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世界科見学 -World inspection-


世界の給食−school lunch
 明治22年、山形県の私立小学校で昼食を与えたのが、日本における学校給食のはじまりといわれています。
 昭和29年には、「学校給食法」が公布され、法的に学校給食の実施体制が整いました。
 また、昭和51年度から正式に米飯が学校給食に取り入れられ、今日に至っています。
 では、世界の国々の学校給食事情はどうなっているのでしょうか。

韓 国
 日本の学校給食が戦後に本格化したように、韓国でも朝鮮戦争が終わった1953年、ユニセフなどの支援物資を供給されたのが学校給食の始まりだとされています。
 現在の韓国における学校給食は、教育的な意味合いが強く、全員で同じ物を食べることによる食生活指導等、日本の学校給食に通じるものがあります。
 韓国の学校給食法では、第6条で「学校給食は教育の一環として運営されなければならない」と規定されています。
 ソウルにある一般的な学校では、1〜3年生は牛乳給食、4〜6年生には完全給食が実施されています。
 まず2校時終了後の休憩時間に、全校で牛乳給食が実施され、4校時の終了後に給食が実施されます。
 献立は、1ヶ月間すべて違う献立となっていますが、必ずといっていいくらいに「キムチ」が登場します。その他は、ごはんが圧倒的に多い以外は日本とそれほど変わらず、スパゲッティやハヤシライス等のメニューもあります。

アメリカ
 アメリカの給食は、州や地域によって異なりますが、日本のように全員が同じメニューを食べる給食はほとんどなく、食べ物を自由に選ぶ「カフェテリア方式」を採用している学校が多くなっています。
 なお、「カフェテリア方式」でない場合でも、複数の献立から自分で食べたいものを選ぶ「選択制」の給食がほとんどです。給食を食べるのか否か、そして、何を食べるのかすべてが個人の選択に委ねられています。
 メニューについては、ハンバーガー、ピザ、フライドポテト、ホットドッグ、フライドチキン等ファーストフード系がほとんどです。
 また、飲み物もコーラ、ジュース等日本からすると給食とは考えられないものがほとんどのようです。

イギリス
 イギリスの学校給食の歴史は古く、1906年には学校給食法が制定されました。
しかし、1979年の行財政改革により無償の学校給食は廃止され、1992年から民営化されることになりました。
 現在、民間の給食会社が子どもたちに学校給食を提供していますが、学校によって給食費がまちまちであり、利用者も半分程度しかおらず、昼食持参者や昼食時に一時帰宅する児童の方が多いようです。
 イギリスの給食は、比較的さまざまな食品がまんべんなく提供され、栄養のバランスは良い方といえます。特色としては、じゃがいもとチーズの割合が多く、ベイクドポテトやシチュー等が人気のメニューです。

フランス
 学校給食発祥の国は、フランスであるといわれています。1720年に私立学校で給食が始まった記録が残されています。1849年には、学校給食が法制化され実施されていました。そして、1925年頃には、フランス全土で学校給食が実施されていました。
 現在では、給食にするか昼食を持参するかの選択制となっておりますが、一般的には学校給食を利用する児童の方が多くなっています。
 フランスのメニューは、「食」の国だけあって、前菜、メインディッシュ、パンやパスタの穀類、デザート、飲み物等フランス料理のフルコースになっています。
したがって、給食時間は、1時間半から2時間となっています。フランスでは、「食」は文化であり、給食とは食生活と人生を楽しむための儀式的なものとなっています。(うーん、さすがフランス‥おたよりマン)
参考文献:「なつかしの給食」アスペクト編集部編 (株)アスペクト発行
 
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