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沖縄民俗芸能

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2010年8月13日

沖縄民俗芸能

沖縄民俗芸能

保存団体

川崎沖縄芸能研究会

指定

県指定無形民俗文化財 昭和51年10月19日指定

解説

 川崎市における沖縄芸能は長い歴史をもつ。大正の頃、今の川崎区富士見1丁目に富士瓦斯紡績株式会社川崎工場がつくられた。その時、若い女性を全国から募集した。その中で最も多かったのが沖縄から来た人達であった。その後、沖縄からこれらの女性の親類縁者が移住し、彼等の間で故郷をしのぶ意味もあって沖縄芸能がしばしば行なわれた。それが今日の沖縄芸能のもとである。
 第2次世界大戦後、沖縄が米国の支配下となり、沖縄芸能の存続が心配されたため、川崎に沖縄芸能研究会が結成された。神奈川県は沖縄芸能の衰亡を心配し、国際的性格をもっていた神奈川県は沖縄芸能が本県のものではないが、沖縄芸能を日本の宝として守りたいという意味もあって、昭和29年(1954)県の無形文化財に指定したと聞く。その後、沖縄芸能研究会は年毎に会員を増し、現在も盛んに行なわれている。(※)
 川崎沖縄芸能研究会は沖縄古典芸能を中心とした研究団体で、沖縄芸能の基本的なものはほとんど伝えられている。沖縄古典芸能には古くからの神事舞踊、島々の民俗舞踊及び能や歌舞伎踊をとり入れたといわれるものがあり、まことに興味深い。劇的な内容をもった組踊り(1つ1つの踊りを組み合わせた踊り)、古典舞踊の老人踊・女踊・二才踊・若衆踊・雑踊などがあり、民謡音楽なども加わっている。
 神奈川県が指定した曲目を永田衡吉『神奈川県民謡芸能誌』からとり出して見ると、1、組踊…執心鐘入・銘苅子・手水の縁・花売の縁、2、古典舞踊…○老人踊…かぎやで風節(一名御前風)、○女踊…諸屯・伊野波節・作田節・月見踊・綛掛・四ツ竹、○二才踊…上り口説・下り口説・八重瀬万才・高平万才・久志万才・前の浜、○若衆踊…指手節、○雑踊…浜千鳥・天川踊・花風・鳩間節・谷茶前節・江間節、3、音楽…茶屋節・昔蝶節・長ぢゃんな節・仲節・十七八節・ぢゃんな節・首里節となっている。
 川崎の沖縄芸能は古典芸能の精神をくんで、その芸能も荘厳な踊りから軽快な踊りまでバラエティーに富んでいる。舞姿の美しさと独特な舞の型、特色ある音楽は魅力がある。楽器に太鼓・三味線・琴・笛などがある。劇的な内容をもつ組踊には「執心鐘入」のように、道成寺物語と内容のよく似たものがある。内容は沖縄の話で、宿にとまった若い男を宿の女が恋する。男は女から逃れ寺に逃げ込む。寺の僧は男を鐘の中に隠す。女は鬼となり、鐘の中に入る。僧が祈って鬼を退散させるもので、沖縄版道成寺である。老人踊の「御前風」は祝いの時、最初に踊られる気品の高い踊りである。女踊は「かせかけ」のように、恋人を慕って布を織る女性を表現した艶やかな踊りである。「二才踊」「若衆踊」は若者の踊りであり、雑踊は「谷茶節」のように、海辺の男たちが船をこぎ魚をとり、その魚を娘たちが売り歩く様を描いた軽快な踊りである。
 (※)昭和51年(1978)には県指定無形民俗文化財となっている。

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お問い合わせ先

川崎市 教育委員会生涯学習部文化財課

〒210-0004 川崎市川崎区宮本町6番地

電話:044-200-3305

ファクス:044-200-3756

メールアドレス:88bunka@city.kawasaki.jp