◎「禅寺丸柿」(ぜんじまるがき)」が国登録記念物に
登録されました。
禅寺丸柿(王禅寺原木)
禅寺丸柿は、建保
2
年(
1214
年)に現在の川崎市麻生区王禅寺地内、星宿山王禅寺の山中で発見され、日本最初の甘柿とされています。現在も王禅寺境内で原木が保存・生育されており、明治時代に誕生した柿生村の地名の元ともなり、古くより地域の人々の生活を支えてきました。
江戸時代には、現在の横浜地域や南多摩地域にも栽培は広がり、江戸に出荷されて地域経済を支える現金収入の大事な産物となっていました。明治時代になってからも土地の重要な産物として東京に出荷されており、明治
42
年
(1909
年
)
には、麻生区王禅寺の禅寺丸柿が明治天皇に献上されています。しかしその後は、新しい柿の品種の登場や、都市化の進展による柿の木の減少などにより、昭和
40
年の後半には市場から姿を消し始め、流通はなくなりました。現在では、禅寺丸柿を衰退から守るため、平成
7
年
(1995
年
)
に地域の人々により柿生禅寺丸柿保存会が結成され、禅寺丸柿を次世代に引き継ぐ活動を行っています。
この禅寺丸柿は、平成
19
年
7
月に国の登録記念物となりました
。