス業等の集積が不足しています。そのため、宮前平・鷺沼駅周辺を中心に身近な買い物等ができる地域の生活拠点づくりを進める必要があります。
  • また、歩行者等の安全性の向上を図るため、道路の整備や橋りょうの耐震対策などを行い、安全で災害に強いまちづくりを推進するとともに、緊急災害時に備え、日頃からの防災意識の醸成や災害発生時の被害軽減を図る取組を、帰宅困難者への対応を含め、充実していく必要があります。
  • 近年、犯罪が複雑・多様化する中で、特に市境や区境では、行政区域を越えた取組が必要となることから、犯罪情報の共有や地域ぐるみでの子どもの見守りの取組を強化するなど、市境や区境を越えて地域の住民や区役所、警察等が連携した防犯活動の取組を推進するとともに安全対策の充実を図っていく必要があります。

 

  • 宮前区では、18歳未満の子どもの数や6歳未満の乳幼児数が7区のうち最も多く、区の人口に占める比率も高くなっています。居住期間が短いことや、核家族が多いことなどから、子育てに不安を抱え、孤立しがちな世帯をなくすよう、家族のみではなく、地域で子育てを支えることが課題となっています。
  • また、子育て中に生じる悩みなどを気軽に話し、相談できる広場や交流会などをさらに充実していく必要があります。
  • 一方、7区の中で、2004年までは最も高齢化率が低くなっていましたが、近年高齢化が急速に進展しています。他区と同様に高齢者のみの世帯も増加し、ひきこもりがちになる高齢者が多い状況となっており、地域で支え合うしくみづくりなど、高齢者をはじめとして誰もがより住みやすい環境を整備する必要があります。
子ども乳幼児数 高齢化率

 

宮前区生活環境満足度
  • 宮前区は、平瀬川、矢上川及び有馬川などの河川、生田緑地や菅生緑地、東高根森林公園等豊かな環境資源や、影向寺等の歴史的な文化遺産などに恵まれています。一方で、宅地開発などにより緑が減少しており、環境を守り自然と調和した緑豊かな魅力あるまちづくりが課題となっています。
  • 2008年3月にまとめた、かわさき市民アンケートにおいても、生活環境満足度の1位には「公園や緑の豊かさ(68.5%)」、2位には「家の周りの静けさ(68%)」が挙げられ、身近な緑や生活環境への満足度が高くなっています。
  • このため、今後は区民との協働により、生田緑地や菅生緑地をはじめ、川崎の北の玄関口である東名川崎インターチェンジ周辺の緑化推進やサイン計画など、緑の創出や良好な景観形成を進める必要があります。
  • 宮前区では、町内会・自治会等を中心とした地域活動や福祉・環境などの分野での市民活動が活発に行われている反面、丘陵地で坂道が多く移動が困難なことなどから、地域に身近な場所へのさまざまな活動のための拠点づくりが求められています。また、地域における生涯学習や市民活動を支援するため、生涯学習拠点施設の整備を進めています。
  • 今後は、こうした地域の拠点づくりに向けた取組を進めるとともに地域活動団体と市民活動団体との連携を強化し、地域の課題解決を図るとともに、シニア世代の知識と能力を活用するなど、生きがいの創出や生活の充実を図りながら、市民と行政が協働して、よりよいまちづくりを実現していくためのしくみづくりを進めていく必要があります。
  • また、2006年から本格実施した宮前区区民会議は、区における地域社会の課題を的確に把握した上で、地域で解決を図るための方策などについての調査、審議を行うために設置しています。地域社会が抱えるさまざまな課題を地域で解決していこうとする取組が各地域で少しずつ広がりを見せています。
  • これらを踏まえ、将来に向けて、区の特性である豊かな自然環境を大切にしながら、個性ある生活利便性の高いまちづくりを計画的に進めていく必要があります。

区民会議の審議状況

宮前区区民会議では、子どもの数が7区でもっとも多いこと、近年急速に高齢化が進んでいることなどの宮前区の現状などを踏まえて、これまでに高齢者福祉、子育て支援、地域コミュニティ、地域防災に関する課題について、調査・審議を行い、それぞれの課題に対して具体的な解決策を提案しました。

<第1期宮前区区民会議の取組>
2007年 1月19日 高齢者福祉・子育て支援に関する14提案を区長へ報告(その1)
2007年 3月 7日 高齢者福祉に関する3提案を区長へ報告(その2)
2007年 3月21日 2006年度宮前区区民会議フォーラム開催
2007年12月 4日 地域コミュニティ・地域防災に関する6提案を区長へ報告(その3)
2008年 3月22日 2007年度宮前区区民会議フォーラム開催

●区民会議の審議を踏まえた主な取組

区民会議からの提案については、地域が主体的に取り組む内容や行政が事業化して進めていくもの、地域と行政が協働で取り組んでいくものなど、地域と行政などがそれぞれの役割に応じて地域の課題解決に取り組んでいます。

赤ちゃん広場の様子

赤ちゃん広場の様子

<高齢者福祉に関する地域での取組>

日ごろからの「助け合える地域」をめざした顔の見える関係づくりや地域のさまざまな人たちによる公園等での健康づくりの取組が広がっています。

公営住宅における高齢者を地域ぐるみで見守る取組を他の地域へ紹介するなど、安心して生活できる地域づくりに向けた取組を推進しています。

<子育て支援に関する地域での取組>

地域主体で各種団体により、誰でも自由に参加でき親子が交流する広場や交流会などの活動が盛んに行われています。

地域のさまざまな人たちに子育てを身近に感じてもらうために、子育てに関する団体などが協力して発行している子育て情報紙を区民会議の審議を踏まえて、さらに広く地域へ発信しています。

3 宮前区役所における主な取組 計画期間(2008〜2010年度)の事業目標

基本政策T 安全で快適に暮らすまちづくり

●防犯・防災や身近な交通環境の整備など、地域における安全・安心のまちづくりを進めます。

T−1 暮らしの安全を守る
・区境・市境を越えた安全・安心まちづくり推進事業

住民と行政の防犯連携や防犯活動を強化し、安全で安心して暮らせるまちをめざします。

・子ども安全・安心見守り事業

17小学校区で学校、保護者、関係団体等が連携・協働し、子どもの安全確保を図ります。

T−2 災害や危機に備える
・防災意識普及啓発事業 【区民会議課題】

住民一人ひとりの防災意識を高めることにより、災害に強いまちづくりを進めます。

T−3 身近な住環境を整える
・川崎の北の玄関口周辺再構築事業(区課題)

東名川崎インターチェンジからの誘導サイン計画などを進め、市・区のイメージアップを図ります。

T−4 快適な地域交通環境をつくる
・交通の不便な地域の解消・交通環境整備事業(区課題)

高台にある高齢化が進んでいる野川南台地区などの交通不便の解消を図る取組を支援します。

基本政策U 幸せな暮らしを共に支えるまちづくり

●高齢者がすこやかに生活できるような地域づくりを進めます。

U―1 超高齢社会を見据えた安心のしくみを育てる
・高齢者健康づくり支援事業【区民会議課題】

公園における体操など、地域の自主的な取組を支援し、介護予防や健康増進、地域での仲間づくりを推進します。

基本政策V 人を育て心を育むまちづくり

●高齢者がすこやかに生活できるような地域づくりを進めます。

V−1 子育てを地域社会全体で支える
・総合的な子ども支援機能の整備

区役所を地域の総合的な子ども支援拠点として、教育分野における連携を強化するなど、子どもに関する施策を推進します。

・子育て支援事業【区民会議課題】

子育て情報を地域へ広く発信し、安心して子育てができるまづくりを推進します。

・親と子の子育て応援セミナー事業【区民会議課題】

親の育児不安などを解消する子育てセミナーを開催し、親の育児力の向上を図ります。

V−4 地域人材の多様な能力を活かす
・シニアライフ支援事業【区民会議課題】

シニア世代の経験や知識を地域で発揮する機会を提供し、地域での支え合いを促進します。

基本政策W 環境を守り自然と調和したまちづくり

●地域との協働による緑の育成などの取組を進めます。

W−3 緑豊かな環境をつくりだす
・東名川崎インターチェンジ周辺整備推進事業

東名川崎インターチェンジ周辺の環境を地域主体で、維持管理し、魅力あるまちづくりをめざします。

基本政策Y 個性と魅力が輝くまちづくり

●地域の歴史や文化などの地域資源を活用した賑わいのあるまちづくりを進めます。

Y−1 川崎の魅力を育て発信する
・地域の魅力発信事業

宮前区観光協会の設立を契機として、区の魅力を発信し、地域の活性化を図ります。

基本政策Z 参加と協働による市民自治のまちづくり

●地域における課題を迅速で的確に解決することができる環境づくりを進めます。

Z−1 自治と協働のしくみをつくる
・商店街と連携した地域コミュニティ促進事業(区課題) 【区民会議課題】

宮前区内の商店街と連携し、地域の活性化を図るとともに、人と人のつながりを促進します。

・地域の課題解決に向けた提案事業(地域の課題解決に向けた提案事業のページへ)

区民が提案した地域課題とその解決策に区民と行政がそれぞれの役割を担い取り組みます。

Z−2 市民と協働して地域課題を解決する
・市民活動支援拠点ネットワーク事業

市民活動支援拠点を整備し、ネットワークづくりを進め、市民活動を支援します。

・窓口サービス等向上推進事業

区民の立場に立った便利で快適な窓口サービスの提供をめざします。

・宮前区区民会議運営事業(宮前区区民会議のページへ)

地域社会の課題を区民の参加と協働により解決するため、区民会議を運営します。

Z−3 市民満足度の高い行政サービスを提供する
・地域ポータルサイト支援事業(区課題)

区の魅力や多様な情報など、地域の民間情報と行政情報を一体的に発信し、地域における情報交流を促進します。

4 宮前区内で実施する主な施策・事業

基本政策T 安全で快適に暮らすまちづくり

T−1 暮らしの安全を守る
・防犯対策事業

市民、地域、警察等との協働による地域の身近な防犯対策を推進します。

・救急医療体制確保対策事業

総合周産期母子医療センターの整備や医療機関の連携により救急医療体制の確保を図ります。

T−2 災害や危機に備える
・地域防災推進事業

自助・共助・公助の考え方に基づき、市民・企業・行政の役割分担と協働による地域防災体制の充実を図ります。

・河川維持補修事業

河川のしゅんせつ、除草などの維持管理や水門などの河川施設の保守点検・補修により、水害の防止や環境の保全を図ります。

T−4 快適な地域交通環境をつくる
・バリアフリー重点地区安全施設整備事業

主要駅を中心としたバリアフリー重点整備地区の公共施設等への経路において、バリアフリー対策を推進します。

・バリアフリー推進事業

重点整備地区の基本構想の策定、並びにその他の地区におけるバリアフリー化の推進に向けた基本的な考え方を取りまとめます。

・コミュニティ交通支援事業

地域の特性やニーズを踏まえ、地元住民が主体となったコミュニティ交通の導入について、運行実験、試行運行を行いながら、持続可能な本格運行について支援します。

・あんしん歩行エリア整備事業(建設局 土木建設部 道路整備課のページへ)

交通管理者及び市民の参加により整備計画が策定された8地区について、交通安全対策を実施します。

・道路維持補修事業

道路等の適正な維持補修を実施するとともに、経営的視点を踏まえた管理手法を検討します。

・耐震対策等橋りょう整備事業

安全で安心な都市基盤の構築に向けて橋りょうの耐震対策を推進します。

・放置自転車対策事業

放置自転車の解消に向けた駐輪場整備や放置禁止区域の指定など、放置自転車防止対策を推進します。

基本政策U 幸せな暮らしを共に支えるまちづくり

U―1 超高齢社会を見据えた安心のしくみを育てる
・地域福祉計画策定事業

地域福祉の推進を図るため、計画の周知や進捗状況の管理を行うとともに、3年ごとに計画を見直します。

・あんしんセンターの運営

福祉サービスの利用援助や成年後見制度の利用支援を一体的に運用し、認知症高齢者等の権利擁護を図ります。

・介護サービスの基盤整備事業

多様な主体・手法により特別養護老人ホームや介護老人保健施設など介護保険制度における基盤整備を進めます。

基本政策V 人を育て心を育むまちづくり

V−1 子育てを地域社会全体で支える
・地域子育て支援体制の確立(保育事業)

地域子育て支援センター等を効率的に活用し、相談事業とともに親子で遊べる場づくりを推進します。

・認可保育所の整備

「保育緊急5か年計画」に基づき、認可保育所の整備を推進します。

・地域療育センター整備事業

障害児や発達に不安のある児童などが早期に療育を開始できる環境づくりを推進します。

V−2 子どもが生きる力を身につける
・地域等による学校運営への参加促進事業

保護者、地域住民、学校が一体となって学校運営に取り組むコミュニティ・スクールを各区に設立します。

・区における教育体制推進事業

区ごとに学校運営への支援や保護者・児童生徒からの教育相談、地域との連携強化等を進める体制を充実します。

V−3 生涯を通じて学び成長する
・生涯学習施設の整備事業

有馬・野川地区に地域の生涯学習拠点施設を建設します。

・生涯学習拠点施設の管理運営

有馬・野川地区生涯学習拠点施設を効率的に運営します。

・学校施設の有効活用事業

学校施設の地域開放及び有効活用を推進するとともに、夜間・土日等における地域主体の管理体制を整備・推進します。

基本政策W 環境を守り自然と調和したまちづくり

W−1 環境に配慮し循環型のしくみをつくる
・エコオフィス推進事業

市民や民間事業者に率先して、庁内の省エネやリサイクルなど環境配慮の取組を推進します。

W−3 緑豊かな環境をつくりだす
・生田緑地整備事業

優れた自然的環境の中にレクリエーション施設や野外博物館等が立地する多様な総合公園としての整備を進めます。

・菅生緑地整備事業

里山の自然的環境に親しめる宮前区市民健康の森として、市民との協働により整備を進めます。

・大小公園整備事業

地域の集い・憩いの場となる街区公園や景観に資する都市緑地等の整備を行い、うるおいのある空間の創出を図ります。

・市民農体験推進事業

農業者と連携して市民が「農」にふれる場づくりを推進します。

基本政策X 活力にあふれ躍動するまちづくり

X−1 川崎を支える産業を振興する
・川崎市地域商業振興ビジョン改定事業

「川崎市地域商業振興ビジョン」を改定するとともに、ビジョンに基づいた事業を展開します。

X−5 都市の拠点機能を整備する
・鷺沼駅周辺まちづくり調査事業

交通広場などの駅周辺の交通環境の向上に向けた検討などを進め、拠点地区の魅力の増進を図ります。

X−6 基幹的な交通体系を構築する
・道路改良事業(国県道)

都市活動を支える都市基盤としての国道・県道の整備を推進します。

街路整備事業

都市活動を支える都市基盤としての都市計画道路の整備を推進します。

基本政策Y 個性と魅力が輝くまちづくり

Y−3 多摩川などの水辺空間を活かす
・水路整備事業

水路の環境整備を図り、水辺との一体的な空間を創出し、水と緑のネットワークの形成に努めます。

基本政策Z 参加と協働による市民自治のまちづくり

Z−2 市民と協働して地域課題を解決する
・区役所等庁舎整備事業

区役所等庁舎の現状を踏まえながら計画的・効率的な整備を図ります 。

5 計画実施区域

区別計画実施区域