さいわい広報特別号 2018(平成30)年9月13日発行 〔編集・発行〕幸区役所 〒212-8570川崎市幸区戸手本町1-11-1 幸区役所まちづくり推進部企画課 пF044-556-6612 FAX:044-555-3130 ホームページ:http://www.city.kawasaki.jp/saiwai/ ひとも、どうぶつも、幸せに生きるために〜人と動物が共生する心豊かなまちを目指して〜 川崎市では、動物を通じて人々の笑顔があふれ、幸せを感じることができる「人と動物が共生する心豊かなまち」の実現を目指しています。 そのためには、地域で暮らす皆さんが動物への理解を深めることが大切です。 ペットを飼っている人もそうでない人も、身近な動物との暮らしについて、考えてみませんか。 動物愛護フェアかわさき2018〜動物はみんなともだち地球の仲間〜 9月17日(祝)10時〜15時 荒天中止 場所:幸区役所・幸市民館 問い合わせ先 健康福祉局生活衛生課(動物愛護フェア2018実行委員会)Tel:200-2449 Fax:200-3927 9月20日から26日は動物愛護週間です。イベントに参加して動物たちと親しみ、理解を深めてみませんか。 動物の譲渡 病気の予防 動物のための防災備蓄 犬・猫譲渡会 盲導犬・聴導犬の実演 獣医さん体験 映画「SING」上映 寄席(動物落語) 集まれ!アニマルキッズ ペットの防災コーナー 他にもたくさんのイベントがあります。イベントスケジュールなどの詳細は「川崎市動物愛護フェア」で検索 2、3面------------------------------------------------------------ 考えよう!ペットとの暮らし 可愛いペットは私たちの心を癒してくれますが、飼い主や世話をする人次第でご近所の迷惑となってしまいます。 動物とともに地域で明るく楽しく暮らすために、ルールやマナーを正しく守りましょう。 問 区役所衛生課 Tel 556-6681、Fax 556-6659 地域からも愛されるワンちゃんに 糞や尿は自宅で済ませるよう習慣づけましょう。外でしてしまった場合にはきちんと始末しましょう。 散歩のときなどは必ずリードをつけましょう。公園や河川敷などでも犬を放してはいけません。 鳴き声などで近隣に迷惑をかけることのないように、日ごろからしつけをしましょう。 犬との接し方を通じて、子どもたちに命の大切さを知ってもらうため、幸区では動物愛護啓発冊子「ワンコからのてがみ」を作成し、区役所で配布しています。区HPからもダウンロードできます。 猫との幸せな暮らしのために 猫は屋内で飼いましょう。外に出すと交通事故などで猫にとって危険なだけでなく、ご近所の迷惑にもなります。 屋内飼いでも、もしものために飼い主の氏名や電話番号を記入した迷子札を付けましょう。川崎市オリジナルの迷子札を区役所で無料配布しています。 望まない繁殖を防ぐため不妊去勢手術をするのも一つの選択肢です。病気の予防にも効果があります。 知っていますか?地域猫活動 地域の人たちが飼い主のいない猫に不妊去勢手術やエサの管理、清掃などを行うことで猫によるトラブルを減らし適切に管理する活動です。 地域の理解を得ることが必要になります。市では今年から地域猫活動のサポーター制度を導入しています。 無責任なエサやりはやめましょう。周囲の人の迷惑になります。 ペットは家族。さいごまで一緒に 動物は私たちと同じように命ある存在です。飼い主にはペットを最後まで愛情をもって世話をする責任があります。ペットを飼う前には、次のことについて確認しましょう。 そのペットを飼える住宅ですか? 飼いたい動物の特性や飼い方を調べましたか? 毎日欠かさず世話に時間と手間がかけられますか? 家族みんなが飼うことに賛成して協力できますか? ペットの寿命やかかる費用を考えたライフプランを立てていますか? 万一飼えなくなった時のことを考えていますか? ペットとの明るい暮らしを送るためのポイントを記載した冊子やチラシを区役所などで配布しています。 幸区「かわさき犬・猫愛護ボランティア」からのメッセージ 西脇さん 野良猫の問題を解決するためには地域に住む皆さんの理解が必要です。 自分たち自身の問題だという意識をもち、地域猫活動やTNR(猫を捕まえて不妊去勢して元に戻す)などの取組を知って、一緒に考えていただきたいと思います。 餌をあげることだけが可愛がることではありません。猫が嫌われ者にならないよう、面倒を見る人が責任を持つ必要があります。 中村さん 犬は、最初は小さくてもすぐに成犬になります。病気にかかることもあるし、いいときだけでもありません。 迎え入れるときには最期まで面倒を見る覚悟をもってほしいと思います。 犬は、話はできなくても、目を見れば感情が伝わる優しくけなげな動物です。家族の一員としての心をもって最期まで優しく接してください。 備えていますか?ペットの災害対策 災害発生時には、飼い主は責任をもってペットを守るほか、他の避難者の迷惑にならないように努めなくてはなりません。 日ごろからペットのしつけや健康管理を適切に行い、災害に備えましょう。 飼い主のための防災手帳や災害対策ガイドを区役所などで配布しています。 日常の備え キャリーバックやケージ内での生活にならしましょう。 幼少期から社会になれさせ、無駄吠えなどをしないようしつけましょう。 ワクチンやノミ・ダニ駆除の実施などの感染症予防や、持病や常備薬の確認・記録など健康管理をしましょう。 鑑札(犬)やマイクロチップ、迷子札などを付け飼い主が分かるようにしましょう。 ペットの防災用品の準備 餌と水(最低5日分) ドライフードなど長期保存が可能なものを用意しましょう。 リード・キャリーバック・ケージなど 過酷な状況でペットが興奮して人を襲うことも考えられます。 トイレ用品(糞取り袋、ペットシーツ、新聞紙) 周囲に迷惑をかけないため、糞尿の始末は必須です。 食器・ポリ袋 食器は使い捨てのものがよいでしょう。 保温材・保冷材 防寒など体温管理が必要な場合があります。 補助犬について知ろう 補助犬(身体障害者補助犬)とは目や耳や手足に障害のある人の生活をお手伝いする「盲導犬」「聴導犬」「介助犬」のことです。 補助犬は身体に障害のある人の自立と社会参加に欠かせない存在です。 盲導犬 目の見えない人、見えにくい人が安全に歩けるようにサポートします。ハーネス(胴輪)をつけています。 聴導犬 音が聞きこえない、聞こえにくい人に、生活の中の必要な音を知らせます。“聴導犬”と書かれた表示をつけています。 介助犬 手や足に障害のある人の日常の生活動作をサポートします。“介助犬”と書かれた表示をつけています。 補助犬ユーザーと補助犬はどこでも一緒 補助犬の同伴は、法律でさまざまな場所で受け入れるよう義務づけられています。「犬だから」という理由で受け入れを拒否しないでください。 ※補助犬の同伴を受け入れる義務のある施設 公共施設、公共交通機関(電車、バス、タクシーなど)、商業施設、飲食店、病院、ホテルなど 仕事中の補助犬への接し方 仕事中の補助犬には、話しかけたり、じっと見つめたり、勝手に触ったりするなど、気を引く行為をしないようにしましょう。 また、補助犬に食べ物や水を与えないようにしましょう。 4面------------------------------------------------------------ 〜人と動物が共生する心豊かなまちを目指して〜 川崎市動物愛護センターが生まれ変わります 動物愛護センターは、平成31年2月に高津区蟹ヶ谷から幸区に隣接する中原区上平間に移転し、区民にとってより身近な施設になります。 新しいセンターはさまざまな主体と連携・協働し、「いのちを学ぶ場」・「いのちをつなぐ場」・「いのちを守る場」の3つの役割を果たし、動物を通じて、誰もが集い、憩い、学べる交流施設をめざしています。 問い合わせ先  健康福祉局生活衛生課 Tel:200-2449 Fax:200-3927 健康福祉局動物愛護センター Tel:766-2237 Fax:798-2743 ひと・どうぶつ MIRAIプロジェクトキャラクター まなぶ まもる つなぐ ひと・どうぶつMIRAIプロジェクト 人と動物が共生する地域社会の実現に向け、多様な主体と連携してさまざまな取組を進めるプロジェクトです。 いのちを学ぶ 動物を身近に感じることで「いのち」を大切にする気持ちを育む場です。 いのち・MIRAI教室(動物愛護教室) 子どもたちに命の大切さを実感してもらうための授業を行います。これまで小学校などで行っていた訪問型教室に加え、新センターでも実施できるようになります。 サマースクール 動物愛護センターの仕事体験や、職員による施設案内、動物が収容されている場所の見学などができます。今後は参加可能人数などを拡大して実施する予定です。 いのちをつなぐ 保護動物の譲渡を推進するとともに、動物との正しいかかわり方を学ぶ場です。 動物の保護 保護した動物を愛情を持って面倒を見ています。カルテをつくり、餌もそれぞれの個性に応じて変えています。新しい施設になり保護動物もより快適な環境で過ごすことができます。 動物の譲渡 毎月第3日曜日に保護動物の譲渡会を開催しています。新センターでは、犬や猫との暮らしを想像しながら飼い主とのマッチングや適正飼養の啓発ができるように、一般家庭の部屋を模した行動観察室(仮称)を設置します。 いのちを守る 動物由来の感染症のまん延予防や災害時に必要なものの備蓄などをする場です。 病気の予防 感染症の研究・調査などを行います。動物のしつけ方や感染症の知識などを啓発する適正飼養啓発室も新設します。 動物のための防災備蓄 災害に備え、ケージやペットシーツ、リード、エサなどの備蓄をし、災害時の対応の拠点となります。