富士電機製造製 175,000kW 蒸気タービン 低圧ロータ　（ふじでんきせいぞうせい 175,000kW じょうきたーびん ていあつろーた）

　昭和43（1968）年、富士電機製造（現・富士電機）によって、欧州系技術による初の国産化事業用タービンとして製作された、175MW串型3気筒再熱腹水タービンの低圧ロータ。反動タービン（蒸気が回転羽根中を流れる際の反動と衝撃により駆動するタービン）ならではの高効率と、頻繁な起動停止や負荷変化に対応できる柔軟な運転特性が最大の特徴。
　このロータは、東京電力 川崎火力発電所6号機として納入され、約40年間にわたって京浜工業地帯への電力安定供給に貢献した。

※非公開

川崎市川崎区田辺新田1-1
富士電機(株)川崎工場　白石地区内