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令和2年版川崎市職員採用案内パンフレット「先輩からのメッセージ」全文版

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2020年3月1日

コンテンツ番号113579

このページでは、令和2年版職員採用案内パンフレットで紹介しきれなかった対談記事の全文版を掲載しています。

先輩からのメッセージ

誰もが経験を積んで一人前になります。
ここでは公務員としての職業人生のスタートラインだけでなく、ターニングポイントや仕事への想いについて先輩からのメッセージをお届けします。

先輩職員の杉田さん

野村 有紀子 課長補佐(写真中央)
経済労働局観光プロモーション推進課
(1996年入庁)

稲葉 理一郎 担当係長(写真左)
中原区役所地域振興課
(2003年入庁)

長瀬 優木 担当係長(写真右)
まちづくり局企画課
(2004年入庁)

現在、取組んでいる仕事と課題について

―今日は各部門で係長級として活躍されている皆さんから、川崎市への就職を考えている人に「10年後、20年後の姿」をイメージしてもらえるような話をお聞きしたいと思います。
まずは現在取組んでいる仕事について聞かせてください。

●長瀬:まちづくり局企画課で、まちづくりに関する事業の企画や調整を行っています。民間企業の方と一緒に仕事をすることも多いのですが、民間企業はどうしても、事業を利益に結び付けていく必要があります。そのため、さまざまな相手とお互いにWin-Winな関係が作れるようまちづくりを進め、生み出した価値を市民に還元できないかをいつも考えながら仕事をしています。

●稲葉:中原区役所地域振興課で「地域コミュニティ強化」という仕事をしています。タワーマンションエリアの世帯数が多く、既存の町内会に入りきれないため、新しいコミュニティのあり方を模索する、つまりモデルや正解がないため試行錯誤が重要な仕事だと思っています。大切なのは住民の方々に主体的に動いていただくこと。行政も含めてみんなで取組んで最適解に近づかなくてはいけなくて、「制度ではなくて風土」を作っていくという一面がある。やりがいもあるし、とても面白い仕事です。

●野村:経済労働局観光プロモーション推進課でインバウンド(訪日外国人観光客)を川崎市に呼び込むプロモーションや取組をやっています。現在、外国人観光客の消費は無視できない規模です。今後自治体としての経営戦略の中にも外国人による観光消費の獲得の重要性が大きくなるはず。外国人の方に訪れてもらえる魅力的なコンテンツを仕掛けてアピールすることを行っています。

―時代とともに行政のあり方、役割が変わってきているということをそれぞれのお仕事からも感じます。

稲葉担当係長

●稲葉:日本は自助、互助、共助、公助のうち、公助の比重が大きいと言われています。役所がしっかりやれるのは日本の強みでもありますが、これだけ多様化して先が見えない社会になってくると、今のバランスではいけない。意識も含めてみんなで変革する必要があるので全国的に悩んでいる、そういう時代です。また、住民と行政が一緒にまちを作っていくことが不可欠な時代なので、行政も住民も意識を変えなければいけない。今それを始めるべき過渡期に来ています。
入庁前は、正しく、速く言われたことをやれる、いわゆる受験勉強的な仕事の仕方が正しいと思っていましたがとんでもない。自ら問いを生み出せること、何が大事で何が最適解かを、周囲の人や地域の皆さんと一緒に作っていくということが求められるスキルに変わってしまった。しかし楽しんで仕事に向き合っていると思っています。

●野村:少子高齢社会に直面して、行政の在り方も変わってくるはずですが、どうすべきという答えはない。時代にあった新しい感性を持つ人達とともに作っていかなくては。過去を振り返って見本を探すことはできないので、自分達で考えなくてはいけない。だから、地域のみなさんと話し、わかりあいながら少しずつ前進していく取組み方が基本になってくる。これからの基礎自治体ってそういうところが面白いと思っています。

●長瀬:役所が「お上」という時代ではなくなりました。右肩上がりの時代は終わり、地域の課題も複雑化していて、簡単に解決できる課題は少なくなりました。課題を乗り越えていくには、行政内での職員同士の連携はもちろん、市民や企業など、多くの人たちと対等な立場で協力し合わないといけないと思っています。

なぜ川崎に?


―皆さんが川崎市を選ばれた理由は。

●長瀬:自分が小さい頃から住んでいて、川崎市に愛着や親近感を持っていたこともありましたが、民間企業とは違い、シンプルに人のために仕事ができること、また、より住民に近く、実際に事業としていろいろなことに取組める基礎自治体の方が楽しいと先輩職員の話もあり、国や県ではなく、川崎市を選びました。

●稲葉:皆さんそうだと思いますが、公務員になるかどうかと川崎市を選ぶかどうか、2つの段階があります。自分は答えの出ないことを考えながらディスカッションするということが好きだったので、さまざまな社会課題と向き合える地方公務員が面白いと考えていました。
当時「これからは地方の時代だ」と言われていたこともあって、広域の部分と基礎自治体の部分の両方を味わえる政令市がいいと川崎市を選んで、今でも正解だと思っています。

●野村:私の就職活動期はいわゆる超氷河期。親からは「一人で生活できる人間になりなさい」と育てられたのですが、公務員だった母親を見て、良くも悪くも選択肢が絞られたと思います。プライベートな経験の中でご縁も感じていた川崎市を選びました。
また財政的に、まちとまちの福祉を支え続けていくには、やはり産業と雇用をしっかり盛り立てていくことが大切。だから産業政策を実施できる都市で働きたいと思いました。これからの人口減少時代に備えて、力強い下支えを維持しながら歩み続けられる都市って産業都市・川崎じゃないかと思ったわけです。それが川崎市を選んだ理由です。

成長と変化

―次に、これまでのキャリアを振り返って、ご自身が成長し、働く姿勢に影響を与えた、ターニングポイントとなった業務や経験について教えてください。

●長瀬:これまで、異動のたびに異なる局に移っており、そのたびに、新たな人間関係の構築や新しい仕事の習得が求められ、大変な一面もありましたが、その分多くの知り合いができ、円滑な業務遂行にも役立っており、今となってはいい財産になっていると思います。
とりわけ影響を受けたのは、総合企画局企画調整課かなと思います。市の施策をまとめた総合計画の策定などに携わりましたが、有識者や市民、市役所内の多くの部署と調整する必要があるため、さまざまな分野の知識や経験を積んだ人が多く、川崎市が好きな人、仕事に一生懸命な人が集まっており、多くの刺激や影響を受けたと思います。大変な時期をみんなで乗り越えた一体感も良かったですね。
事業調整の際、事業を知らないと誰にも話を聞いてもらえないので、アンテナを広げて情報収集をきちんと行う姿勢も磨かれたと思います。

●稲葉:経済労働局工業振興課にいたときに2年間、経済産業省関東経済産業局に出向しました。自分はそこで大きく変われた実感があって、川崎に対する想いもより強くなった。関東経済産業局は1都10県を管轄する経産省の地方機関です。そこでは外側から、俯瞰して川崎を見るという経験ができ、川崎の強みや弱みがはっきり認識できた。川崎市という組織がそれだけで閉じているものではなくて、国、他の地域、企業と一緒に動いているという実感が得られる。問題意識の高いメンバーと議論を繰り返す中で、自然と視野が広がり、目線が引きあがっていくのを感じました。出向・派遣などの仕組の中で人事交流していくというのはとても大事なことだと思います。

野村課長補佐

●野村:ターニングポイントは2回あります。1つは国への出向と、もう1つは区役所の現場です。2年間の文部科学省への出向経験の中で、川崎に集積する400を超す研究開発機関の人材や知的財産を産業に活用できるようにしていくための仕組を学びましたが、ものすごく刺激的で素晴らしい経験でした。とことん議論する国の人達の中で考える力が鍛えられたと感じます。区役所では、子育て支援や地域包括ケアシステムの構築を、市民の皆さんと一緒になって課題を共有し、地域が変わっていく様を経験できました。顔の見える関係ができた市民の皆さんに恥ずかしくない仕事をしたいというモチベーションを新たに得たように思っています。


―野村さんは2人のお子さんがいらっしゃいますが、出産、子育ての経験が影響をもたらしたものもあるのではないですか?

●野村:出産、子育ての経験での影響で一番大きかったことは、自分の力だけではどうにもならない事柄があって、そういう時は素直に助けを求めるしかない、ということを学んだ点です。長く働く中では、出産や介護などいろいろなライフイベントが巡ってきます。そういう中で、自分だけではどうにもできない場面にも出くわすことになる。そういった中においても、キャリアデザインを自由に考えられるのが私たちの職場の良さ。その時々の自分にあわせた最適なものを選択できる。また、妊娠・出産は女性にしかできませんが、「育児」はパートナーと2人でできます。夫も育児休暇を取りましたが、仕事のパフォーマンスが向上し、複眼的な視野が得られました。また、育児中の期間は地域の事を知る絶好の機会。育児だけでなく、介護の期間も同様です。私たちは地域の暮らしと密接に関わる仕事をしているのだから、その期間を逆に活かせる事に目を向けて、自分の経験を大切にしてほしいです。

川崎市で働く魅力

―最後に、こんな人と一緒に働きたいということも含め川崎市で働く魅力をふまえて受験される皆さんへのメッセージをお願いします。

●長瀬:川崎市は、ポテンシャルいっぱい。都心や羽田空港に近く、すごく元気な都市。新たな取組をしようという人たちもたくさんいて、いろんなことにチャレンジできると思います。
どんな仕事でも、仕事で何かを成し遂げたとき、誰しもやりがいや達成感などを感じると思いますが、シンプルに、市民のために何ができるかということを考えることは民間ではなかなかできない。これはきっと行政で働く魅力だと思います。
また、私はこれまで4局の仕事を経験しましたが、川崎市の仕事は非常に幅広く、まだまだわからないことがいっぱいある。本当にいろんな仕事があって、入庁後でも自分に向いた仕事が見つかる可能性があるし、やりがいも探せばいくらでもあるし、やれば評価されるという実感もあります。川崎市の職員は、課題に対して「これは無理」というのでなく、「こうすればいいんじゃないか」と前向きに取組もうとする人であって欲しいし、そういう人と一緒に働きたいと思います。

●稲葉:川崎らしさ表す重要なキーワードの一つに「新陳代謝」があります。川崎は東京や横浜という大都市と隣接して、多くの変化に直面しながら成長してきた。それゆえ課題も山積していますが、その度にチャレンジしながら新しいものを取り入れ、新陳代謝を繰り返し乗り越えてきた歴史があります。これは今後も川崎市の風土として保ち続けたいし、そういう街から湧いてくる魅力をぜひ感じてほしいです。
また、私も「仕事に気持ちを込めよう」と教わってキャリアを重ねてきました。公園の専門家からも「その公園を一望するだけで、管理している人の愛情の注ぎ方がすぐわかる」という話を伺ったことがあります。例えば公園整備でも、制度を作る場合でも、自分の熱を入れ、気持ちを込めて考える。こうやったら喜んでもらえるか、これって本当にいいものかと考える。そういう形で仕事に対して気持ちや愛情を持つ姿勢が自然と外に現れるもの。それは仕事の一つ一つに当てはまると思うので、そういうふうに物事に対して真摯に向き合える人と、ぜひ一緒に仕事をしたいと思います。

●野村:最近の若い方の中には、家族を大事にしたい、就職したらすぐに結婚したいという人も多いと聞きます。学生の時からインターンシップ等の機会に恵まれていて、また、人生100年時代、セカンドキャリア等も見据えて長期的に「働く」ことを考える人も多いでしょう。先にも述べましたが、前例のない少子高齢社会に直面して、自分たちで答えを見つけていかなくてはいけない社会において、私たちの仕事は日常生活のほぼすべてに関わっているという事実に気付けば、公共のあり方や、これからの縮小社会の中での共生の役割分担など、考えるととても面白い。まさに壮大な社会実験です。時代にあった新しい感性を持ち、こうした課題に主体性を持って、ともにチャレンジしてくれる人と一緒に働きたいですね。

※組織名は在籍当時のもの

プロフィール


野村 有紀子 課長補佐
1996 衛生局感染症対策課
2000 総務局行政情報課  
2003 総合企画局(文部科学省派遣)
2005 経済局企画課
2008 係長昇任
2010 総合企画局神奈川口・臨海部整備推進室
2013 幸区役所こども支援室
2016 幸区役所地域ケア推進担当
2017 課長補佐昇任
2019 経済労働局観光プロモーション推進課


稲葉 理一郎 担当係長  
2003 健康福祉局療育福祉課
2007 麻生区役所総務企画課
2010 経済労働局工業振興課
    ※うち2年・経済産業省派遣
2013 総合企画局臨海部国際戦略室
2015 係長昇任
2016 臨海部国際戦略本部臨海部事業推進部
2018 中原区役所地域振興課


長瀬 優木 担当係長  
2004 麻生区役所総務企画課
2008 総務局人事課
2012 総合企画局企画調整課
2016 まちづくり局企画課
2017 係長昇任

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